2016年10月7日(金)から「勇者ヨシヒコ」シリーズの第三弾「勇者ヨシヒコと導かれし七人」の放送が開始されます。
2011年にシリーズ第一弾「勇者ヨシヒコと魔王の城」が放送され、定番の人気ドラマとなった「勇者ヨシヒコ」。シリーズ。
シリーズ化してから長いため、そもそもなぜヨシヒコが旅に出たのか、当初の目的すら忘れている方も多いことでしょう。
そこで、この記事ではヨシヒコが最初に旅に出た理由、そしてその後も旅を続けている理由をまとめます。
旅立ったまま行方不明・勇者テルヒコ
ヨシヒコ(山田孝之)が旅に出たのは、シリーズ第一弾「勇者ヨシヒコと魔王の城」の第1話のことでした。
ヨシヒコの故郷・カボイ村では謎の疫病が蔓延し、村人が次々に命を落としていました。そこでヨシヒコの父・勇者テルヒコ(きたろう)は「幻の薬草」を求めて旅に出たのですが、半年を過ぎても村に戻らず、ますますカボイ村は窮地に立たされてしまいます。
いざないの剣
困った村の長・オザル(志賀廣太郎)は村の若い衆を集め、岩に刺さったまま抜けない「いざないの剣」を引き抜いた者を勇者として認定し、旅立たせると宣言します。
内心旅に出たくないため手抜きをする村の衆をよそに、ヨシヒコは見事に剣を引き抜き(というより剣が勝手に倒れた)、晴れて(?)ヨシヒコはテルヒコならびに「幻の薬草」を探す旅に出発することになるのです。
あっさり旅の目的を達成
村を救うという大義名分を持ち、覚悟を持って旅に出たヨシヒコでしたが、その目的は第1話にてあっさり達成されてしまいます。
道中でダンジョー(宅麻伸)、ムラサキ(木南晴夏)、メレブ(ムロツヨシ)と出会い、父探し・薬草探しにますます意気込むヨシヒコでしたが、その直後、道端で父・テルヒコとバッタリ遭遇します。
村の英雄と思われたテルヒコは、ヨソに若い女を作り(すでに妊娠中)、気まずくなって村に帰れなくなっているとのこと。幻と思われた薬草もあっさり大量に入手しており、テルヒコはヨシヒコに薬草を村に届けるよう頼みます(※自分は帰る気毛頭無し)。
これから始まるであろう長い旅を予感していたヨシヒコ一行は、あっさりと旅の目的が達成されてしまったことに唖然。白けた一行はこれにて解散、と相成るところでしたが、ここで頭上に登場したのが「仏」(佐藤二朗)でした。
仏は「いざないの剣」を手にしたヨシヒコに対し、「下界に降り立った魔王を倒す」という使命を与えます。仏によれば疫病は魔王の仕業であり、魔王の手から下界を救うことこそが、勇者ヨシヒコに課せられた使命だとのこと。
一度は旅モードになりながら肩すかしを食らったダンジョー、ムラサキ、メレブはこのお告げがちょっと嬉しそうで、引き続きヨシヒコと旅を続けることを了承するのでした。
※シリーズ2作目「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」は1作目から100年後のヨシヒコたちの旅が描かれます。この2作目で再び旅に出る経緯は、別の記事でまとめたいと思います(準備中)。