朝ドラ「ばけばけ」阿佐ヶ谷姉妹が語りを担当 蛇と蛙のキャラクターのモデルと由来は?

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NHK連続テレビ小説「ばけばけ」では、語り(ナレーション)を人気お笑いコンビ「阿佐ヶ谷姉妹」の二人が担当。ヘブン邸の庭にいる「蛇(渡辺江里子)」と「蛙(木村美穂)」がトキ・ヘブン夫妻を見守りながら語りを行っていきます。

この蛇と蛙という設定は小泉八雲邸の庭に居たという蛇と蛙がモチーフになっており、そのエピソードは八雲の優しい人柄を今に伝えるものとなっています。

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阿佐ヶ谷姉妹が担当 蛇と蛙の語り

「ばけばけ」第1話は、トキ(髙石あかり)がヘブン(トミー・バストウ)に怪談を語り聞かせる真夜中のシーンからスタート。ヘブン邸の庭にいる「蛇と蛙(CGアニメーション)」が二人の様子を見守りながら会話(語り)を繰り広げています。

今作で語りを担当するのは、人気お笑いコンビ「阿佐ヶ谷姉妹」の二人。蛇を渡辺江里子が、蛙を木村美穂が演じています。

「ばけばけ」の脚本を担当している脚本家・ふじきみつ彦氏は、好評となったNHKドラマ「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」の脚本執筆を担当しています。

阿佐ヶ谷姉妹は、自著エッセイ「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」を良作ドラマに仕上げてくれたふじきみつ彦氏に対し大きな恩義を感じており、今回の語り役の抜擢に張り切っているそうです。

語りの録音は、阿佐ヶ谷姉妹の二人が一つの部屋に入り、お互いに立って向かい合いながら会話をするという形式で進行しているとのこと。気心を知り尽くした仲良しの二人が安心感を持ちながら録音作業を進めているとのことで、その空気感がドラマにも好影響を与えていきそうです。

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なぜ蛇と蛙?モチーフは小泉八雲邸に居た蛇と蛙

なぜ阿佐ヶ谷姉妹が蛇と蛙を演じているの?と疑問に感じた方も多いことでしょう。

この蛇と蛙のキャラクターは、小泉八雲・セツ夫妻が暮らした島根県松江市の小泉八雲旧居の庭に居た蛇と蛙がモチーフになっているようです。

2024年1月5日に放送されたNHK情報番組「列島ニュース・2時台」では、この蛇と蛙に関するエピソードを小泉八雲のひ孫・小泉凡さんが紹介しています。

この日の「列島ニュース・2時台」では、「ばけばけ」主演俳優の髙石あかりとトミー・バストウが本格的に朝ドラ撮影に突入する直前に松江を訪問し、松江の空気感を肌で感じたツアーの様子が取材されています。

ツアーの最後に今も残る小泉八雲旧居を訪問した二人に対し、小泉凡さんは旧居の庭に居たという蛇と蛙のエピソードを嬉しそうに語っています。

庭に今も残るシイの木。その幹の中ほどには大きな穴が空いているのですが、そこに当時は蛇が住んでいたんだそうです。

この蛇は、庭の池にいる蛙を食べようと穴から虎視眈々と狙っていたそうですが、それを見た八雲は蛇に向かって自分の食べ残しの肉片を投げつけたのだとか。

蛇が肉片に夢中になっている間に、蛙は池に飛び込んで助かる…蛇もお腹いっぱいになって満足…。蛇も蛙も両方を助ける、実に八雲らしい優しいエピソードです。

このエピソードをもとに、脚本家のふじきみつ彦氏が「阿佐ヶ谷姉妹による蛇と蛙の語り」を思いついたようですね。

▼今も残る小泉八雲旧居(島根県松江市北堀町315)。八雲とセツが暮らしたこの家の庭に居たのが、蛇と蛙でした。

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