朝ドラ「ばけばけ」新聞記者のイライザ・ベルズランド(シャーロット・ケイト・フォックス) モデル人物は?

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NHK連続テレビ小説「ばけばけ」でシャーロット・ケイト・フォックスが演じる新聞記者 イライザ・ベルズランドについてまとめます。

イライザは、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)がアメリカ時代に想いを寄せていたとされるエリザベス・ビスランド(Elizabeth Bisland)という実在の女性がモデルになっています。

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【ばけばけ】ヘブンの憧れの女性 イライザ・ベルズランド

松江中学校の英語教師として赴任したレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)には、アメリカ時代から想いを寄せていた憧れの女性がいました。

そのお相手・新聞記者のイライザ・ベルズランド(シャーロット・ケイト・フォックス)はヘブンの新聞社時代の元同僚で、ヘブンに日本での現地取材を提案した人物でもあります。

ヘブンは松江に滞在中、イライザに日本での日々の出来事などを綴った手紙を送り続けます。

やがてヘブンは、自身の身の回りの世話の仕事を引き受けてくれたトキ(髙石あかり)と心を通わせるようになります。トキも次第にヘブンのことを意識するようになっていきますが、ヘブンの背後にイライザの存在を感じて戸惑いを見せることになりそうです。

第13週では、来日したイライザが松江を訪れてヘブンと再会します。イライザはヘブンに対して恋愛感情らしきものを抱いているようですが、ヘブンはトキと仲睦まじい様子を見せており…。

▼2014年、NHK朝ドラ「マッサン」のヒロイン・エリー役に大抜擢されたシャーロット・ケイト・フォックス(40歳・アメリカ合衆国出身)。その後も「京都人の密かな愉しみ」「べっぴんさん」「名探偵キャサリン(主演)」「大河ドラマ いだてん〜東京オリムピック噺〜」などの日本のドラマに出演をしています。2018年に結婚し翌年には男児を出産。その後に第2子、第3子も出産し芸能活動をセーブしていましたが、「ばけばけ」で5年ぶりのドラマ出演が決定し、撮影のために来日をしています。

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【史実モデル】小泉八雲(ハーン)の元同僚・エリザベス

シャーロット・ケイト・フォックスが演じる新聞記者、イライザ・ベルズランドは、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が憧れを抱いた友人、エリザベス・ビスランドがモデルになっています。

最初の結婚に失敗し、何もかもが嫌になってアメリカのシンシナティからニューオリンズに移り住んだジャーナリスト時代のラフカディオ・ハーン(後の小泉八雲)。

1881年12月に南部最大の新聞社「タイムズ・デモクラット社」に入社すると、そこで良き編集長に恵まれ、東洋の神話や文学についての記事など自分が書きたい文章を書けるようになり、周囲から高い評価を得ていきます。

この時期、ハーンは「死せる愛」と題された散文詩のような美しい文章を新聞に書いていますが、これを読んで感激をし「タイムズ・デモクラット社」の門を叩いたのが、美しく知的な女性記者、エリザベス・ビスランド(Elizabeth Bisland)でした。

ハーンを師と仰ぎたいといって会社に直接会いに来たエリザベスは、持ち前の行動力そのままに「タイムズ・デモクラット社」の記者となり、ハーンの同僚となっています。

【史実モデル】長き親友となるハーンとエリザベス

「タイムズ・デモクラット社」の記者になったエリザベスは、徐々に書き手として成功の階段を登り、次第にニューオリンズの社交界の花形といえる存在になっていきます。

ハーンは美しく才能豊かなエリザベスと親交を深め、彼女に異性として惹かれていたともされます。しかし、ハーンは一度目の結婚に失敗したことや、そもそも左目を失明したことによる容姿のコンプレックスなどもあり、特定の女性と深い関係になることを避けるようになっていました。

結局ハーンがエリザベスと恋人関係になることはありませんでしたが、二人の微妙な関係はハーンの来日後も「男女の友情」という形で続いています。

ハーンは来日直後、横浜でミッチェル・マクドナルドという海軍の主計官に会いに行き、日本で彼と交友を深めています。この出会いは、その直前に雑誌社の取材で来日していたエリザベスがマクドナルドと知己を得て、ハーンに紹介状を書いてくれたお陰でした。

ハーンは日本に渡った後もエリザベスと頻繁に手紙のやり取りを続け、時にエリザベスがハーンの仕事の相談に乗るなど、二人は生涯にわたり温かい友情を結んだとされます。

アメリカに残ったエリザベスは後にニューヨークで記者として成功し、大富豪と結婚。ハーンのエリザベスに対する淡い恋は結局実ることはありませんでしたが、ハーンは松江の地で小泉セツという運命の女性と出会うことになるのです。

こうした史実をモチーフに、「ばけばけ」ではトキ、ヘブン、イライザ、それにトキの「婿様」だった山根銀二郎(寛一郎)の四角関係が描かれていきます。

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