TBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」第8話から、中川大志が演じる椎名展之(しいな・のぶゆき)という青年が登場します。
椎名展之は原作小説の後半でも頻繁に登場しており、相続馬限定馬主になった中条耕一に良くも悪くも大きな影響を与えていきます。ドラマ後半のストーリーを大きく突き動かしていくであろう椎名展之の人物像、耕一との関係性などをまとめます。
椎名氏の息子・椎名展之 若くして馬主資格をクリア
▼TBS系日曜劇場は2022年の「オールドルーキー」以来の出演となる中川大志。
日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」第8話では、山王社長の長年のライバルであった馬主・椎名善弘(沢村一樹)の息子である椎名展之(中川大志)が登場します。
展之は、亡き山王社長の遺志を継いで相続馬限定馬主となった中条耕一(目黒蓮)のライバルとなり、耕一に大きな影響を与えていきそうです。
ドラマ公式ホームページに掲載された椎名展之の人物紹介は以下の通り。
椎名の息子で、椎名とは別の会社のCEO。所得や総資産に厳しい条件がある馬主登録の要件を満たし、若くして父と同じ馬主になる。
展之は若くして厳しい馬主の登録資格(2年連続で1700万円以上の所得、7500万円以上の資産を保有)をクリアし、父・善弘の後を追うように馬主の世界に飛び込んでいます。
相続馬限定馬主となった耕一は栗須に連れられて北陵ファームのセリ市を見学すると、そこで自分が見初めた新馬を競り落とした椎名展之と知り合うことになります。
展之は生粋のボンボンとはいえ、父とは別の会社でCEOにのぼり詰めるなど有能であり、馬に対する見識も豊富です。
耕一は自分と同年代ながら競馬界の古い慣習を打ち破ろうとしている展之の考えに触れると、次第に展之に心を許していくようになります。耕一は、展之から誘われた「若手馬主の会」で出会った若い馬主たちの先進的な考えに傾倒していき…。
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耕一の良きライバル、友人に 展之に傾倒しすぎて栗須と疎遠に?
中条耕一の良き友人、良きライバルになっていくことが予想される椎名展之。原作小説でも椎名展之は物語後半から登場し、相続馬限定馬主になった耕一に大きな影響を与えています。
以下、原作小説から椎名展之の人物像や物語で果たす役割などを抜粋しておきます。
椎名展之は耕一とほぼ同年代(耕一の一歳年上で、初登場時は25歳)であり、馬主としてデビューしたばかりの若手です。展之はいつも寡黙で冷静な父とは違いよく喋る男であり、初対面の耕一に対しても展之は馴れ馴れしく接していきます。展之は同年代のオーナーである耕一のことを以前から注目していたようです。
展之はロイヤルホープ産駒の新馬を安価で競り落としてソーパーフェクトという仰々しい名前を付けて耕一を挑発したり、自身が担当しているスポーツ新聞のコラム「道楽息子の馬主万歳!」で耕一のことをこき下ろしたりと、何かと耕一を意識した行動を見せていきます。
当初は軽薄で好戦的な展之に対し距離をおいていた耕一ですが、次第に展之のペースに巻き込まれるかのように展之と親交を深めていきます。
競馬に対する深い見識を持ち、古い慣習に囚われている競馬界を変えたいと息巻く展之のことを、耕一は良き友人として信頼していくようになるのです。
すっかり仲良くなった展之と夜な夜な歩き回り、栗須との間に少しずつ溝ができていく耕一。展之との時間が楽しくなる余りチームロイヤルとの関係性を軽視するような行動を見せるなど、展之と関わり始めた耕一は周囲の大人たちをヤキモキさせていきます。
展之の馬主としての大目標は、有馬記念を制覇すること。展之所有のソーパーフェクトは、山王社長の遺志を継いでロイヤルファミリーで有馬制覇を狙う耕一の大きなライバルとなっていきます。
原作通りの設定であれば、展之は耕一に良くも悪くも大きな影響を与え、ドラマ後半のストーリーを大きくかき乱していく存在になりそうです。山王社長と椎名氏の間で長年続いたライバル関係が、今度は耕一と展之へと引き継がれていきそうです。

