NHK連続テレビ小説「ばけばけ」第7回で、トキが親戚のおじさん・雨清水傳とランデブー(逢い引き)をした清光院。
怪談「松風」の舞台である松江市の清光院を二人が訪ねるというこのシーンですが、撮影自体は実際の清光院ではなく滋賀県大津市の安楽律院(あんらくりついん)で行われています。
傳とトキがデート 怪談松風の舞台「清光院」へ
📷#ばけばけオフショット
— 朝ドラ「ばけばけ」公式 放送中 (@asadora_bk_nhk) October 6, 2025
トキと傳さんは、「松風」の怪談の舞台・清光院へ。
怪談とは、怖いだけでなく寂しいもの。
その場に行くことで松風の怪談がより鮮明に感じられる、素敵な時間を過ごしました。#髙石あかり #堤真一#ばけばけ pic.twitter.com/KIFA5rPqim
ある日のこと。織物工場で働いていたトキ(髙石あかり)を、工場の経営者で「親戚のおじさん」である雨清水傳(堤真一)が「ランデブー」に誘います。
二人が向かったのは、怪談「松風」の舞台として有名な松江の古刹・清光院(せいこういん)でした。遊女の松風が嫉妬に狂ったお侍さんに追われ、石段を登って逃げた末に境内の井戸の近くで斬り殺されてしまった…。そんな伝説が残る古いお寺です。
傳はトキが大の怪談好きであると知った上でこの清光院に誘ったのでしょう。「松風」の舞台に来たと知って大喜びするトキに対し、傳はタエ(北川景子)が用意するというお見合いの話を持ちかけています。
※清光院のシーンは第2週で再び登場する予定です。トキは見合い相手の山根銀二郎(寛一郎)に誘われて清光院を訪れると、二人は怪談話で盛り上がり、このお寺ですっかり意気投合することになります。
▼遊女・松風が必死に駆け上がった?清光院の長い石段。「ばけばけ」に登場した苔むす石段とは違いますね。
▼現在の松江・清光院のお堂(島根県松江市外中原町清光院下)。明治時代の古刹のシーンにしては少し真新しく見えるためか、後述するように撮影はこの場所ではなく滋賀県篠山市の安楽律院で行われています。


ロケ地は滋賀県篠山市の安楽律院
虚ろな空間。安楽律院。 pic.twitter.com/PKYROrcv6n
— 旅月庵 (@ryogetsuan) November 14, 2024
怪談「松風」の舞台として知られる松江市の古刹・清光院(曹洞宗)。
第2週で傳とトキが清光院を訪ねるシーンは、実際の清光院ではなく滋賀県大津市坂本本町4239にある安楽律院(あんらくりついん)で行われたようです。
985年(寛和元年)、叡桓によって創建された安楽律院。恵心僧都などが隠棲したことでも知られ、江戸時代には僧侶の妙立、霊空らが厳しい戒律主義を唱導し、その一門を安楽律と呼びここに住したとされます。
1949年(昭和24年)には放火により出火し、本堂や鐘楼など多くの建物を失っています。映画「るろうに剣心 3部作」のロケ地にもなったことで知られます。
▼第2週の撮影協力クレジットもにも登場していた「滋賀ロケーションオフィス」の公式X(旧ツイッター)が、ロケ地情報を公開しています。松風の血の付いた井戸はセットのようですね。
「#ばけばけ」第7回 清光院のシーンは、滋賀県大津市の安楽律院で撮影が行われました🎥
— 滋賀ロケーションオフィス (@ShigaLocation) October 6, 2025
トキが開いた扉の先には…ご本尊がございます✨
井戸は美術で設置されていますが、作り物とは思えない自然さです…😮
▶ロケ地情報(随時更新)https://t.co/sJA8DEFy6D#ばけばけ滋賀ロケ地 #髙石あかり https://t.co/6RZ2zVpsmz pic.twitter.com/PaZi8FVRAl
▼傳とトキが登った古い石段は、安楽律院内にあるこの石段ではないかと思います。