【ごちそうさん】大阪編・西門家の家族構成 悠太郎が抱える複雑な家庭事情とは?

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「ごちそうさん」東京編で、川にダイブからの決死のプロポーズを敢行しため以子(杏)に対し、あっさりと「お断りします」と返答した西門悠太郎(東出昌大=通天閣)。悠太郎の本心としてはめ以子に気があると思われるのですが、どうやら「西門家の複雑な家庭事情」を慮ってのお断りだったようです。

複雑な家庭事情って??気になるところです。西門家の家族構成をまとめておきたいと思います。※この記事は物語の進行とともに、少しずつ加筆、修正を加えています。

西門家家族構成
▲西門家家族構成トイレ風アイコン化(笑)。女の園です。

なお、西門家は大阪の旧家という設定になっており、自由な気風の東京・卯野家で育っため以子にとっては、これまでと180度真逆の環境になります。そして、西門家は旧家といえ多額の借金を背負っており、この事実が家庭内に様々な問題を引きおこします。

▼ネタバレ上等!という方は、ノベライズで先々の話が読めてしまいます。

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目次

事情1 母(継母)・静は「着道楽」で散財

まずは、悠太郎の「母」の静(宮崎美子)。母と言っても静は悠太郎の父親と再婚した、いわゆる継母です(悠太郎の母は大阪の大火で亡くなっている)。三味線のお師匠さんでもあり、性格は一見すると穏やか、にこやか。人当たりも良いようです。ただし、笑顔の裏、腹の中には沸々と煮えたぎる何かが…?

静は、嫁ぎ先から出戻りした悠太郎の姉・和枝(静にとっては義理の娘)に家庭の主婦の座を奪われ、その鬱憤晴らしか「着道楽」に走ります。この道楽による散財もあり、西門家の苦しい台所事情にめ以子は悩まされることになります。

大阪編のスタートでは姉・和枝の強烈な嫁イジメにばかり目が行ってしまいますが、このお静さんをよーく観察していると、何だかわざと争いが勃発するようにけしかけている?何か腹黒なものがあるように見えます。それというのもお静は、後妻として西門家にやってきたものの居場所を得られず、鬱屈した日々を送ってきたから。その原因、和枝とのバトルはエスカレートしていきます。同時に、家を出てしまった夫・西門正蔵との関係も描かれます。

事情2 姉・和枝はめ以子をいじめる その原因は

大阪編が開始されて最も衝撃的な登場人物となるのが、悠太郎の姉・和枝(キムラ緑子)でしょう。嫁いだ先で子供を亡くし、その後離縁。西門家に出戻りしてきました。

家事を取り仕切る和枝は、事あるごとにめ以子につっかかり、朝ドラとしてはかなり強烈なイヤミ、嫌がらせを連発。め以子をいびり倒します。め以子の作った料理が気に食わずお膳をひっくり返したり、ぬか床を塩まみれにしたり、やり過ぎ感満載のイジメっぷりです。

母・静ともバトルが勃発し、視聴者からかなり反感を買いそうな人物設定でしたが、め以子の奮闘もあり、少しずつ彼女の過去が明らかになっていきます。

和枝は決して悪人ではありません。かつて息子を不慮の事故で亡くし、それもあって嫁ぎ先から離縁されたことに傷つき、引きずっています。根はとても几帳面で真面目。生活が苦しい一家を株式投資で支えるなど、苦労人でもあります。ようやく良縁に出会ったと思った「安西教授」から投資詐欺をされるなど、不幸が続きます。

事情3 大人しすぎる妹・希子

大阪編開始当初は、西門家の末っ子・希子(高畑充希)は強烈な義母と姉に挟まれて、ずいぶんと大人しい女性でした。座敷童のごとく黙っており、家の中でも存在感が希薄、思ったことを口に出来ない少女でした。

家事もこなせず、何をやっても不器用。そして、強烈な家庭を見ているせいか、結婚には後ろ向き。和枝が持ってきた縁談も断りきれず、困惑してしまいます。その一方、外に出てお勤めをしてみたいと密かに思っているようです。

め以子がやってきたことで、希子に変化が訪れます。少しずつ心を開き、自分の考えを伝えられるようになっていきます。

希子が明るい性格に変わったのが、喫茶「うま介」の宣伝のために街なかで歌を歌ったこと。希子は唄が大変に上手いという才能があったのです。演じる高畑充希も歌手として活動しており、歌唱力はかなりのもの。明るくなった希子はめ以子の良き理解者として、西門家でも存在感を増していきます。

事情4 父親不在の西門家 実はほうるもんじいさんが父だった

以上の女性三人に悠太郎、嫁いで来ため以子を加えた5人が、西門家で生活を送るメンバーです。それに、和枝と悠太郎の間に四人の女姉妹がいるようです。つまり、女性六人、男性一人というのが西門家の兄弟姉妹。

「あれ、あまちゃんに続いてまた父親不在?」と思ってしまいますが、実は悠太郎の父は、ある事情から西門家を出ています。この謎の父親というのが、希子の縁談をぶち壊しに乱入した師匠こと酉井捨蔵、本名は西門正蔵(近藤正臣)。

正蔵は前妻に先立たれたことでエリート技師をふらりと辞め、家庭のゴタゴタもあり西門の家には寄り付きません。正蔵は誰にでも優しく人はいいのですが、それが悠太郎にとっては「いい加減」に映るらしく、折り合いが良くないようです。

しかし、どうやら優しすぎる正蔵の言動が悠太郎や妻・お静に誤解を与えているようで、「師匠」として慕い度々通ってくるめ以子によって、少しずつそうした誤解が解けていくようです。

事情5 未登場の姉4人はこのまま沈黙を守るのか?

西門家には和枝、悠太郎、希子の他に、他所に嫁いだ四人の姉妹がいます。今後、ドラマ上でこの四人姉妹が登場してくるのかは謎ですが、リトル和枝のような四姉妹を想像しただけで恐ろしいです。脚本家がわざわざ四人の姉妹がいる設定としたのには、何らかの理由があるのでしょうか?和枝を倒したら次の姉が登場する、とかだったら怖すぎますね。ちょっと気になるところです。

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