ドラマ「ハヤブサ消防団」シャクナゲの花の意味が判明 太郎の家のポストに投函したのは立木彩

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テレビ朝日系ドラマ「ハヤブサ消防団」第8話で、ミステリーの鍵の一つと思われた「シャクナゲの花」が持つ意味が判明しています。

太郎の家のポストに投函されていたシャクナゲ、立木彩が滝つぼに投げ込んだシャクナゲ、そして謎の写真の女性・山原展子が手にしていたシャクナゲ。後にこれらが線となって繋がっていきそうです。

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目次

太郎の家のポスト、浩喜が亡くなった滝つぼ、そして写真の女性

シャクナゲ(石楠花)の花が登場し始めたのは、第2話のこと。

この頃、八百万町ハヤブサ地区では波川(大和田獏)の家で火災が発生したのに続き、元ヤンキーの山原浩喜(一ノ瀬ワタル)が滝つぼから水死体で発見されるなど物騒な事件が続いていました。

当時ハヤブサ消防団に入団したばかりだった太郎(中村倫也)は、居酒屋サンカクの常連客らが口々に浩喜が放火犯だと話すことに違和感を覚えていました。

居酒屋サンカクから自宅に帰った太郎は、ポストに一輪のシャクナゲの花が投函されていることに気が付き、意味がわからずに困惑をしています。

さらにこのシーンの直後には、浩喜の水死体が発見された滝つぼに向かって立木彩(川口春奈)がシャクナゲの花束を投げ入れ、何かを思いながら水面を見つめるシーンも登場しています。

※太郎はポストに投函されていたシャクナゲの花を花瓶に挿し、縁側やデスク横において大切に慈しんでいます。その後、太郎は画像検索によりこの花がシャクナゲだと知ると、シャクナゲの花言葉をネット情報により知ることになります。太郎が検索したサイト「旬の花」はシャクナゲ(石楠花)を以下のように説明しています。

石楠花(シャクナゲ)
・6月5日の誕生花(石楠花)
・花言葉は「危険、警戒」(石楠花)

・細長い葉っぱの先端に 大きな花をつける。
・シャクナゲはつつじの仲間です…

シャクナゲの花がストーリー上で大きな意味を持つことが示唆されたのは第3話のことでした。

第3話において太郎は亡き父が遺したアルバムの中に、一輪のシャクナゲの花を手にする美しい女性の写真を見つけています。

後にこの女性がハヤブサ出身の山原展子(小林涼子)という人物であり、宗教団体「アビゲイル騎士団」の創始者「聖母アビゲイル」であることが判明していくわけですが、この時の太郎は知る由もありません。

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「シャクナゲの花」の意味=円の調和を乱した者への警告

第8話では、ついにシャクナゲの花が持つ意味が判明しています。

それによれば、このシャクナゲの花は「聖母アビゲイル」の根本教義である円環構造を乱した者(円の調和を乱した者)に対して贈られる「警告」であり、警告後も改められなければ「正義の鉄槌」が下されるのだとか。

おそらく「アビゲイル騎士団」を脱退しようとして殺害された12人の元信者たちも、シャクナゲの花の警告を受け取った後に「正義の鉄槌」を下されたのでしょう。※立木彩を最初に教団に誘った友人・明日香(金澤美穂)もこの12人に含まれています。

【最終話追記】
最終話では、「聖母アビゲイル」にまつりあげられてしまった山原展子がシャクナゲの花をこよなく愛していたことが判明。高山植物として厳しい環境でも咲き誇り、「威厳」という花言葉を持つシャクナゲ。展子は自身の苦しい半生に重ね合わせるように、シャクナゲの花を愛でていたのでした。

シャクナゲの花に「警告」というネガティブな意味を与えたのは、展子を利用して聖母にまつりあげた教団の創設者たちでした。

ポストにシャクナゲの花を投函したのは立木彩!

第8話では、太郎の家のポストにシャクナゲの花を投函したのが立木彩だったことが明かされています。
※この当時、まだ太郎と彩は見かけたことがある程度の間柄であり、知り合いではありませんでした。

第8話では、「アビゲイル騎士団」の後継団体である「聖母アビゲイル教団」により、彩が次期(2代目)聖母候補として祀り上げられていることが判明しています。実は洗脳などまったく解けていなかった彩は、2代目聖母になる下準備としてアビゲイルの聖地であるハヤブサに派遣されていたのでした。

一体なぜ彩は、当時知り合いでもなかった太郎の家のポストにシャクナゲの花を投函したのか。

事件のことを嗅ぎ回り始めた太郎のことを教団側から知らされて警告を送った?

実は彩は教団を疑う気持ちがわずかにあり、東京からやってきた太郎に何かを感じて無意識にSOSを出した?

うーん…、最終回まで謎は持ち越しですね。

滝つぼに投げたシャクナゲは山原倫子(聖母の母)宛?

そして、彩が滝つぼ(浩喜の水死体発見現場)に投げ込んだシャクナゲの花束の意味も気になります。

彩はこの行動の後、仕事の打ち合わせをしていた太郎に対し「またどこかで放火されたら、浩喜さんの無実が証明されますね」と浩喜をかばうかのような発言しています(第2話)。

さらに第8話の回想シーンでは、彩は「浩喜の死に真鍋が関わっているのではないか」という疑問を教団の弁護士・杉森にぶつけています。

つまり彩は浩喜に対して制裁心など一切持ち合わせておらず、浩喜に対して「シャクナゲの花の警告」を贈る意味を持っていないのです。

そう考えると、あの花束はこの滝つぼに身を投げた(?)山原倫子(=聖母アビゲイルこと山原展子の母)に対するものだったのでは?という可能性を感じます。
※第3話の冒頭で、山原倫子らしき女性が滝つぼ(?)に身を投げ、それを山原展子らしき幼い子どもが呆然と見つめるというシーンが描かれています。

【最終話追記】最終話では山原展子の過去がすべて解き明かされています。しかし、シャクナゲの花に関しては展子が愛する花だったこと以外は深く触れられずじまい。彩が滝つぼに花束を投げ入れた理由なども明かされず、この部分に関しては少し消化不良だった気がします。

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