2021年12月に放送されるNHK土曜ドラマ「風の向こうへ駆け抜けろ」(平手友梨奈主演)に登場する架空の競馬場、鈴田競馬場(すずたけいばじょう)。
この記事では、鈴田競馬場の撮影場所となった岩手県奥州市の水沢競馬場についてまとめます。12月26日には、同競馬場でドラマに関連した特別賞のレースも実施されます。
新人騎手・芦原瑞穂が出会う「鈴田競馬場」
競馬学校を卒業しプロデビューしたものの、成績が上がらずに苦しんでいた18歳の新人騎手・芦原瑞穂(平手友梨奈)。
瑞穂はひょんなことから、やる気ゼロの調教師・緑川光司(中村蒼)が運営する廃業寸前の「緑川厩舎」に招かれ、地方競馬で再デビューすることになります。
瑞穂の新たな主戦場となるのが、鈴田市(架空)にある鈴田競馬場です。瑞穂はこの地で傷ついた競走馬・フィッシュアイズと出会うと、地方の所属馬でも挑戦することができる中央競馬会のクラシックレース・桜花賞に狙いを定め、奮闘していくことになります。
ドラマ『風の向こうへ駆け抜けろ』は、鈴田競馬場が広島から福島になる等、原作とはいくつか異なる点もありますが、昨年からプロデューサーの方と何度も打ち合わせし、方向性を確認させて頂きました。素晴らしいキャストとスタッフが集合し、私も完成が本当に楽しみです。緑川厩舎を応援してください☺️ pic.twitter.com/RUpUZswC5g
— 古内一絵🎊感謝御礼「マカン・マラン」シリーズ15万部突破 (@gunei19) August 24, 2021
ロケ地は水沢競馬場 駅は小湊鉄道・上総牛久駅
芦原瑞穂が所属する鈴田競馬場(架空)の撮影場所となったのは、岩手県奥州市の水沢地区にある「水沢競馬場」です。
1901年(明治34年)に開場し、1965年(昭和40年)に現在地に移転した歴史を持つ水沢競馬場。県都・盛岡市にある盛岡競馬場と共に岩手県競馬組合が主催する地方競馬の競馬場で、日本中央競馬会(JRA)の場外発売も行っています。
ドラマの撮影は岩手県競馬組合の協力のもと、2021年10月に行われたとのこと。パドック周辺など場内は「鈴田競馬場」仕様に装飾され、エキストラとして騎手や調教師など関係者のほか、地元・奥州市の方々も多数集結して撮影が行われたようです。ドラマでも本場の地方競馬の雰囲気が感じられそうですね。
ドラマの主人公・芦原瑞穂が所属する鈴田競馬場のシーンは本年10月に水沢競馬場で撮影され、吹替やエキストラとして岩手競馬の騎手や調教師も出演していますよ☝
— 岩手競馬【IWATEKEIBA】 (@iwatekeiba) December 13, 2021
ドラマの放送が今から楽しみです😆🎵
皆さん、是非ご覧ください!👀 pic.twitter.com/v4NBlMVSep
※「緑川厩舎」のセット建設場所は現在のところ不明ですが、原作者の古内一絵さんと編集者の方が撮影現場に訪ねた際の写真がこちらの記事に掲載されています。
▼水沢競馬場横にある厩舎群がドラマの画面に登場しています。
▼瑞穂が降り立った鈴田市の最寄り駅のシーンは、千葉県市原市の小湊鉄道・上総牛久駅で撮影。たびたびドラマのロケ地となる味わい深いローカル鉄道の駅です。
▼ついにG1レース・桜花賞に出走した瑞穂とフィッシュアイズ。レース会場の阪神競馬場もドラマに登場。
12月26日には「鈴田競馬場賞」「フィッシュアイズ賞」実施
水沢競馬場ではドラマのロケ地となったことを記念して、さまざまな関連イベントが開催されます。
①「鈴田競馬場賞」「フィッシュアイズ賞」ほか
2021年12月26日(日)に開催されるレースでは、ドラマを記念して「鈴田競馬場賞」「フィッシュアイズ賞」「薔薇の騎士芦原瑞穂賞」と冠されたレースが開催されます。
②鈴田競馬場のパドック周りを完全再現
2021年12月25日(土)〜12月27日(月)の3日間、水沢競馬場ではパドック周辺の装飾をドラマ撮影時の「鈴田競馬場」仕様に再現。ドラマの世界観をそのまま体験できそうです。
③ドラマ企画展を開催
2021年12月18日(土)〜2022年1月3日(月)までの間、「風の向こうへ駆け抜けろ」のロケ企画展も開催されます。
展示されるのは、ロケの際に実際に主人公・芦原瑞穂(平手友梨奈)が使用した騎手服やグッズ、横断幕など小道具類とのこと。開催場所は水沢競馬場スタンド1F 南通路です。