NHK連続テレビ小説「おむすび」では、平成のギャル文化がテーマの一つとして扱われています。しかし、視聴者からは「朝からギャルなんか見たくない」という声も多く出ており、ギャル関連の描写はいまひとつ評判が良くないようです。
この記事では、ハギャレン(博多ギャル連合)を中心としたギャルネタが劇中でいつまで続くのか、今後のあらすじからざっと予測してみます。一部ネタバレも含みますのでご注意ください。
福岡・糸島編は第7週まで ハギャレンが継続的に登場
「おむすび」の放送開始とともに、ネット上の視聴者からは「朝からうるさいギャルとか見たくない」「ギャル要素を入れたのは失敗」「ギャルを描く必然性がない」「ギャルよりも朝ドラらしい書道部や野球部の活動を見たい」「他人を脅迫するギャルとか嫌」「嫌がっている結を無理やり引き込むなよ」などなど、ハギャレン(博多ギャル連合)メンバーに対してあまり好意的ではない声が聞こえています。
中には「ギャルの登場が終わるまで、もう見ない」という人もいるようで、ギャルの取り扱いが今後のドラマ人気にも影響しそうな勢いです。
では、一体いつまでハギャレンならびにギャル文化が物語に登場するのか…。
結論から言いますと、第7週まで続く「福岡・糸島編」では継続的にギャルならびにハギャレンメンバーが登場していきそうです。
第2週から第7週までのギャルの描写はざっと以下の通り。
第2週…天神の交番に保護されていたハギャレン総代・ルーリーを結と愛子が助ける→ギャルへの理解が進み、結がパラパラの練習への参加を表明。
第3週…練習場所がないため、聖人がいない日を選び、米田家にハギャレンメンバーを呼んでパラパラ練習を開始。
第4週…黒髪姿の歩が突然家に帰ってくる。ハギャレンメンバーが歩に挨拶するも歩から「ギャルとかもうやめな、チョーダサい」と言われてしまう。ハギャレン with 結が糸島フェスティバルでパラパラショーを披露。聖人や永吉にギャルをやっていることがバレる結。
第5週…米田家が被災した阪神・淡路大震災(1995年)の回想シーンがメインの週。2004年の世界では、「結まで不良になって…」と嘆き号泣する聖人の姿を見た結が、「ギャルを辞める宣言」をする。
第6週…結は宣言通りにギャルも書道部も辞めて畑仕事の手伝いに没頭。しかし、四ツ木翔也や歩との対話を通して、結はもう一度ギャルも書道もやりたいと宣言することに。
第7週…ハギャレンに新メンバー3人が加入。結がある男子に恋をし、栄養士という夢を描くようになる。愛子が「うちのギャルさん」というブログを開始。聖人と愛子がもう一度神戸に戻ることを決意すると、結も翌年4月から神戸の栄養士専門学校に通うことを決断し、一家は糸島から神戸に再移住。
第3週以降、結は本格的にハギャレンと行動を共にするようになり、パラパラショーに出演。これがキッカケとなりギャルであることが「親バレ」してしまうと、第5週〜第6週ではギャルを辞める、辞めないで葛藤する結の姿が描かれていきます。
この第5週〜第6週あたりで、ギャルの描写に嫌気が差して脱落してしまう視聴者が出てくるかも知れません。
そして第7週では一家での神戸再移住を決断。結はハギャレン仕込みのコテコテのギャルの状態で、生まれ故郷の神戸へと舞い戻ることになりそうです。
ギャルマインドは神戸編も継続か 栄養専門学校にギャル全開の姿で登校
第8週からは米田一家(聖人、愛子、結。後に歩も合流)は神戸に移住。聖人はかつて暮らしていた「さくら通り商店街」で理容店・ヘアサロンヨネダを再開することになります。
高校を卒業した結も春から神戸栄養専門学校に通い始め、元不動産業のおじさん・森川学(小手伸也)やスポーツ栄養士を目指す矢吹沙智(山本舞香)らまったく新しい仲間、同級生たちと出会っていきます。
そこで気になるのが、神戸編でのギャルの描写ですね。
第8週以降、糸島を離れたことでハギャレンの登場は減るかと思いますが、結は神戸栄養専門学校の初日にギャル全開のド派手な格好で登校するとのことですので、今後も引き続きギャルがドラマの重要なテーマとなっていきそうです。
結はハギャレンから学んだギャルマインドを持ち続けたまま専門学校の仲間たちとぶつかり、時にはギャルではないはずの同級生をギャルに認定するなど、ギャルであることは結の人生の大きなテーマであり続けます。
また、神戸編では阪神・淡路大震災の傷から立ち直ろうとするさくら通り商店街の人々の様子が描かれていきますが、ここでも結や歩の心に宿るギャルマインドが大きな役割を果たしていきそうです。
さらに、第13週では意外な人物がやさぐれた末に「ギャル男」化してしまい、それを見た結が「ギャル舐めんな!」とブチギレるシーンなどもあるようなので、今後もまだまだギャルの描写は続いていきそうですね。