TBSドラマ「下町ロケット」経理部長・殿村直弘 演じるのは落語家・立川談春

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TBSドラマ「下町ロケット」に登場する経理部長・殿村直弘という人物と、それを演じる落語家・立川談春についてまとめます。

殿村直弘は2018年に放送される「下町ロケット」の第2シリーズ(続編)にも登場し、物語上重要な役割を演じることになります。

俳優が本業ではない立川談春ですが、「下町ロケット」では強い存在感を見せています。

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白水銀行から出向していた経理部長・殿村

殿村直弘(とのむら・なおひろ=愛称・トノ)は、佃製作所のメインバンク・白水銀行から出向していた経理部長。第1シリーズの開始時点では白水銀行と佃製作所から半々ずつ給料を貰っているという少々複雑な身分で、本人も宙ぶらりんである立場に悩んでいました。

当初は冷静でぶっきらぼう、無愛想な物言いもあり、佃の社員から銀行の回し者ではないかと疑われ孤立していた殿村。しかし実際に佃製作所で働き、経理部長として会社の資金調達に奔走するうちに佃製作所に惚れ込み、ついに白水銀行と決別。正式に佃製作所の社員(経理部長)として会社に尽くすようになります。

もともと殿村が銀行に就職した理由が、ものづくりの技術があるのに資金面で日の目を見ない日本の中小零細企業を救いたい、というものでした。こうした殿村の理想、佃への愛社精神が知れ渡ると、殿村は次第に佃製作所内でも信頼されるようになっていきます。

続編(2018年)では父が倒れ、農作業を手伝うことに

長年サラリーマンとして経理畑で活躍してきた殿村ですが、続編となる2018年放送の「下町ロケット」では、殿村家で代々続く米作りを受け継いでいた父・正弘(山本學)が倒れ、週末だけ実家の農作業を手伝うことになります。

父・正弘は過酷な農業を息子を継がせたくないために、殿村を大学までやり、立派な会社員に育て上げています。殿村も自身の仕事や佃製作所に対して愛着や誇りを持っていましたが、農作業を手伝う中で、代々受け継がれてきた殿村家の歴史の重み、自然と向き合う仕事の素晴らしさに目が向き始めます。

果たして殿村は佃製作所での仕事を続けるのか、それとも新しい分野に飛び込む決断をするのか、展開が注目されます。

落語家・立川談春 談志に弟子入り

殿村を演じる落語家・立川談春(たてかわ・だんしゅん)は、東京都生まれの52歳(2018年10月当時)。高校中退後、7代目立川談志に弟子入りしています。

古典落語が得意で、特に「包丁」は談志をして「俺よりうめえな」と言わしめたほど。落語界では実力者として知られます。

受賞歴としては1997年に第2回林家彦六賞、2003年に彩の国落語大賞、2004年に国立演芸場花形演芸大賞などを受賞しています。2008年に自叙伝(エッセイ)「赤めだか」(扶桑社)が講談社エッセイ賞を受賞するとこれがベストセラーとなり、談春の人気も上昇。東京で最もチケットが取りにくい落語家などとも言われました。

「ルーズヴェルト・ゲーム」にも出演

ドラマ出演、俳優としての活動歴は少ないのですが、目立ったところでは2014年のTBS「ルーズヴェルト・ゲーム」でイツワ電器社長・坂東昌彦役を怪演しています。

立川談春は、少々「荒っぽい」印象を周囲に振りまく人物として知られます。性格は江戸っ子らしい乱暴な物言いで、人によってはいつも怒っているような印象を感じるかも知れません。しかしこれは、虚勢であったり照れ隠しであったりといった、江戸っ子特有のものではないかとも言われています。

師匠・談志の死後、落語の普及のために意識的にメディアに登場するようになったという談春。「下町ロケット」で談春が演じる殿村直弘もまた、周囲がムッとするような厳しい一言を発して誤解も受けるのですが、社長に対して無骨に率直に意見を言う貴重な存在であり、談春本人の存在感と似たものがありそうです。

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