TBSドラマ「下町ロケット」には多くのお笑い芸人が登場し、賛否を含めて話題になっています。
この記事では、「下町ロケット」第1、第2シリーズに登場したお笑い芸人、落語家の一覧をまとめます。
ロケット編(2015年)登場芸人
▼立川談春(落語家)=佃製作所・殿村直弘役
白水銀行から佃製作所に出向して来ていた経理部長・殿村直弘役。佃社長の右腕。
実直で不器用な殿村の性格と、演じる談春が放つ独特の雰囲気、キャラクターがマッチしており、演技もなかなか好評。
談春は同じく池井戸潤原作のドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」にも出演している。
▼恵俊彰(お笑い芸人・ホンジャマカ)=弁護士・神谷修一役
弁護士・神谷修一役。
ナカシマ工業からの理不尽な訴訟で窮地に陥っていた佃製作所を救った、スーパー弁護士。知財関係の訴訟に圧倒的な勝率を誇る凄腕だが、物腰は柔らかく誠実。
神谷は物語上重要な役であり、当初は恵の起用に疑問の声も挙ったが、意外にも(?)自然な演技で高い評価を得ている模様。
▼今野浩喜(お笑い芸人・キングオブコメディ)=佃製作所・迫田滋役
佃製作所経理部係長・迫田滋役。
迫田は就職氷河期のあおりを受け、佃製作所の経理部に流れ着いた大卒社員。屈折と諦めとプライドが見え隠れする氷河期世代の社員を好演。
▼春風亭昇太(落語家)=白水銀行・柳井哲二役
佃製作所のメインバンクだった「白水銀行蒲田支店」融資課長・柳井哲二役で登場。佃製作所が苦しい時に冷酷に突き放し、金が入ると手の平を返す、小狡い銀行マン。
春風亭昇太の年齢不詳さ、生活感の無さが(いい意味で)日和見の銀行員役にハマっていた。
▼東国原英夫(元お笑い芸人・たけし軍団)=白水銀行・根木節生役
白水銀行蒲田支店長・根木節生役。
融資課長・柳井とともに佃製作所に冷酷な態度をとっていたが、最後にベタに手の平返し、土下座。ニヤニヤが不気味だった春風亭昇太に比べると少々印象が薄かった?
▼ルー大柴(お笑いタレント)=京浜マシナリー・徳田修役
京浜マシナリーの調達部長・徳田修役。
物語前半、突然佃製作所との大口取引を取り止める京浜マシナリーの、窓口役として登場。徳田は裏でナカシマ工業と繋がっており、ルー持ち前の濃い顔がヒールさを助長。
ガウディ計画編(2015年)登場芸人
▼今田耕司(お笑い芸人)=医師・一村隼人役
北陸医科大学の「ゴッドハンド」一村隼人教授役。
サクラダ、佃製作所とともに「ガウディ計画」を推進する人物で、善人。
「ガウディ計画編」の重要人物であり出番も多いが、今田耕司の演技には「棒読みだ」といった声も挙っている。
▼石倉三郎(コメディアン)=サクラダ・桜田章役
福井にある、特殊編物会社「株式会社サクラダ」の代表。
娘を重い心臓弁膜症で亡くしており、その悔恨を胸に「ガウディ計画」を推進する。
石倉三郎は俳優業でも知られるが、レオナルド熊とともにコメディアンとしても活躍していた。
▼バカリズム(お笑い芸人)=サヤマ製作所・横田信生役
「ガウディ計画」で佃製作所のライバルとなるサヤマ製作所の技術開発部社員・横田信生役。
社長の椎名(小泉孝太郎)の逆鱗に触れたのか、現在は開発部門から外され「窓際族」として惨めな思いをしている。死んだ目をしている。
ゴースト編(2018年)登場芸人
▼イモトアヤコ(お笑いタレント)=ギアゴースト・島津裕役
トランスミッションメーカー・ギアゴーストの副社長で天才エンジニアでもある島津裕役。2018年放送の第2シリーズのキーマンの一人。
帝国重工で干された苦い経験を胸に、同僚だった伊丹大(尾上菊之助)とともにベンチャー企業「ギアゴースト」を立ち上げたが…。
▼内場勝則(吉本新喜劇座長)=ケーマシナリー・神田川敦役
大手トランスミッションメーカー・ケーマシナリーで知的財産関係を取り扱う知財部長・神田川敦役。悪徳弁護士・中川とたびたび会食し、何やら企んでいる様子。
内場勝則は吉本新喜劇の座長として知られ、NHK朝ドラ「わろてんか」に俳優としてレギュラー出演。
▼坪倉由幸(お笑い芸人・我が家)=ヤマタニ・蔵田慎二役
佃製作所の大口取引先であるヤマタニで調達部長を務める蔵田慎二役。
お笑いトリオ「我が家」のメンバーで、イケメン芸人として知られる坪倉由幸。近年は頭頂部の頭髪が寂しくなっており、「下町ロケット」でもなぜか坪倉の後頭部を映したバックショットが頻繁に登場している。
▼古坂大魔王(お笑い芸人・ピコ太郎)=帝国重工・安本年男役
第3話にゲスト出演。帝国重工の審査部信用管理室に所属する安本年男役。エリート志向の嫌味な男で、経営状態に怪しさ(?)があるとにらんだ佃製作所に対して徹底的な信用調査を行なうことに。
古坂大魔王は世界的ヒットとなったキャラクター「ピコ太郎」で知られる。「ボキャブラ天国」に出演していたお笑いトリオ「底ぬけAIR-LINE」の元メンバー。