下町ロケット「ナカシマ工業」(マネシマ)はどんな企業?えげつない法廷戦略まとめ

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TBS日曜劇場「下町ロケット」に登場する悪徳企業「ナカシマ工業」についてまとめます。

ナカシマ工業は、社員数1万5000人、年商6千億円を超える一部上場のメーカー。佃製作所は売り上げが100億にも満たない規模ですが、ナカシマ工業と佃製作所は小型エンジン部門でライバル関係にあります。

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目次

「マネシマ工業」中小企業潰しの法廷戦略

ナカシマ工業は業界で「マネシマ工業」と揶揄されるほど、ライバル企業に対し悪辣な法廷戦略を仕掛けることで知られています。その手法は、まずライバル企業の特許製品を徹底的に模倣し、その上で届け出された特許の抜け穴を見つけて新たな要素を加え、新規に特許を取得。この特許を後ろ盾にして、逆にライバル企業の既成製品を特許侵害で訴えるというもの。

ナカシマ工業の法廷戦略には、国内最大手であり知的財産関係の訴訟で圧倒的な強みを発揮する田村・大川法律事務所が加担しています。「大企業は正しいはず」という裁判官の先入観、心証も取り込み、技術力は持つが資金も知名度もない中小企業を打ち負かすその手法は、冷酷そのものです。

佃製作所にも90億円の損害賠償請求

ナカシマ工業は事業企画部法務グループマネージャーである三田公康(橋本さとし)が中心となり、佃製作所にも特許侵害の訴えを起こします。佃製作所の主力商品となっている小型高性能エンジン「ステラ」に難癖を付け、90億円という巨額の賠償金を求めて佃製作所を法廷の場へと引っ張り出すのです。

ナカシマ工業の老獪な戦略

この裁判。ナカシマならびに顧問弁護士の中川京一(池畑慎之介)の狙いは、裁判に勝つことそのものではありません。出来るだけ審議を引き延ばし、佃製作所の資金繰りがショートしたところで和解案を提示し(株式の51%を譲渡する等)、実質的に買収することを狙っているのです。

さらにナカシマ工業の恐ろしいところは、佃製作所と協調関係にある企業や人物を味方に取り込んでしまうところです。第一話で描かれたように、佃製作所の得意先だった京浜マシナリーの徳田(ルー大柴)を取り込んだほか、山崎(安田顕=佃の技術開発部長)の大学時代の友人である投資会社ナショナルインベストメント・川島太郎をも利用し、佃に揺さぶりをかけます。

弁護士・神谷が救世主に

こうしたエゲツナイ法廷戦略に防戦一方、敗北寸前の佃製作所でしたが、弁護士・神谷修一(恵俊彰)を代理人につけたことで少しずつ状況が変わっていきます。

神谷はかつて、他ならぬ田村・大川法律事務所に在籍していた敏腕弁護士。ナカシマ工業、ならびに古巣の田村・大川法律事務所との戦いの中で、次第に神谷の過去も浮き彫りになっていきます。

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