「虎に翼」貴族院議員・水沼淳三郎(森次晃嗣)が黒幕? モデルは枢密院副議長の平沼騏一郎

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NHK連続テレビ小説「虎に翼」第5週に登場する貴族院議員・水沼淳三郎(森次晃嗣)についてまとめます。

「共亜事件」の真相に関わっていそうな怪しい男・水沼淳三郎。「帝人事件」に関わった当時の枢密院副議長・平沼騏一郎がモデルになっていると考えられます。

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【虎に翼】共亜事件の首謀者?貴族院議員・水沼淳三郎

共亜紡績の株を不正に取引したとして、政財界の大物たちが次々に逮捕された汚職事件「共亜事件」。株取引の仲介をした帝都銀行の猪爪直言(岡部たかし)も贈賄の疑いで逮捕され、猪爪家は大混乱に陥ってしまいます。

この事件で逮捕された16人の中には現職の商工大臣である若島武吉(古谷敏)らも含まれており、その責任を問われた藤倉内閣は総辞職に追い込まれてしまいます。

政界のご意見番とも思われる大物貴族院議員・水沼淳三郎(森次晃嗣)は、内閣の総辞職を受けて新聞誌上で「新内閣には国民が納得する政治を」とする意見を表明。事件を発端に日本の政界は大きく揺れ動くことになります。

4月29日(月)放送の第21回では、共亜事件を担当している検察官の日和田(堀部圭亮)が水沼淳三郎と裏でつながっているらしいことが発覚しています。日和田は水沼のもとを訪れると、「予審は滞りなく進んでおります」といかにも裏がありそうな表情で水沼に事件の進捗状況の報告を行っています。

後に帝都新聞の新聞記者・竹中(高橋努)が寅子に語る所によれば、検察畑の出身である水沼淳三郎は敵対する立場にある藤倉内閣を総辞職させたい考えを持っているとのこと。水沼淳三郎が検察官の日和田らと結託し「共亜事件」をでっち上げた可能性が浮上していきます。

▷貴族院議員・水沼淳三郎役を演じているのは、特撮ドラマ「ウルトラセブン」(1967年〜)などで主演のモロボシ・ダン役を演じた81歳の俳優・森次晃嗣(もりつぐ・こうじ)。「ウルトラシリーズ」以降も幾多のドラマや映画に出演を続けてきたレジェンド俳優ですが、朝ドラは初出演と思われます。

【史実モデル】帝人事件の首謀者?枢密院副議長・平沼騏一郎

「虎に翼」で描かれる「共亜事件」は基本的にフィクションのものとなりますが、昭和前期に発生した大疑獄事件「帝人事件(ていじんじけん)」がモデルになっていると考えられます。

1934年(昭和9年)、帝国人造絹絲株式会社(現在の帝人)の株の取得をめぐり不正な利益供与があったとして、政財界の大物や取引を仲介した台湾銀行関係者ら16人が起訴された「帝人事件」。

起訴された16人の中には大蔵省の官僚のほか現職の商工大臣・中島久万吉や鉄道大臣・三土忠造らも含まれており、世間の批判を受けた時の斎藤内閣は総辞職に追い込まれています。

起訴された16人は国民から激しく非難され、200日を超える長期にわたり勾留され続けました。

しかし、いくら調べても帝人株に関する違法な取引履歴は見つからず、そもそも当該の帝人株は富国徴兵保険会社の地下の大金庫の中に眠ったままだったことが判明。贈収賄事件の痕跡は一切なく、結局起訴された16人全員の無罪が確定しています。

一説によれば、この事件の背後には斎藤内閣の倒閣を企んでいたとされる当時の枢密院副議長・平沼騏一郎の暗躍(事件のでっち上げ)があったともされます。

平沼は司法官僚の出身で、検事総長、大審院長、司法大臣を務めるなど華やかな経歴の持ち主でした。

五・一五事件(1932年)で第29代内閣総理大臣の犬養毅が暗殺されると、平沼は後継総理の座を狙ったとされます。しかしファシズム的な思想があるとして西園寺公望から嫌われてしまうと、結局平沼は次期総理の座を逃しています。そのため、平沼は犬養の後を継いだ第30代内閣総理大臣・斎藤実を恨む心があったともされます。

※平沼騏一郎は「帝人事件」から5年後の1939年に第35代内閣総理大臣に就任し、念願を果たしています。

あくまで一説ではありますが、平沼が若手検事を使って「帝人事件」を捏造したとする説があり、このストーリーをもとに「虎に翼」の「共亜事件」ならびに貴族院議員・水沼淳三郎の暗躍が描かれていきます。

「ウルトラマン」シリーズでモロボシ・ダンを演じたレジェンド俳優・森次晃嗣がどす黒い政治家役をどう演じてくれるのか楽しみです。

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