「虎に翼」梅子の夫・大庭徹男 俳優・飯田基祐は「花子とアン」などに出演の名脇役

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NHK連続テレビ小説「虎に翼」に登場する梅子の夫・大庭徹男(おおば・てつお)についてまとめます。第4週放送では大庭徹男が明律大学法学部の臨時講師として登壇し、寅子たちとぶつかる場面がありそうです。

大庭徹男を演じているのは、朝ドラ「花子とアン」をはじめ数々の名作ドラマに出演を重ねている名優・飯田基祐(いいだ・きすけ)です。

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梅子の弁護士の夫・大庭徹男

明律大学女子部メンバーの中で最年長である大庭梅子(平岩紙)は既婚者であり、弁護士の夫・徹男(飯田基祐)との間に3人の子供がいます。第2週・第9回(4月11日放送)では梅子が徹男と長男の徹太(見津賢)から小馬鹿にされている回想シーンが登場しており、梅子の家庭内での立場が浮き彫りになっています。

第4週では、腰痛を発症した穂高教授(小林薫)に代わり大庭徹男が臨時講師として登場。プロの弁護士の立場から明律大学法学部の民事訴訟の講義を担当することになります。

講義は「嫁入り前の美しい娘が犬により顔に酷い怪我を負わされ、高額の慰謝料が支払われた」という判例を題材に進められていきます。

興味深い判例ではあるのですが、寅子ら女子部の面々は徹男が「結婚前の婦女にとって容姿というものは何よりも大事で…」などとしきりに女性の容姿について強調することに違和感を覚え、徹男に疑問を投げかけることになります。

また、徹男は講義の中で梅子をおとしめるような言動を繰り返し、それに男子学生たちも同調する様子も見られるなど、平和だったはずの教室の空気は険悪なものになっていきそうです。

講義を通して前時代的なマッチョイズム、女性蔑視の本性をのぞかせ続けた徹男。後に妻の梅子の口から、徹男が妾を作って家に帰らなくなっていること、長男の徹太も父親に似て梅子を蔑むようになったことなどが語られます。

どうやら、梅子が法律を学ぶことになったキッカケは徹男と徹太にあるようです。フワフワとしているように見えた梅子でしたが、彼女もまた、法律を学んで力をつけたいという強い動機を持っており…。

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名脇役・飯田基祐 「花子とアン」で葉山蓮子の兄役

男尊女卑の弁護士・大庭徹男役を演じているのは、東京都出身の57歳の俳優・飯田基祐(いいだ・きすけ)です。

ドラマ「おかしな刑事」「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」「仮面ライダードライブ」「アシガール」や、NHK大河ドラマ「新選組!」「軍師官兵衛」「どうする家康」など人気作に多数出演し、名脇役として存在感を発揮し続けている飯田基祐。

朝ドラファンにとってもおなじみの俳優さんであり、「虎に翼」への出演が通算6作目の朝ドラ出演となります。

飯田基祐が演じた朝ドラの役柄として最も印象的なのは、2014年の「花子とアン」で演じた葉山晶貴役でしょう。仲間由紀恵が演じた伯爵家の令嬢・葉山蓮子の異母兄である葉山晶貴は、何よりも世間体を気にする男であり、蓮子の人生に苦しみを生み出す張本人でもありました。ドス黒さを含んだ飯田基祐の演技はドラマに重苦しい重厚さを与えていました。

続く2015年には「まれ」では大手コンビニチェーンの広告販促部長・五十嵐役、2016年の「とと姉ちゃん」では雑誌編集長の花山の友人・長澤健造役で出演。3年連続での朝ドラ出演を達成しています。

ちなみに「とと姉ちゃん」には今回夫婦役を演じる平岩紙も仕出し弁当店「森田屋」の女将・森田照代役で出演していましたが、飯田基祐との共演シーンは無かったかと思います。

ほかにも2003年の「こころ」(役名なし)や2019年の「スカーレット」(美術商・佐久間信弘役)に出演をしており、朝ドラでもおなじみの俳優さんですね。

今回「虎に翼」で演じる弁護士・大庭徹男役は、「花子とアン」で演じた葉山晶貴役にもどこか通じる、エリート意識と保守主義、女性蔑視感情で凝り固まったダークな中年男役。飯田基祐らしい陰影のある演技が見られそうです。

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