【とと姉ちゃん】常子の会社名は「KT出版」に決定?その意味は?

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NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」2016年7月7日(木)放送回より。常子(高畑充希)がつくる初めての出版社の社名が「KT出版」に決まりそうな件についてまとめます。

この「KT」という名称は、以前にもドラマに登場していますので、そのあたりもまとめます。

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目次

なぜか鉄郎が決めてしまった社名

意を決して甲東出版を退職し、ついに女性のための雑誌づくりに着手した常子。鞠子(相楽樹)と鉄郎(向井理)の発案により雑誌名が「スタアの装ひ」に決まると、その勢いで、鉄郎が社名を「KT出版(ケーティーしゅっぱん)」に決めてしまいます。

歯磨き事業で使われた名称「KT」

これは、小橋常子(Kohashi・Tsuneko)の頭文字である「KT」から取ったもの。

実はこの「KT」という名称は、小橋一家が初めて商いに挑戦した「練り歯磨き製造事業」の際に、「KT歯磨き(※)」という商品名で使用された、思入れがあるものでもあります。
(※)史実では、モデル・大橋鎭子のイニシャル「OC」を用い、「OC歯磨き(オーシー・はみがき)」と命名されています。

いきなり浮上した社名に対し、「勝手に決めないでください!」「(自分の)名前が会社だなんて恥ずかしいわぁ」と難色を示す常子でしたが、「私はKTでいいと思う」という妹たちの声を聞くと、「悪くない気がしてきた」とあっさり心変わり。当面はこの社名で出版事業を行っていきそうです。

最初の社名「衣裳研究所」

ヒロインのモデル・大橋鎭子は戦後すぐ、花森安治とともに自らの出版社を東京・銀座に立ち上げています。この時に付けられた社名が「衣裳研究所」。

戦後の混乱で食べる物も住むところもままならない中、まずは家に眠っている古着、着物をリメイクしてオシャレを楽しもうという考えから、「衣」を中心テーマとした出版社をスタートさせています。

衣裳研究所は、最初の雑誌「スタイルブック」を立ち上げると、その後、現在も続く雑誌「暮しの手帖」を創刊させ、社名も「暮しの手帖社」に変更。現在に至っています。

「あなたの暮し出版」に

NHKの「とと姉ちゃん」スタッフブログに紹介されていた撮影風景画像などによれば、今後、常子の会社は「あなたの暮し出版」と名乗るようです。「KT出版」という名称はあくまで出版事業が本格化する前の、一時的な名称ということになりそうです。

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