「トリリオンゲーム」ハルの座右の銘 Fake it till you make it の意味とは?リンリンが語る「MVP」と一致

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TBS系金曜ドラマ「トリリオンゲーム」でハルが口にした「Fake it till you make it.」という言葉の意味を、ドラマの内容を踏まえてまとめます。

この言葉は、勢いと行動力で見切り発車気味にビジネスを成長させていくハルの、座右の銘といえる言葉になりそうです。

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目次

ハッタリ?詐欺?人力AI・トリンリン

祁答院ベンチャーキャピタルから3,000万円の出資金を得たトリリオンゲーム社。ハル(目黒蓮)は祁答院(吉川晃司)に対し最初の1ヶ月で300万円の売上を達成すると高らかに宣言してしまいます。

この時点でまだビジネスが存在しなかったトリリオンゲーム社ですが、ハルは高性能AIを装った人力AI「トリンリン」を駆使するオンラインショップ「ヨリヌキ」のアイディアを提案。

表向きはAIを謳(うた)いながら実際には裏で人がAIのフリをして操作するというハルのビジネスアイディアに対し、ガク(佐野勇斗)とリンリン(福本莉子)は詐欺ではないのか?と疑問の声をあげます。

そこでハルが口にしたのが、自身の座右の銘ともいえる行動指針の言葉FAKE IT TILL YOU MAKE IT(フェイク イット ティル ユー メイクイット)」でした。

ハルは「FAKE IT TILL YOU MAKE IT!楽しいハッタリAIでガッポリ儲けるぞ!オー!ハハハ!」と宣言し、勢いのままに新サービス「ヨリヌキ」をスタートさせることになります。

Fake it till you make it. の意味とは?

Fake it till you make it. は、慣用句やことわざ的に使われる英語のフレーズです。

「Fake it」は「〜のフリをする、ごまかす」といった意味で、「till」は「〜まで」。「make it」は「やり遂げる、成功する」といった意味になります。

つまり、「Fake it till you make it.」は「成功するまでゴマカシで押し通す」「上手いことやり遂げるまで、出来るフリをする」といった意味になるかと思います。

少し意訳を混ぜてもう少しポジティブな言い方をすれば、「Fake it till you make it.」は「まるで出来るかのように振る舞っていれば、いずれ本当に出来るようになる」とか、「なりたい理想の姿があるのなら、最初からその姿であるかのように振る舞え(そうすれば実際にそうなれる)」といった感じ。

何かに挑もうとしているけれども自信がない人に「Fake it till you make it.」と言って励ます、そんな使い方をされます。

さて、「トリリオンゲーム」で能天気にも思えるハルがガクとリンリンに向けて発言した「FAKE IT TILL YOU MAKE IT」ですが、これはハルの性格や口調を加味すると「成功するまでハッタリをかまそうぜ!大丈夫、大丈夫!」といったニュアンスでしょうか。

何かと心配性で慎重派のガクとリンリンですから、向こう見ずなハルの行動力、推進力がないとトリリオンゲーム社のビジネスは進んでいきません。

当初は勢い任せと思えるハルの言動に首をかしげていたリンリンですが、実際に「ヨリヌキ」のサービスを開始すると、ハルの真意(MVP)に気が付くことになります。

著:池上遼一, その他:稲垣理一郎
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リンリン ハルの「MVP」の思想に気が付く

勢いのままに見切り発車でスタートした、AIオンラインショップ「ヨリヌキ」と人力AI「トリンリン」。

実際にサービスを開始し、顧客からの反応をフィードバックさせてサービス内容を改善するという作業を繰り返していくうちに、リンリンはハルの「FAKE IT TILL YOU MAKE IT」発言の真意に気が付くことになります。

リンリンは、ハルのビジネスの進め方がビジネス書で読んだことがあるスタートアップ戦略の一つ「MVP(Minimum Viable Product)」と同じ思想であることに気が付きます。

「MVP(Minimum Viable Product)」は、「最初から大きなサービスを作ろうとすると大金も時間もかかる、だから最速最小限でサービスをリリースし、色々試して顧客の反応を見てからサービスを改善していく」というリスクを抑えた弱者向けの戦略。

表現の切り口は違いますが、「FAKE IT TILL YOU MAKE IT」というハルのビジネス方針は、まさに「MVP(Minimum Viable Product)」の考え方に通じるとリンリンは気が付いたのです。

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