TBS系金曜ドラマ「トリリオンゲーム」より。ハルとガクが立ち上げたトリリオンゲーム社の最初の事業となるAIショップ「ヨリヌキ」と、このサービスの核となる人力AI「トリンリン」についてまとめます。
自社製オンラインショップ「ヨリヌキ」を立ち上げ
祁答院ベンチャーキャピタルから3,000万円の出資金を得たトリリオンゲーム社。ハル(目黒蓮)は祁答院(吉川晃司)に対し最初の1ヶ月で300万円の売上を達成すると高らかに宣言してしまいます。
とはいえ、この時点でトリリオンゲーム社にはお金を生むビジネスは存在していません。そこでアイディアマンのハルがぶち上げたのが、自社製AI(人工知能)を駆使したオンラインショップ「ヨリヌキ」でした。
「ヨリヌキ」は、誰かにプレゼントを贈りたいと悩むユーザーに対し、自社製AIが最適なプレゼント・商品を提案してくれるというもの。
AIとはいっても現時点でのガク(佐野勇斗)のプログラミング技術では高性能AIを作れるわけではないので、そこはハルお得意の「ハッタリ」で強行突破をしようという考えのようです。
「FAKE IT TILL YOU MAKE IT(実現・成功するまでハッタリをかまそうぜ)」を座右の銘にしているハルならではの、詐欺スレスレのビジネスが産声をあげることになります。
インチキ? 人力美少女AI「トリンリン」
【】#トリンリンと凜々#社長自ら働きます#福本莉子#トリリオンゲーム#第3話は7月28日よる10時 pic.twitter.com/n429OhVB6S
— 金曜ドラマ『トリリオンゲーム』【公式】 (@trillion_tbs) July 22, 2023
オンラインショップ「ヨリヌキ」の肝となるであろう、最適なプレゼントを自動で選んでくれる高性能AI。
ハルは、あくまで表向きは最新技術を駆使した高性能AIであることを装いつつ、実際の操作や回答は人力で行うという詐欺スレスレの「人工AI」のアイディアを提案します。
このインチキ人力AIの中の人には、新入社員として入社したばかりの代表取締役社長・リンリン(福本莉子)が抜擢されます。
リンリンは分析力や調査力に抜群の強みを持ち、1から10まで真面目に相手と向き合う実直さの持ち主でもあります。リンリンは、「ヨリヌキAI公式キャラクター・トリンリン」と名付けられた美少女アバターに扮し、顧客からの質問にひとつひとつ答えていくことになります。
※この「トリンリン」という名称は、「トリリオンゲーム社」と「リンリン」からもじっていると思われます。
モテ系商品に需要 花の販売に特化
リンリンは持ち前の真面目さで「トリンリン」の役割をこなしていき、「ヨリヌキ」は少しずつ売上を伸ばしていきます。
当初は家族や友人への誕生日プレゼント、それに上司や知り合いへのちょっとした感謝の贈り物など、プレゼント全般を扱っていた「ヨリヌキ」。
しかし、アクセサリーや花束などいわゆる「モテ系」のアイテムに大きな需要があることに気がついたハルは、長年花屋でバイトをしていたというリンリンの特性も踏まえた上で、花の販売に特化したAIオンラインショップに方向転換することを決意。
こうして見切り発車でサービスをスタートした「ヨリヌキ」は、「AI オンラインフラワーショップ」というハッキリとした道筋が見えるビジネスへと変貌していきます。
ハルは、ライブハウスで知り合ったトップオタ・コージィさん(シソンヌ・じろう)にこのサービスを紹介し、推しのアイドルに唯一無二の花束を贈りたいというドルオタたちを顧客に引きずり込みことに成功。
「花選びからアレンジまですべてをやってくれる神AIサービス」として口コミが広がると、オタク以外の一般層の顧客にも知名度が浸透し、「ヨリヌキ」は大きく売上を伸ばしていきます。
こうして「ヨリヌキ」は「最初の1ヶ月で300万円の売上を達成する」という宣言を無事達成しますが、やはり人力AIでは事業の拡大には限界があります。そこでハルは、「ヨリヌキ」の事業をすべて売っぱらうと言い出して…。
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