「VIVANT」最終回ラストシーン ピンクの和菓子「別班饅頭」の意味とは? 通信記録に残さないアナログな伝達手段

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ついに最終回を迎えたTBS系日曜劇場「VIVANT」。

ラストシーンでは任務を完了した乃木憂助が神田明神で柚木薫、ジャミーンと再会する様子が描かれましたが、憂助の目線の先(祠)には、ピンク色の和菓子「別班饅頭」が置かれていました。

この記事では、ラストシーンに登場した「別班饅頭」が何を意味するのかをまとめます。

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目次

「別班饅頭」のお供え=別班呼び出しの合図

結論から先に言いますと、神社境内の祠に置かれたピンクの物体(=別班饅頭のお供え物)は、乃木憂助(堺雅人)が所属する「別班(ぺっぱん)」からの呼び出しの合図、次の任務の司令であると考えられます。

最終話ラストシーンにおいて、柚木薫、ジャミーンと3人で抱き合って再会を喜び合った憂助ですが、別人格の「F」が憂助に以下のように呼びかけています。

「おいおいおい、いいところ悪いけどよー憂助。そろそろ見たほうがいいんじゃないの?(饅頭)置いてあるぞ

バルカのテロ組織「テント」への潜入に成功し、父であるノゴーン・ベキ(役所広司)の上原副長官への復讐行為を阻止するなど、自衛隊の影の諜報部隊である別班としての任務を見事に遂行した憂助。

しかし安堵する暇もなく、神田明神の祠には早くも「別班饅頭」が置かれ、憂助に次の任務が入ったことが知らされています。つまり、このドラマにはまだ続き(続編?)があることを示唆するラストシーンだったわけですね。

▼番組グッズとして発売されている「別班饅頭」。

過去回で「饅頭」に関する描写あり

この「別班饅頭」のお供え物ですが、第4話あたりからその存在がほのめかされています。

第4話 憂助、神田明神で祠をチラ見

まだ憂助が別班であることが明かされていなかった第4話。日課のように神田明神にお参りしているらしい憂助は、参詣後に境内脇の木の根元にある小さな祠(ほこら)にチラッと目をやり、そこに何もないことを確認しています(第4話、放送開始から24分30秒あたりからのシーン)。

この時は直後に「F」との脳内会話(薫に関する恋愛トーク)が始まってしまったため、この祠のチラ見シーンが何を意味するのかは分からなかったのですが、続く第5話ではその種明かしが行われています。

第5話 憂助が布多天神社の御神牛にピンクの饅頭をお供え→櫻井が登場

第4話のラストで別班の一員であることが明かされた後に、「テント」のモニター(協力者)だった同僚・山本(迫田孝也)を始末した憂助。

これに続く第5話冒頭近くのシーンでは、憂助が東京・調布にある布多天神社にお参りし、本殿横にある「御神牛」の置物にピンクの和菓子(別班饅頭)をお供えする姿が描かれています。

その直後。布多天神社を通りかかったハイヒールの女性(=別班司令・櫻井里美)が「別班饅頭」のお供え物に気がつくと、櫻井はその足で高級茶器屋(?)へと向かっています。

櫻井は茶器屋で予約していたという「心斎お家元、お好みのお茶」の箱を店員から受け取ると、その中身を確認。茶筒とともに添えられた紙に書かれた「松の葉の 青きを見れば深大寺 木漏れ日注ぐ 未の刻よ」という句を読むと、「未(ひつじ)の刻、深大寺…」と独り言を呟いています。

この言葉通りに櫻井が未の刻(午後1〜3時)に調布の深大寺に向かうと、参道の茶屋には憂助が待っていました。櫻井は憂助から別班活動の近況報告や今後の相談などを受けると、「ところで、こういう呼び出し方は久しぶりね。思わずお饅頭を見逃すところでしたよ」と語っています。

「神社境内にお饅頭のお供え物=呼び出し」というシステムが明かされたシーンですね。

なんでピンクの饅頭なの?というツッコミも出そうですが、普通の茶色い温泉饅頭や緑のヨモギ饅頭だとうっかり一般人もお供えしてしまいそうなので、区別のためというのが理由かと思います。別班の象徴カラー=ピンクという裏設定があるのかも知れません。

▼境内に「御神牛」が設置されている東京都調布市の布多天神社(ふだてんじんしゃ)。御神牛は、丑の刻の生まれで牛を大切したという菅原道真公の神秘的伝説が由来と伝わります。憂助が饅頭を置いたのは本殿右手にある掲揚台の足元あたりですが、ドラマのような「御神牛」のミニ置物は実際にはなさそう。

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