TBS系日曜劇場「VIVANT」の第8回に俳優の音尾琢真(おとお・たくま)が出演。得意のセコい悪役(小悪党)を演じています。
この記事では、音尾琢真は「VIVANT」で演じた役柄をまとめるとともに、これまで音尾琢真が出演した作品をまとめます。
ついに「テント」内部に侵入した憂助
▼気のいいオジサン役とともに、セコい小悪党役も得意な音尾琢真。「VIVANT」ではまさかの「お米転売野郎」を演じています。なお、一部ネット民は「ヤスダ」という役名から盟友・安田顕を連想したようで「役名狙ってるでしょw」と喜びの声もあがっています。
音尾琢真『VIVANT』に出演決定❗「どのような役柄で出てくるんでしょうか?」と含みhttps://t.co/j07J0IHOwQ#音尾琢真 #TBS #ドラマ #VIVANT @TBS_VIVANT pic.twitter.com/m3sRb2VLjK
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) August 25, 2023
音尾琢真が演じたのは、テロ組織「テント」のリーダー・ベキ(役所広司)が支援するバルカの児童養護施設の運営者(施設長、代表?)ヤスダ役です。ヤスダの登場経緯は以下のとおり。
「テント」内部への潜入に成功し、遺伝子解析によりベキの息子だと立証された憂助(堺雅人)。
ベキから能力を見込まれて「テント」の収支報告データの精査を任された憂助は、バトラカ(林泰文)の案内により「テント」の活動の核心と思われる場所への視察に同行しています。
「テント」が支援する児童養護施設 米を転売していた小悪党・ヤスダ
憂助が連れて行かれたのは、「テント」の活動を裏で支える民間軍事会社「PMSC Y2K(プライベートミリタリー&セキュリティカンパニー)」と、バルカの首都郊外にある児童養護施設の二か所。この児童養護施設で「ヤスダ」が登場しています。
ベキは内戦で親を失った子どもたちを救うために孤児院を各地に建設しており、その後も貧困に苦しむバルカの子どもたちを支えるため、「テント」の幹部たちは自らの巨額な報酬を各施設の運営費に充て続けていました。
しかし、憂助が訪れた児童養護施設ではある問題が発生していました。
施設を管理しているらしい「ヤスダ」(音尾琢真)によれば、昨今の食材の高騰などにより、子どもたちの食事の量を減らさざるを得ない状況にあるとのこと。施設では、ベキが子どもたちの為にわざわざ日本から取り寄せたモチモチの「うるち米」が振る舞われています。
視察に同行したノコル(二宮和也)は、同様に支援している他の児童養護施設ではそのような問題は起きていないと疑問を呈します。
「もしお疑いなら帳簿を確認してください」と目を泳がせながら潔白を主張するヤスダ。しかし、配膳されたライスの量に疑問を持った憂助が特技である素手での「計量」によりご飯の重さを量ったところ、ライスの量が規定よりも少ないことが発覚してしまいます。
ヤスダはお米を少しずつちょろまかし、余った米をロシアに輸出(転売)していたのでした。呆れたベキはヤスダを国外追放処分とし…。
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「TEAM NACS」所属 俳優・音尾琢真
ヤスダ役を演じているのは、北海道旭川市出身の47歳の俳優・音尾琢真(おとお・たくま)です。
北海道の人気演劇ユニット「TEAM NACS(チームナックス)」の最年少メンバーである音尾琢真。
若き日には北海道のお化けローカル番組となった「水曜どうでしょう」に不定期で出演し、「TEAM NACS」の各メンバー(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋)の躍進とともに自身も売れっ子俳優への道を歩んでいます。
2010年にNHK大河ドラマ「龍馬伝」に望月亀弥太役で出演すると、ドラマ「スープカレー」(2012年・北海道放送/TBS・主演 平目清役)、「斉藤さん2」(2013年・日本テレビ・葛原鉄矢役)、「花燃ゆ」(2015年・NHK・品川弥二郎役)、「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」(2016年・TBS・池田友則役)、「刑事7人 シーズン2」(2016年・テレビ朝日・丸藤遼平役)など話題のドラマに次々と出演。
また、映画「日本で一番悪い奴ら」(2016年・国吉博和役)、「無限の住人」(2017年・天津三郎役)、「関ヶ原」(2017年・福島正則役)、「七つの会議」(2019年・三沢逸郎役)、「凪待ち」(2019年・村上竜次役)でも活躍を見せています。
朝ドラ「なつぞら」に出演 日曜劇場でもおなじみの顔
2019年にはNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」に帯広「柴田牧場」の従業員・戸村菊介役でレギュラー出演。地元・北海道の空気感をまとった気のいいオジサン役を好演しています。
また、2023年現在放送中のNHK大河ドラマ「どうする家康」でも徳川家康の忠臣・鳥居元忠役で存在感を見せ続けるなど、ショボい悪役から朴訥なおじさん役までを演じ分け、広くお茶の間に愛される俳優になっています。
TBS系日曜劇場は、2013年の「とんび」で主人公の後輩社員・葛原鉄矢役で出演したのを皮切りに、2017年の「陸王」のダイワ食品陸上部監督・城戸明宏役、2018年の「ブラックペアン」の帝華大学病院外科医・松岡仁役などで出演をしています。