稲葉山城は現在の岐阜城 乗っ取った天才軍師・竹中半兵衛の作戦とは

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NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」にて、「稲葉山城」なる城がたびたび登場しています。この稲葉山城ですが、現在の岐阜城にあたります。


稲葉山城は金華山(稲葉山)に建てられた大変に見晴らしの良い城。空気が澄んでいた戦国時代には遠く尾張・名古屋方面まで見渡せたようで、敵がやってきても手に取るように様子がわかる、防衛に適した居城だったのです。

ドラマ「軍師官兵衛」においても織田信長(江口洋介)が稲葉山城を手中に収めたるために幾度も攻め込むのですが、その度に跳ね返されてしまいます。結局、信長はこの稲葉山城を落とすまでに8年の時間を要することになります。

天才軍師・竹中半兵衛の作戦

さて、そんな難攻不落の稲葉山城でしたが、ある人物によってあっさりと乗っ取られてしまいます。「軍師官兵衛」第三回でも描かれた、斎藤家家臣・竹中半兵衛(谷原章介)による謀反劇です。

酒食に溺れた主君・斎藤龍興(斉藤悠)をいさめるため、半兵衛は稲葉山城の乗っ取りを決意します。その作戦がいかにも希代の策士・半兵衛らしく痛快。

奇策・わずか16名で城を乗っ取る

まずは人質として城内で暮らしている弟の久作重矩(きゅうさくしげのり)に仮病を使わせ、寝込ませます。そこへ医療用具と見せかけ武器・防具をこっそり搬入しておきます。半兵衛は見舞いと称し数人の家臣とともに城内へ入り込み、搬入しておいた武器・防具をその場で装着。その勢いのまま一気に城内へと斬り込みます。

あわてた斎藤龍興は敗走。結局半兵衛はわずか16人という手勢で、信長ですら落とせなかった稲葉山城を手に入れてしまいます。さらに半兵衛がカッコいいのが、非を認め謝罪をしてきた龍興に、あっさりと城を返還してしまうのです。

「岐阜」の名は信長が命名

「稲葉山城」が破棄され「岐阜城」となったのは、織田信長がこの城を奪取して以降。現在の県名にもなっている「岐阜」は信長が天下布武を目指して付けたもので、古代中国・周王朝の文王が岐山によって天下を平定したことに因みます。

残念ながら現在の岐阜城は復興天守ですが、金華山頂からの壮大な眺めは信長が天下統一を夢見た頃のまま。肥沃で美しい美濃平野を手中にすることで天下への足がかりとなったことがよくわかると思います。


大きな地図で見る

岐阜城(稲葉山城)アクセス
JR・名鉄岐阜駅下車、長良川線バス15分「岐阜公園」または「歴史博物館前」降車。そこから徒歩3分で信長公居館跡があり、その横には山頂へのロープウェー乗り場がある。
なお金華山頂へは複数の登山道があり、難攻不落の岐阜城のスケールを体感できる。

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