NHKドキュメント72時間「山梨・花火専門店 静かな夏物語」  ロケ地は市川三郷町「はなびかん」

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2021年9月24日(金)に放送されたNHK「ドキュメント72時間〜山梨・花火専門店 静かな夏物語」の撮影場所、ロケ地になっている山梨県市川三郷町の花火専門店「はなびかん」についてまとめます。

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花火の名産地・市川の小売花火屋さん

2021年9月24日に放送される「ドキュメント72時間」のタイトルは、「山梨・花火専門店 静かな夏物語」。

江戸時代に日本三大花火とうたわれた「神明の花火」が行わることで知られる山梨県西八代郡市川三郷町の花火専門店「はなびかん」で、72時間の密着取材が行われたようです。

「山梨・花火専門店 静かな夏物語」の回の番組予告は以下の通り。

手持ち花火・打ち上げタイプ・線香花火など、400種類もそろう山梨の小さな花火専門店が舞台。地域の伝統的な打ち上げ花火大会のないこの夏、身近な人と花火をしようと多くの人が訪れる。カレーの香りがするユニークな花火を選ぶ家族や、孫のためにまとめ買いをする老夫婦。高齢者施設の入居者に楽しんでもらおうという地元の介護士など。それぞれ大切な人と、静かな夏を過ごそうとする人たち。どんな思いで花火を見つめるのか。

語り:吹石一恵

珍しいおもちゃ花火の小売店

撮影が行われた「はなびかん」(山梨県西八代郡市川三郷町高田534)は、山梨県内でも珍しい花火の小売店。特に繊細かつ骨太な職人技が詰め込まれた国産花火の数々が小売、セット販売されており、良質な花火を求めて多くの人が訪れる人気店です。たびたびテレビ等のメディアに登場することでも知られます。

店内はシンプルな内装ながら、まるで駄菓子屋のような賑やかさ。おもちゃ系の珍しい花火や、繊細かつ美しい線香花火、大型の花火まで様々な種類の花火が並びます。

店員さんも親切で、子供が安全に楽しめる花火、大人でワイワイと楽しめる花火など、親身になって相談に乗ってくれるそうです。

歴史ある市川の「神明の花火」

山梨県・市川地方で開かれる花火大会「神明の花火」は、江戸時代に日本三大花火の一つとされた歴史あるものです。

市川の花火は遠く武田氏の時代の「狼煙(のろし)」にルーツがあるとされ、この地では凄腕の花火師たちが多く育ちました。武田氏滅亡後、市川の花火師たちは徳川御三家により寵愛され花火づくりに専念。「江戸の華」であった花火文化にも貢献しています。

一時歴史が途絶えたものの、平成に入り復活したという「神明の花火」。平安時代に市川の地に和紙の技術を伝えた京都の紙漉き名人・甚左衛門が後に神明社にまつられ、その甚左衛門の命日が「神明社の祭りの日」と定められて花火を盛大に打ち上げたことが始まりだそうです。

▼笛吹川のすぐ近く、市川三郷町花火資料館の目の前にある「はなびかん」。


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