2023年1月13日(金)に放送されるNHKドキュメント72時間「大阪 昭和から続くアパートで」で取材現場となった、大阪の3棟並びの古アパート。昭和の高度経済成長期を支えた労働者が暮らしてきたアパートの、令和現在の姿が伝えられます。
アパートの目の前には、NHK夜ドラ「あなたのブツが、ここに」のロケ地となった「クリエイティブセンター大阪(旧・名村造船所大阪工場)」もあります。
大阪港近く 3棟並ぶ古いアパート
2023年1月13日(金)放送の「ドキュメント72時間」の舞台は、大阪南港の近く、木津川河口のほとりにある古いアパートです。まるで昭和のまま時が止まったような生活空間が広がる3棟のアパートを、72時間にわたり密着取材しています。
ドキュメント72時間「大阪 昭和から続くアパートで」の回の番組予告は以下の通り。語りは千葉県出身の売れっ子女優・飯豊まりえが担当します。
大阪港近くに並ぶ3棟の古びたアパート。造船業が盛んだった昭和40年に建てられ、今もおよそ70世帯が暮らしている。アパートには住人が集まるたまり場があり、朝からお酒を飲む人も。夫を亡くし、数年前に越してきた年配の女性。息子家族を困らせないようにと、ここでの1人暮らしを選ぶ男性。ここが住みよいと30年以上暮らし続ける夫婦もいる。移り変わる時代の中、変わらずに続くアパートの日々を3日間、見つめる。
【語り】飯豊まりえ
住之江区の白馬荘、乗鞍荘、穂高荘で撮影 格安の家賃は?
撮影が行われたのは、大阪市住之江区北加賀屋3丁目にある3棟並びのアパート「白馬荘」「乗鞍荘」「穂高荘」です。
日本の高度経済成長を支えた造船所がたくさんあったというこの一帯。好景気に沸く街には多くの人が集まり、近隣の商店や酒場は連日大賑わいだったそう。昭和40年前後に建てられたという「白馬荘」「乗鞍荘」「穂高荘」には多くの労働者が暮らしたそうです。
令和現在も家賃は19,000円という「昭和価格」で、保証人・敷金・礼金も不要。さらに最近は保証会社加入も不要になったようです。住居としてだけではなく、物置やアトリエとしての利用も推奨しているようですね。※二部屋タイプは35,000円ほどとのこと。
部屋はシンプルな和室のワンルーム(4.5畳)が基本タイプで、シンプルなキッチンと押し入れ付き。3棟並びの真ん中にある「乗鞍荘」の前には自販機と椅子が設置され、日向ぼっこをしながら過ごすことも出来ます。
目の前の名村造船所跡地は「クリエイティブセンター大阪」として活用 「あなブツ」ロケ地
人工島に開発された新興住宅街「南港ポートタウン」や南港のフェリーターミナルにもほど近い北加賀屋の街。海風が心地よく街に吹き込み、昭和の臨海工業地帯の雰囲気がただよいます。
アパートのすぐ目の前には、かつての造船所の面影を今に伝える「名村造船所跡地」があります。名村造船所の大阪工場だった古い建物(国指定・近代化産業遺産)は「クリエイティブセンター大阪」と称された施設に転用され、ライブステージやクリエイターの物販展示販売、市民の交流の場として活用されています。
「クリエイティブセンター大阪」は、NHK夜ドラ「あなたのブツが、ここに」(通称・あなブツ)で主人公が働く「マルカ運輸」社屋のロケ地となった場所としても知られます。
▼主演の仁村紗和や娘役の毎田暖乃が「バカサバイバー」を踊ったのも、鉄骨むき出しの「クリエイティブセンター大阪」建物内ですね。
\ #ウルフルズ『 #バカサバイバー』で #踊ってみた/
— NHKドラマ (@nhk_dramas) August 29, 2022
今週のエンディングは、マルカ運輸チームも参戦しました。#夜ドラ #あなブツ#あなたのブツがここに#仁村紗和 #佐野晶哉 #Aぇgroup #毎田暖乃#岡部たかし #津田健次郎 #キムラ緑子 #ちよこ #パピヨンズ pic.twitter.com/fhHKsgsxhC
▼スクラップアンドビルドが激しい東京よりも古き良き建物が残存しているのが、大阪の街の面白いところ。昭和のものづくりを担った造船所が、令和の新しい創造の現場に様変わりしています。
【明後日11/13開催 | 設営中】
— すみのえアート・ビート (@SuminoeB) November 11, 2022
生憎の雨予報ですが、みなさまに楽しんでいただけるよう、雨対策など準備中です!
是非、北加賀屋のクリエイティブセンター大阪にお越しください~ pic.twitter.com/b8yegQUz5m