【真田丸・第35回】「犬伏の別れ」② ”決別” は信幸の提案 「敗者」となる昌幸・信繁のその後

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この記事は、【真田丸・第35回】「犬伏の別れ」① 父子決別への経緯 時代を読み切れぬ昌幸の「夢物語」 の続きです。

この記事では、NHK大河ドラマ「真田丸」第35回(9月4日放送)で描かれた「犬伏の別れ」の内容についてまとめます。

これまで頼りなかった長男・信幸が、嫡男として真田家の未来を決する重大な提案を行なうことになります。

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目次

徳川か、豊臣か

徳川につくか豊臣につくかー。下野国・犬伏の地で、御家の存続をかけた究極の決断を迫られる中、長男・信幸(大泉洋)は突然「私は決めたー!!」と叫び、驚きの作戦をぶち上げます。

それは、昌幸と信繁は豊臣側に、徳川と縁が深い信幸は徳川側に分かれてつくというもの。徳川、豊臣のいずれが勝っても真田が生き残るという究極の作戦でした。

「いずれまた三人で飲める日が来ることを祈ろう」

予期せぬ兄の提案に対し、信繁は「敵味方に分かれるというのは…」と困惑します。しかし信幸は、この提案を真田一家の「決別」とは考えていませんでした。

「われらは決して敵味方に分かれるのではない。豊臣が勝った時にはお前はあらゆる手を使っておれを助けよ。そしてもし、徳川が勝ったならば、おれはどんな手を使ってもお前と父上を助けてみせる!これは、我ら親子三人がいつの日かまた膝を突き合わせて語り合う日のための策じゃ!」

これまで頼りなく感じていた息子たちの成長、時代を読む目の確かさに感銘を受けた昌幸は、「良き策じゃ…!!」と激賞し、この作戦を承諾。

「いずれまた三人で飲める日が来ることを祈ろう…」そう誓い合い、真田昌幸・信繁と信幸父子は「敵味方」に別れ、大一番「関ヶ原の戦い」を迎えることになります。

東軍勝利 「敗者」昌幸、信繁の運命は…

真田親子の「直接対決」の場はすぐにやってきます。

中山道を西へと引き返す徳川秀忠軍による上田城攻めの急先鋒を任された信幸は、信繁が守る上田城支城・戸石城に攻め入ります。信繁は攻め入ってきた徳川勢の大将が実兄と知ると、戸石城を捨て、すぐに撤退します。

この撤退は、信繁が兄弟の対決を嫌い、兄・信幸に手柄をあげさせようとしたとも言われます。

その後の徳川(東軍)勝利という歴史は、皆様ご存知の通り。

西軍に与した昌幸と信繁は戦後処理により死罪を命じられるのですが、「おれはどんな手を使ってもお前と父上を助けてみせる!」というセリフ通り、信幸は父と弟の助命を乞い、九度山に配流された二人を援助し続けることになります。
※昌幸はこの九度山にて生涯を閉じることになりますが、信繁はその後再起し、いよいよ最後の戦いとなる「大阪の陣」へ…。

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