NHK連続テレビ小説「軍師官兵衛」第22話より。黒田官兵衛の有岡城幽閉前後、ビフォー・アフターのお話です。
1年ぶりの救出 ヒゲぼうぼう、皮膚病、激やせ
第22話「有岡、最後の日」では、1年に渡り有岡城の土牢に幽閉されていた黒田官兵衛(岡田准一)が、ようやく家臣の栗山善助(濱田岳)らにより救出されました。
救出時の官兵衛はヒゲは伸び放題、頬がコケてやせ細り、皮膚病も患っていました。
それもそのはず。有岡城の土牢は非常に劣悪な環境であり、そこに一年に渡り閉じ込められていた官兵衛のダメージはあまりに大きいものでした。
▲如水居士=黒田孝高(くろだよしたか=官兵衛)。崇福寺蔵。
画像はWikipediaより転載(パブリックドメイン)。
歩行障害、醜い瘡、禿頭…後遺症が残る
伝わるところによれば、黒田官兵衛は有岡から救出後近隣の農村へと担がれ、その後有馬温泉に向かって傷を癒したそうです。しかし、過酷な幽閉生活による後遺症は生涯、官兵衛の身体に残ることになります。
官兵衛は左足の関節に障害が残り、歩行や騎行に不自由するようになります。また、頭部に醜い瘡(そう、かさ=皮膚にできるできもの、ただれ。官兵衛は唐瘡=梅毒にかかっていたという説もあります。)が見られ、頭髪が抜け落ちて禿頭になったとも言われています。
岡田准一ビフォーアフター イケメン官兵衛も終了?
これまで「大河ドラマ・軍師官兵衛」では岡田准一による「イケメン官兵衛」が見られました。美しい乗馬シーンなどはジャニーズとは思えない(?)器用な身のこなしであり、青年官兵衛の颯爽とした振る舞いがドラマの魅力でもありました。
しかし23話以降では、官兵衛はこれまでの「爽やか青年武将」ぶりから一転、鬼気迫る「軍師」へと変化していくようです。
ジャニーズの中でも端正な顔立ちを誇り、若い頃から人気があった岡田准一も、かれこれ33歳(出演当時)。生まれ変わった軍師・官兵衛の姿に、岡田准一の大人の魅力が新たに発見できるかも知れません。