朝ドラ「あんぱん」後半(戦後)のストーリー、あらすじを予想 のぶと嵩が上京、同棲、結婚へ

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NHK連続テレビ小説「あんぱん」は、2025年6月初旬現在で第13週(終戦直後)までのあらすじが公表されています。

この記事では第13週以降、のぶと嵩が高知の新聞社で働いた後に上京する戦後のストーリーを、すでに公開されている情報などから予想します。

今後のストーリー創作の参考になっているであろう、やなせたかしと小松暢の史実の歩みもあわせて書いておきます。

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目次

今後の展開予測 上京、結婚、独立、成功へ

現在NHKから公表されている事前情報(ドラマの概要紹介文、人物紹介文)などから、「あんぱん」の今後(戦後以降)のストーリーが以下のようにおおまかに予想できます。

★「あんぱん」戦後のストーリー予想

・夫の次郎を肺結核で亡くしたのぶ、高知新報社に記者として入社。

・中国から復員した嵩は高知でクズ拾いの仕事をするが、やがて辞めて高知新報社に入社。のぶと同僚になる。

・のぶが新聞社を辞めて先に上京。嵩が後を追い上京。

・のぶと嵩、六畳一間のオンボロアパートでの同棲生活開始。

・嵩は百貨店の宣伝部で勤務することに。

・「どんな環境でも楽しめるこの人と一緒にいたい」と考えたのぶと嵩は結婚。

・のぶの後押しもあり、嵩は漫画家として独立。様々な活動(副業?)を手掛けるようになる。

・作曲家いせたくやと出会い、名曲「手のひらを太陽に」が誕生。

・ついに「アンパンマン」が誕生。

以下、各ストーリーを細かく見ていきます。

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予想ストーリー①のぶ、高知新報に入社

終戦直後に夫の若松次郎(中島歩)を肺結核で亡くしたのぶ(今田美桜)は、次郎の夢を受け継いでカメラと手帳を手に市井のフィールドワークを開始。

高知の闇市を歩き回っている際に高知新報の東海林明(津田健次郎)、岩清水信司(倉悠貴)と出会った縁により、高知新報社に女性記者として就職することになります。

高知新報社にとって、のぶは戦後初めて採用する女性の記者の一人。戦時中に傾倒した愛国主義教育が敗戦によりすべて否定されてしまい教職を辞していたのぶは、この高知新報社で働く中で改めて自分の生き方を見直していくことになりそうです。

【史実では?】

のぶのモデル人物である小松暢は、終戦直後に最初の結婚相手である日本郵船職員・小松総一郎を病気で亡くし、夫の遺品であるライカのカメラを手に1946年に高知新聞社に入社。同社初の女性記者の一人として雑誌「月刊高知」の製作に携わっています。

なお小松暢は大阪出身であり、高知育ちのやなせたかしと幼なじみではありません。小松暢は父や亡き夫が高知出身だった縁もあり高知新聞社に入社すると、そこで後から入社してきたやなせたかしと出会っています。

予想ストーリー②のぶと再会した嵩、遅れて高知新報に入社

敗戦後に中国・福建省から復員した嵩は、夫を亡くしたばかりののぶと高知の焼け野原で再会することになります。

日本に戻ってきたものの仕事などない嵩は、生活のためにクズ拾いの仕事を開始(おそらく親友の辛島健太郎と一緒に働く)。その後、クズ拾いの仕事を辞めた嵩はのぶと同じ高知新報社に入社し、二人は同じ雑誌を担当する同僚となります。

【史実では?】

戦後に中国から高知に復員したやなせたかしは、しばらく戦友らとともにクズ拾いの仕事をしていましたが、絵への興味が再発して1946年に高知新聞社に入社。雑誌「月刊高知」の編集部に配属されると、そこで向かいの机に座っていた先輩社員・小松暢と出会っています。

長い戦争から帰ったばかりのやなせたかしは、美人で豪快な性格の小松暢のことをすぐに好きになってしまったのだとか。

「月刊高知」の編集部は4人しかおらず、やなせたかしは編集作業から座談会の司会、カット、連載マンガ執筆まで何でもこなしたそうです。

予想ストーリー③のぶと嵩が上京 超ボロアパートで同棲開始

同僚として高知新報社で働いていたのぶと嵩でしたが、ある日のぶが「ある目的」を持って上京する決意を固めることになります。この時、嵩も上京して漫画家になりたいという思いが芽生えるようですが、気弱な嵩は会社を辞めて生活していけるのかわからず、一歩を踏み出せません。

のぶはそんな嵩に「あなたも後から来なさいよ。先に東京に行って待っているわ」と告げると、さっさと新聞社を辞めて上京してしまいます。

のぶの言葉に背中を押された嵩がのぶを追いかけるように上京すると、二人は六畳一間のオンボロアパートでの生活を開始します。風呂なしトイレ共同、雨漏りや寒風も吹きすさぶボロ家暮らしでしたが、二人はそんな生活を愛おしむようになっていきます。

【史実では?】

高知新聞社の同僚として働く中で恋仲になっていた小松暢とやなせたかし。しかし、小松暢が「代議士の秘書になる」と言って突然上京してしまうと、その1年後にやなせたかしも後を追うように上京しています。※小松暢は社会党の代議士秘書になったようです。

暢は、友人夫婦が住む一戸建ての子ども部屋を間借りしていました。後を追って上京したやなせたかしもこの家に転がり込むと、その家の三歳の男の子の面倒を見ながら、暢との同棲生活を開始しています。

その後、やなせたかしが日本橋三越に就職した頃には知人宅での居候生活に終止符を打ち、中目黒の超オンボロアパート(六畳一間、風呂なし、雨漏りだらけのお化けアパート)を借りて二人だけの生活をスタートさせています。「あんぱん」で描かれる風呂なしトイレ共同、雨漏り寒風当たり前のボロアパート暮らしの様子は、この頃の二人の貧乏ながら自由で幸せな生活ぶりがモチーフになっています。

予想ストーリー④嵩は百貨店勤務に

上京した嵩はいきなり漫画家になるわけではなく、百貨店の宣伝部に就職することになります。

この百貨店勤務時代、嵩は一定の成果をあげる仕事ぶりを見せることが予想されますが、漫画執筆活動も継続させていきます。

【史実では?】

上京したやなせたかしは最初は小さな図案社で働いたようですが、1947年10月頃に日本橋三越の宣伝部員として採用されています。

宣伝部では、店内装飾や売り場の看板デザインなどを手掛けていたというやなせたかし。現在も使われている三越の包装紙「華ひらく」は、宣伝部のやなせたかしが依頼して洋画家・猪熊弦一郎に描いてもらったもの。包装紙に書かれた「Mitsukoshi」というローマ字のレタリングはやなせたかしが書いたものです。

日本橋三越在籍当時のやなせたかしは決して仕事熱心ではなく、本業のほかに余った時間で個人的な仕事(「独立漫画派」という集団に属し、漫画連載などを割り振ってもらっていた)もこなし、漫画の投稿も続けていました。

予想ストーリー⑤のぶと嵩が結婚

雨の日は傘をさし、晴れた夜は天井越しに星が見える…。そんな貧乏ボロ家暮らしを楽しく続けるのぶと嵩は、やがて「どんな環境でも楽しめるこの人と一緒にいたい」と互いに考えるようになり、ついに二人は結婚をすることになります。のぶにとっては再婚、嵩にとっては初婚となります。

ちょっと気弱で引っ込み思案の嵩と、強気にグイグイと人生を切り開いていく「ハチキン」のぶ。異なる性格ながら「運命の糸」が見え隠れしていた最強コンビが、ついに生涯のパートナーとして結ばれます。

【史実では?】

小松暢の後を追って上京したやなせたかし。二人は上京後の1947年頃に結婚をしたようです。小松暢にとっては二度目の結婚、やなせたかしは初婚でした。

二人の間に子どもはおらず、「アンパンマンが2人の子供である」という考えだったのだとか。

予想ストーリー⑥嵩が漫画家として独立 マルチな才能を見せる

百貨店の宣伝部でサラリーマン生活を送っていた嵩ですが、のぶの激励と後押しもあり、思い切ってフリーランスとして独立することになります。

独立時、おそらく嵩の漫画はまったく売れていない状態かと思われますが、史実通りであれば嵩が所属する「漫画家集団」経由で細々と漫画連載の仕事が入ってくるのではないかと予想します。

漫画家を目指して独立した嵩でしたが、舞台演出や衣装デザインなど、思わぬ形で依頼された仕事から副業が生まれ、嵩のマルチな才能が花開いていくことが予想されます。

▼戦後、小倉連隊でお世話になった元上等兵・八木信之介と嵩が再会することが予告されています。八木はインテリの文学青年ですから、出版関係の仕事をしているのではないかと予想します。

【史実では?】

やなせたかしは34歳だった1953年3月に三越を退社し、フリーランスになっています。退社を悩んだやなせたかしに対し、妻の小松暢は「辞めたらいいじゃないの。なんとかなるわ。収入がなければ、私が働いて食べさせてあげる」と言って後押しをしたようです。

独立後は、所属していた若手漫画集団「漫画集団」から仕事を回してもらい、漫画の連載などで細々と食っていたというやなせたかし。天才・手塚治虫の台頭や長編漫画の流行などにより漫画家として世間から取り残された感覚を覚え、焦りを覚えていたようです。

予想ストーリー⑦作曲家・いせたくやと出会う 「手のひらを太陽に」誕生

フリーランスとしてさまざまな仕事(舞台演出など?)を行っていく嵩ですが、超売れっ子の作曲家・いせたくや(大森元貴)との出会いにより大きな転機が訪れそうです。

いせたくやは、作曲家・いずみたくをモデルにした人物です。やなせたかしは舞台関係の仕事(副業)をする中でいずみたくと出会い、これが縁となりいずみたく作曲、やなせたかし作詞による童謡「手のひらを太陽に」を生み出しています。

【史実では?】

1958年、雑誌のイラスト仕事でスター歌手・宮城まり子に気に入られた縁で、彼女のリサイタルの舞台構成、衣装デザインなどを頼まれたやなせたかし。この仕事が好評になると、それ以降、舞台製作や衣装デザイン、司会業などの仕事の依頼が急増し、こうした副業が一時的に本業のようになっていきます。

これらの仕事が縁となり、人気作曲家のいずみたくと知り合ったやなせたかし。自身が構成を担当するニュースショーの「今月の歌」コーナーで使う曲を創作することになると、自らが作詞し、いずみたくに作曲を依頼した童謡「手のひらを太陽に」を生み出しています。

予想ストーリー⑧「アンパンマン」誕生

物語の終盤では、嵩にとって代表作となる漫画「アンパンマン」を生み出すことが予想されます。

「アンパンマン」誕生の経緯は不明ですが、幼少期からお世話になった「ヤムおんちゃん」こと屋村草吉(阿部サダヲ)の存在が「アンパンマン」創作のヒントになるのではないかと予想します。

その他、気になるストーリー予想

この他にも以下のようなサイドストーリーが描かれることが予想されます。

サイドストーリー①メイコと健太郎のその後

2025年6月5日に放送された「あさイチ」にゲスト出演した朝田メイコ役の原菜乃華は、番組冒頭で健太郎との今後の関係性について聞かれると「楽しみにしていてください」と含みを持たせる発言をしています。

NHKが公表している辛島健太郎の人物紹介文には、健太郎が「のぶや朝田家の面々とも関わっていくことになる。」と書かれています。健太郎が朝田家の家族の一員になる、そんな日が来るかも知れませんね。

サイドストーリー②蘭子と豪ちゃん

2025年6月現在、「あんぱん」のドラマ公式ホームページの「キャスト・人物相関図」欄に掲載された第10週以降の人物相関図に、戦死したはずの原豪(細田佳央太)が残されたままになっています。

この人物相関図の蘭子と豪の間には点線が引かれ「思いが通じ合う」という文字も新たに追加されたおり、もしかして豪ちゃんは逃げ延びて生きているのでは?という視聴者の声が上がっています。

豪が生きているのか死んでいるのかは不明ですが、いずれ蘭子が自身の結婚について向き合う展開や、メイコと蘭子のどちらが朝田家ならびに朝田石材店を継ぐのかという問題が勃発するものと予想します。

サイドストーリー③ヤムおんちゃんの過去

戦時中に乾パンを焼いたことをキッカケに、御免与町から出ていったしまったフーテンのパン職人「ヤムおんちゃん」こと屋村草吉(阿部サダヲ)。

これまで銀座のパン屋(美村屋)で修行していたらしいことや、欧州大戦の日本人義勇兵として辛い経験をしたことなどが判明していますが、過去の詳細はまだ曖昧なままです。

ヤムおんちゃんは「アンパンマン」のジャムおじさんがモデルになっていると考えられ、嵩が「アンパンマン」を生み出す際の重要人物になることが予想されます。戦後にヤムおんちゃんの再登場があるのでないでしょうか。

サイドストーリー④うさ子の後悔

のぶとともに女子師範学校で愛国教育に傾倒していった幼なじみの小川うさ子(志田彩良)。

愛国教師の黒井雪子(瀧内公美)に心酔し、彼女の後を追うように女子師範学校に残ったうさ子ですが、敗戦後はのぶと同様に深い後悔の念を抱いていくであろうことが予想されます。

戦後、うさ子が人生の再スタートをはかる姿も描かれるのではないでしょうか。

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