NHK連続テレビ小説「あんぱん」第21週(2025年8月18日〜)では、健太郎からの頼みを受けて嵩がNHKのバラエティ教養番組「まんが教室」に出演する様子が描かれます。
この「まんが教室」という番組は、やなせたかしが出演して人気となった「まんが学校」という番組がモデルになっていると考えられます。
【あんぱん】嵩、「まんが教室」に出演 お茶の間に人気者に?

いせたくや(大森元貴)や六原永輔(藤堂日向)との縁により舞台美術の仕事、作詞業(「手のひらを太陽に」)を手掛けるなどマルチな活躍を見せ始めていた柳井嵩(北村匠海)。
そんな嵩のもとに、NHKで働く旧友・辛島健太郎(高橋文哉)から思わぬオファーが届くことになります。
それは、NHKの児童向け教養バラエティ番組「まんが教室」に出演して欲しいというもの。人前に出ることが苦手な嵩は出演を渋りますが、健太郎に押し切られる形でこれを承諾。緊張の面持ちで第一回の生放送の収録現場に臨みます。
のぶ(今田美桜)がテレビの前で心配そうに見守る中、絵描き歌の初動からミスをしてしまった嵩は慌てふためいて…。
【史実】やなせたかし出演 NHK「まんが学校」がモデル
▼書籍化もされた「まんが学校」。帯には「きみたちもマンガがかける!全国でいま爆発的な人気を呼んでいるNHKまんが学校 先生はおなじみのやなせ・たかしさん、立川談志さんです」と書かれています。

嵩が出演する「まんが教室」は、モデル人物である漫画家・やなせたかしが実際に出演していたNHKの児童向け教養バラエティ番組「まんが学校」がモデルになっていると考えられます。
1953年(昭和28年)に三越百貨店から独立しフリーの漫画家になっていたやなせたかしは、歌手・宮城まり子のリサイタルの舞台美術や脚本執筆、永六輔と手掛けたミュージカル「見上げてごらん夜の星を」での舞台美術、いずみたくとの名曲「手のひらを太陽に」の作詞など、マルチな才能を見せ始めていました。
1964年(昭和39年)からは、NHKの漫画をテーマにした児童向け番組「まんが学校」(毎週月曜 18:00〜18:25)に、番組終了までの3年間にわたりレギュラー出演。
人気落語家の立川談志が司会を務めるこの番組において、やなせたかしは漫画の指導やクイズ出題を担当し、お茶の間の人気者になっています。
「まんが学校」は、漫画に興味がある小学生の児童たちをスタジオに招き、漫画の描き方を指導したり漫画によるクイズを出題したりするという形式の番組でした。
番組内で扱われるクイズの内容は社会常識や歴史、自然科学など、子どもたちが広く知るべき知識が中心。やなせたかしは当初、もっと漫画そのものを指導、教育するような番組をイメージしていたようですが、結果的に子どもたちが広く豊かな知識を身につけることが良い漫画を描くことに繋がると納得をしていたようです。
「まんが学校」には毎週一人漫画家がゲストとして出演しており、手塚治虫、馬場のぼる、水森亜土、石ノ森章太郎ら人気の漫画家も多数出演しています。
2025年6月には、NHK Eテレで単発番組「令和まんが学校」として復活。司会はお笑いトリオ「ハナコ」が、やなせたかしが務めた漫画講師役には漫画家の板垣巴留が招かれています。
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