朝ドラ「ばけばけ」花田旅館の女中・ウメ ユマニテ俳優・野内まるが演じる

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NHK連続テレビ小説「ばけばけ」に登場する花田旅館の女中・ウメについてまとめます。

ウメを演じている俳優・野内まる(のうち・まる)のプロフィールなどもまとめます。

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花田旅館の女中・ウメ 目の不調を訴えるが主人の平太はスルー

著:ふじきみつ彦, 編集:NHK出版, 読み手:NHKドラマ制作班
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松江にやって来たレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)が最初に滞在することになる、昔ながらの宿・花田旅館。

外国人慣れしていない主人の花田平太(生瀬勝久)、トキ(髙石あかり)の良き相談相手でもある女将の花田ツル(池谷のぶえ)、それに働き者の女中のウメ(野内まる)が旅館を切り盛りしています。

主人の平太は突然やって来た「異人さん」の扱いに戸惑い、ヘブンと小さな衝突を繰り返していくことになります。

特にヘブンを怒らせてしまうのが、目が痛いと訴えている女中のウメを放置し、医者に連れて行けというヘブンの忠告も軽くあしらう平太の態度です。ヘブンは16歳の時に事故で左目を失明しており、目の不調にはとても敏感なのでした。

【史実】眼病を患っていた「富田旅館の娘」がモデルか

ウメが目を痛めているエピソードは、ヘブンのモデルであるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が松江での最初の3ヶ月間を過ごした富田旅館での出来事がモチーフになっていると考えられます。

当時、富田旅館には小さな娘がおり眼病を患っていたそうなのですが、それを見て気の毒に思ったハーンは宿の主人に早く病院に連れて行くように進言したそうです。

しかし、宿の主人はただ「はいはい」と言ってハーンの忠告を何度もスルー。ハーンは「珍しい不人情者、親の心ありません」と主人の人間性に激怒し、ついには富田旅館を出て引っ越してしまったのだとか。

ハーンは16歳の時に事故で左目を失明しており、誰よりも目の健康の大切さを痛感していたのでしょう。宿を出た後に「娘少しの罪ありません、ただ気の毒です」と言って自分でこの娘を医者にかけてやり全快させてあげたという優しいエピソードが残されています。

▼小泉八雲との日々を綴った小泉セツ(トキのモデル人物)の「思い出の記」。日本国内ではパブリックドメインの作品となっており、Amazon Kindle版では0円で購入できます。

花田旅館からウメを派遣 トキに女中業のイロハを教える

ウメは、花田旅館で暮らし始めたヘブンの身の回りの世話を行い、気難しいヘブンの扱い方にも慣れていきます。

やがてヘブンが平太との軋轢に耐えきれなくなり花田旅館を出て家を借りると、今度は錦織(吉沢亮)から依頼を受けたトキが、ヘブンの日々の生活を「女中」として世話していくことになります。

当時、異人の女中を個人宅で行うことは、「ラシャメン(異人の妾)」と呼ばれて蔑まれていました。外国人の異性と密室で二人きりになるような仕事ですから、トキは覚悟を決めてヘブンの家に初出勤をすることになります。

いざヘブン邸に到着すると、そこにはウメの姿がありました。平太とツルがトキの身を案じ、女中の仕事の引き継ぎという名目でウメをヘブン邸に派遣してくれたようです。ウメはトキに女中仕事のイロハ、気難しいヘブンの扱い方のコツを伝授して…。

ウメ役を演じる俳優・野内まる 正統派の「ユマニテ顔」?

花田旅館の女中・ウメ役を演じているのは、神奈川県出身、「ユマニテ(humanite)」所属の23歳の俳優・野内まる(のうち・まる)です。

Netflix配信ドラマ「阿修羅のごとく」や、TBS系日曜劇場「御上先生」、読売テレビドラマ「オクトー~感情捜査官 心野朱梨~ Season 2」、WOWOW 連続ドラマW「災」、映画「アンダーニンジャ」などへの出演で存在感を見せている野内まる。

日本マクドナルドのCM「ちがう街、おなじ味(東バージョン<マック>、西バージョン<マクド>)」、大塚製薬 カロリーメイトのCM「光も影も」(第61回ギャラクシー賞 入賞)で話題になったほか、雑誌「装苑」や「SWITCH」などにも登場し、唯一無二の雰囲気(オシャレ感?)を醸し出しています。

2024年から所属している事務所「ユマニテ」は、安藤サクラ、門脇麦、岸井ゆきの、古川琴音、山田真歩、三浦透子、伊東蒼ら朝ドラやNHKドラマでもお馴染みの実力派(個性派)俳優がズラリ。

一部ファンの間では、地味系ながら独特の個性を発しているこれらユマニテの先輩俳優たちを「ユマニテ顔」と称しているようです。

野内まるも決して派手ではないジワジワ系和風顔+演技派という、いかにも「ユマニテ顔」と言われそうな俳優さん。「ばけばけ」への出演をキッカケに、活躍の場を広げていくかも知れません。

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