「どうする家康」歩き巫女・千代(古川琴音)はスパイ?モデルは武田氏のくノ一・望月千代女か

NHK大河ドラマ「どうする家康」第7回から登場している謎の歩き巫女・千代。妖艶な踊りで庶民を魅了し本證寺への勧誘を行う千代ですが、望月千代女(もちづき・ちよじょ)という武田氏に関係する女性がモデルである可能性があります。

この記事では、千代というキャラクターの人物設定、モデルではないかと噂されている望月千代女の素性などをまとめます。

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本證寺で魅惑の踊りを見せる千代

「どうする家康」第7回では、父・松平広忠により本證寺(一向宗の寺)などに認められた「守護使不入の特権」に家康が疑問を呈し、本證寺から年貢をがっぽりと徴収してしまおうと企てる様子が描かれています。

まずは本證寺がどのような所なのか知るために潜入視察を行った家康でしたが、そこで出会ったのが、妖艶な踊りで庶民を魅了して本證寺へと誘う歩き巫女・千代でした。

どこからともなく現れては美しく舞い、一向宗門徒たちの羨望を集めるミステリアスな巫女・千代。その素性は謎だらけですが、農民に変装していた家康の正体をすぐに見抜くなど、ただ者ではなさそうです。

やがて家康の強引な動きに反発した本證寺の住職・空誓上人が、同門である上宮寺や勝鬘寺とともに門徒に檄を飛ばして蜂起すると、「三河一向一揆」と呼ばれる大きな抵抗運動に発展。家康の人生において有数の危機が訪れることになります。

この一揆の際、千代は武器を持って寺に集まれ!と門徒たちをあおり、家康に抵抗することになります。さらに三河では一向宗と関わりがない吉良義昭と大草松平昌久が混乱に乗じて家康の首を狙うなど、三河国内は大混乱に陥りますが、この一連の騒動の裏に千代の暗躍があることを家康は知る由もありません。

怪しげな行動を見せ続ける千代ですが、その行動の背後には「ある武将」の思惑があり…。

▼演技派としてNHKが高く評価している古川琴音(ふるかわ・ことね)。神奈川県出身の26歳。NHK朝ドラ「エール」では主人公夫婦の娘役を演じ、NHK特集ドラマ「アイドル」では伝説のアイドル・明日待子役で主役に抜擢。主演映画「偶然と想像」は第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞 (審査員グランプリ)を受賞。ほかに民放ドラマ「いとしのニーナ」「この恋あたためますか」「コントが始まる」などにも出演。

武田氏のくノ一・望月千代女がモデル

「麒麟がくる」で門脇麦が演じたヒロイン・駒のように、またしても史実に存在しない架空のキャラクターが登場したのか?と噂される歩き巫女・千代。しかし、千代は実在の女忍者=くノ一・望月千代女(もちづき・ちよじょ)がモチーフになって創作されたキャラクターであると考えられます。
※第9回放送で、千代は武田信玄に諜報活動の成果を報告。その際に信玄は千代のことを「望月千代」と呼んでいましたので、千代=望月千代女であることが確定しましたね。

望月千代女は、信濃国望月城の城主だった武田家家臣・望月盛時(もちづき・もりとき)の妻だったとされる人物。望月盛時は第四次川中島合戦にて戦死したとも伝わります。

夫の死後、千代女は武田信玄により甲斐・信濃二国の神子頭に任じられ、禰津村(現在の長野県小県郡)に移住して巫女村を形成し、甲斐・信濃両国の巫女を支配したともされます。

あくまで諸説のひとつですが、千代女を中心とした禰津村の巫女たちは「くノ一」として諸国に潜入し、武田家のために機密情報を収集したとする説があります。千代女が色香で男を惑わして機密情報を収集をしていた、なんていうちょっとドラマティックな説をとなえる研究者もいるようですね。

三河一向一揆は武田信玄の思惑?「どうする家康」が描くストーリー

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「どうする家康」は史実をふくらませてストーリーを創出していますが、三河一向一揆の勃発に関して、甲斐・武田信玄の直接の関与はないにしても、背後で何らかの扇動を行ったと匂わせるようなストーリーが描かれていくかも知れません。思えば、阿部寛演じる武田信玄が初回から三河の動向を気にしている描写がありましたしね。

今後、武田信玄と徳川家康が密約を交わし、武田が駿河を、徳川が遠江の領地を切り取るという共闘関係を一時的に見せていきます。しかし武田が着々と奥三河へと侵入し家康を脅かしていく中で、次第に徳川と武田の対立は激化していきそうです。

武田の女スパイ・千代は今後、徳川と武田が対立を深めていく物語中盤以降で、陰で歴史を動かしていくキーパーソンになっていく可能性があります。

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