【べっぴんさんロケ地】すみれの女学校は「豊郷小学校旧校舎」 「けいおん!」の聖地

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NHK連続テレビ「べっぴんさん」でヒロイン・坂東すみれ(芳根京子)が通うことになる神戸の女学校(栄心女学院)のロケ地、使用されている建物についてまとめます。

この建物は、テレビアニメ「けいおん!」の聖地としても知られます。

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目次

ロケ地は滋賀県「豊郷小学校旧校舎」

17歳に成長したすみれは、女学校の最高学年になり、親友・多田良子(百田夏菜子)、田坂君枝(土村芳)らと「手芸倶楽部」を結成。楽しい青春の日々を過ごしています。

この女学校の場面(外観、廊下のシーンなど)で撮影に使われたのが、滋賀県犬上郡豊郷町にある「豊郷小学校旧校舎」です。

※娘のさくら(井頭愛海)も後に同じ「栄心女学院」に通うことになります。さくらが通う時代の校舎は、神戸女学院・理学館がロケ地として使用されています。

▲豊郷町観光協会の「豊郷小学校旧校舎群」案内ページ。画像をクリックするとリンク先に飛びます。

ヴォーリズの設計「白亜の教育殿堂」「東洋一の小学校」

「豊郷小学校旧校舎」は、1937年(昭和12年)に同校OBで丸紅専務取締役だった古川鉄治郎が私財を投げ打って建設しています。

アメリカ人建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズによる設計で、伸びやかな直線と白い壁面が印象的な壮麗な鉄筋コンクリート造。当時はその迫力から「白亜の教育殿堂」「東洋一の小学校」と呼ばれました。総工費が当時の豊郷町の予算の10倍にあたるとのことで、いかに豪華な作りだったかがうかがい知れます。

※ウィリアム・メレル・ヴォーリズは、あの広岡浅子(「あさが来た」ヒロインのモデル)の娘婿の妹の結婚相手で、同ドラマでも建築家「ウォリンガー」として登場していました。

取り壊し・保存問題で全国的に話題に

同校舎は近年、「取り壊し・改築問題」でも全国的に話題になりました。1999年(平成11年)に新町長が就任すると、老朽化、耐震性を理由に突然旧校舎(2代目)を取り壊し新校舎(3代目)を建設すると発表し、町は大騒動になりました。

結局、地元住民の保存運動や全国的なマスメディアの報道もあり、校舎の保存が決定。2009年(平成21年)には改修工事が行われ、現在は町立図書館や子育て支援センターなどが入居する複合施設として利用されています。2013年(平成25年)には国の登録有形文化財に登録されています。

「けいおん!」の「桜が丘高等学校」モデル

また、同校舎はテレビアニメ「けいおん!」で、主人公たちが通う「桜が丘高等学校」の校舎のモデルであることでも知られます。

旧校舎内の音楽室にはファンが持ち寄った「けいおん!」関連のグッズや楽器が展示されているほか、「けいおんカフェ」の開業や、ライブなどの町おこしイベントも同校舎内で行なわれており、「聖地」としてファンの間で愛されています。

他に、NHKドラマ「経世済民の男 小林一三」のロケ地としても使われています。

豊郷町によれば、同校舎は校舎の見学は自由(9:00〜17:00)とのこと。

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