TBS系日曜劇場「DCU」に、落語家の春風亭昇太が出演しています。「笑点」での司会進行役はもちろんのこと、俳優としても才能を見せていますね。
この記事では、春風亭昇太が演じるエリート上官・早川守役の人物像、春風亭昇太の俳優としてのドラマ出演歴などをまとめます。
権力の座にしがみつき、いかにも日曜劇場らしい登場人物に見える早川守。果たして善人なのか悪人なのか…。ドラマの進展とともに次第に本性が明かされていきそうです。
新名を引きずり下ろしたい 出世欲の塊・早川次官
春風亭昇太が演じるのは、海上保安庁ナンバー2のポジションにあるエリート次官・早川守(はやかわ・まもる)役です。
早川は出世欲が非常に強い男で、いつかは海上保安庁のトップである長官の座に就くことを狙っています。
そのためにも、新設された「DCU」を成功に導くことは彼にとって最重要事項。手柄を自分のものにする気は満々ですが、警察関係者からも批判が多い「DCU」に何か問題が発生した際には、部下の佐久間雄二(佃典彦)に責任をなすりつけようと考えています。
早川次官は、真実を明かにするためには手段を選ばない「DCU」隊長・新名正義(阿部寛)のやり方に危険を感じており、機会があればいつでも新名のことを引きずり下ろそうと企んでいます。そんな次官の気持ちを知っているのか、新名隊長に反発心を持つ隊員の西野斗真(高橋光臣)は早川次官に取り入ろうと接近し…。
【春風亭昇太 新型コロナに感染】https://t.co/6VdOHgMp7c
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) January 19, 2022
落語家の春風亭昇太が19日、新型コロナウイルスに感染したことを自身の公式サイトで報告した。
俳優としても活躍 春風亭昇太
人気落語家、「笑点」の司会者、タレントと幅広い活躍を見せている春風亭昇太(62歳)。師匠の5代目春風亭柳昇がそうであったようにテレビ出演も積極的に行う落語家として知られますが、俳優としての活躍も目立ちます。
俳優・春風亭昇太「タイガー&ドラゴン」「おんな城主 直虎」
春風亭昇太のドラマ初出演は、まだ二つ目だった1988年のNHK銀河テレビ小説「新橋烏森口青春篇」の高橋イサオ役でした。その後、1992年に真打に昇進すると、ドラマ「はぐれ刑事純情派PART VI」(1993年・テレビ朝日系・笑遊亭小銀役)、「タイガー&ドラゴン」(2005年・TBS系・林屋亭どん吉役)などに出演。
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(2014年)の黒田二十四騎・毛屋主水役、「花燃ゆ」(2015年)の小伝馬牢獄囚・平六
役、「おんな城主 直虎」(2017年)の戦国大名・今川義元役なども演じ、俳優として実績を残しています。
日曜劇場も常連 阿部寛と共演も
近年ではTBS系日曜劇場でも常連俳優となりつつあります。
2015年の「下町ロケット」では、白水銀行の融資課長・柳井哲二役で出演。融資を願う佃製作所の社長・佃航平を横柄な態度で突っぱね、後に掌返しですり寄る小狡い銀行マンを演じています。
ほかにも「小さな巨人」(2017年)の芝警察署署長・三笠洋平役、「THE GOOD WIFE / グッドワイフ」(2019年)の車椅子生活の弁護士・三栗谷剛役、「グランメゾン東京」(2019年)の城西信用金庫の融資担当・汐瀬智哉役で日曜劇場に出演しています。
また、映画「ふしぎな岬の物語」(2014年・柴本孝夫役)、「ママ、ごはんまだ?」(2017年・浅野役)、「祈りの幕が下りる時」(2018年・大林主任役)、「七つの会議」(2019年・飯山孝実役)などに出演。マルチな才能を見せています。