「花子とアン」はなが赴任する「阿母尋常小学校」ロケ地は茨城県大子町「旧上岡小学校」

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NHK連続テレビ小説「花子とアン」で、修和女学校を卒業した安東はな(吉高由里子)が悩んだ末に選んだ進路は、故郷・甲府での代用教員の道でした。その赴任先となったのが、かつて幼い頃にはなも通った「阿母尋常小学校(あぼじんじょうしょうがっこう)」。

この記事では美しい木造校舎「阿母尋常小学校」のロケ地について書きます。

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阿母尋常小学校は大子町「旧上岡小学校」でロケ

「阿母尋常小学校」は、典型的な農村部の古き良き学び舎。日本人ならば誰もが「懐かしい」と感じてしまう木造の校舎です。この阿母尋常小学校の校舎の撮影は、ドラマや映画のロケ地として有名な廃校・茨城県久慈郡大子町の「旧上岡小学校(うわおかしょうがっこう)」で行なわれています。

「フィルムコミッション」(撮影場所誘致や撮影支援をする機関で、日本各地にある)に登録されている旧上岡小学校の木造校舎は、なんと明治12年築。平成13年に廃校になって以来、数多くのロケ地としてメディアに登場しています。

これまでNHKの連続テレビ小説では「おひさま」(2011年・井上真央主演)で、ヒロインの赴任先の国民学校のロケ地として、他に「純情きらり」(2006年・宮﨑あおい主演)のロケ地としても使用されています。民放ではTBS系ドラマ「砂の器」、「さとうきび畑の唄」などの舞台にも使用されています。

▲古い木造校舎が多く残る、茨城県久慈郡大子町のホームページ

大子町では、旧上岡小学校の他にも廃校を観光資源として積極的に活用しています。旧上岡小学校から車で10分ほど、旧槙野地小学校(明治7年創設)では「大子おやき学校」として郷土食である「おやき」をつくる体験が出来ます。その他、池田小学校、旧西金小学校、旧浅川小学校、旧初原小学校などなど、古くからの校舎が守られて、公共施設への転用やイベント会場、ロケ地としての利用などがなされています。

実在の村岡花子は山梨英和女学校に赴任

はなの社会人としての生活は、近代的な洋館だった修和女学校(ロケ地:愛知県・博物館明治村「北里研究所」)とは違った懐かしい雰囲気の木造校舎でスタートします。

なお、安東はなのモデルになった村岡花子は東京の東洋英和女学院高等科(修和女学校のモデル)を卒業すると、系列である山梨英和女学校(甲府市)に英語教師として赴任しています。このあたりは実話とは少々違うストーリーとなっている模様です。

旧上岡小学校DATA:
住所:茨城県久慈郡大子町上岡957-3
見学時間:土・日曜日と祝日のみ校舎内の見学が可能。9:00〜16:00まで
入場料:無料
電話・問い合わせ:0295-72-1138(※大子町役場)

▼その他の「花子とアン」ロケ地のまとめはこちら。
花子とアン・ロケ地まとめ一覧 カナダ、山梨県、茨城県、千葉県など各地で撮影

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