TBSドラマ版「この世界の片隅に」登場人物、出演者、キャストまとめ

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2018年7月から放送されるTBS系ドラマ「この世界の片隅に」の登場人物、キャスト(出演者)をまとめます。

「この世界の片隅に」には、ヒロイン・すずの生家である広島・江波の「浦野家」、嫁ぎ先である呉の「北條家」などが登場。これに加え、それぞれの家の近所の人々などもヒロインと関わっていきます。

また、当時と現在の時空を橋渡しする「現代劇パート」に榮倉奈々、古舘佑太郎が出演します。

▼登場人物の名前が「元素名」にちなんでいる?ドラマをより楽しむための余談記事。
【この世界の片隅に】元素名が登場人物の命名由来?偶然の一致まとめ

▼子役に関してはこちらの記事にまとめています。
TBSドラマ版「この世界の片隅に」子役まとめ すず、すみ、要一、晴美役

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目次

浦野家と広島・江波の人々

(浦野家)

ヒロイン・浦野(北條)すず…松本穂香

この物語の主人公。おっとりとした性格で不器用ながら、他人を思いやる優しい心根を持ち、周囲からも愛される人物。絵を描くことが得意だが、裁縫が苦手で祖母・イトに教えてもらっている。

ひょんなことから周作に見初められ、呉の北條家に嫁ぐことになる。北條家では小姑・径子に時に叱られたりしながらも、持ち前の知恵と明るさで日々の生活を乗り越えていく。やがて戦争が故郷・広島や呉の街を破壊して行き、すずは…。

ヒロイン役を演じる松本穂香は、オーディションにより3,000人の中から選ばれた。NHK朝ドラ「ひよっこ」への出演などで大きな注目を集めている新進女優。

すずの幼少期は朝ドラ「わろてんか」への出演などで知られる子役・新井美羽が担当。

父・浦野十郎…ドロンズ石本

すずの父。以前は海苔の養殖をしていたが埋め立てにより廃業し、工場に勤めるようになる。

ドロンズ石本は物語の地元・広島市の出身。お笑いタレントとしての活動に加え、近年は俳優業にも進出。実業家として飲食業も手がけるなど幅広く活動している。

母・浦野キセノ…仙道敦子

すずの母。マイペースなすずを心配し、時には叱りつける母性愛にあふれた人物。要一が出征する際には思わず涙を見せる。

仙道敦子は80年代から90年代にかけて日本のトップ女優として活躍。俳優・緒形直人と結婚後は芸能活動を休止していたが、本作品で実に23年ぶりに女優として復帰。

兄・浦野要一…大内田悠平

すずの兄。幼い頃から気性が荒くすぐすずの頭を殴るなど、「鬼(おに)いちゃん」と呼ばれるほどの怖い存在だったが、軍人となって出征してしまう。出征後は便りをよこさず、家族も心配しきり。

大内田悠平は、ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」(TBS)、「あすなろ三三七拍子」(フジテレビ)などに出演経験がある25歳の俳優。

幼少期の要一は子役の土屋慶太が演じる。

妹・浦野すみ…久保田紗友

すずと一つ違いの妹。美人でしっかりものであり、すずとは少しタイプは違うが大の仲良し姉妹。挺身隊で働き始めると陸軍のイケメン将校に恋をするなど、お年頃の女の子に成長していく。

久保田紗友は、朝ドラ「べっぴんさん」、日テレ系ドラマ「過保護のカホコ」などに出演し注目を集める若手女優。

すみの幼少期は子役の野澤しおりが、13歳の頃のすみは荒木優那が演じる。

祖母・森田イト…宮本信子

すずの母方の祖母で、キセノの母。広島・草津に住む。不器用なすずを優しく見守るおばあちゃん。

演じるのは、近年NHK朝ドラ「あまちゃん」「ひよっこ」などで「優しいおばあちゃん」役を好演し、円熟味を増している女優・宮本信子。

(すずの地元の友人)

幼馴染み・水原哲…村上虹郎

すずの初恋の相手で、元ガキ大将。海難事故で亡くなった兄の遺志を継ぎ、海兵団に入団する。すずは当初お見合いの相手を哲だと勘違いするなど、哲に対する気持ちは心の中に眠っている…?

村上虹郎は俳優・村上淳、歌手・UAを両親に持つ。映画「2つ目の窓」、ドラマ「仰げば尊し」(TBS)などに出演している新進俳優。

▼映画の公開とともに口コミで評判が伝わり、高い評価を得るに至った劇場アニメ版は、ヒロインの声を能年玲奈が担当。

北條家と呉の人々

(北條家)

夫・北條周作…松坂桃李

すずを見初め、夫となる人物。海軍で軍法会議の録事をしている。無口で神経質そうに見えるが、秘めた情熱を持ち、すずを愛してくれる優しい夫。遊女・リンとの怪しげな関係にすずが勘付き…?

夫役を演じるのは、今年春まで放送されていたNHK朝ドラ「わろてんか」でヒロインの夫役を務めるなど、若手俳優の中でも確かな実績を誇る松坂桃李。

周作の父・北條円太郎…田口トモロヲ

すずの義父で、海軍の技師。真面目かつ温和ですずにも優しいが、家の中の空気の変化に鈍い面も。

俳優、映画監督、ミュージシャンなど様々な顔を持つ田口トモロヲ。近年はドラマ「『植物男子ベランダー』シリーズ」(NHKBS)、「『バイプレイヤーズ』シリーズ」(テレビ東京)などで程よく枯れた中年男役を好演。

周作の母・北條サン…伊藤蘭

すずの義母、姑。足が悪く寝ていることが多いが、裁縫や精米など出来る範囲で家事を手伝ってくれる。すずに対しても好意的に接してくれる優しい人物。

演じるのは、元キャンディーズのメンバーで女優の伊藤蘭。

周作の姉・黒村径子…尾野真千子

すずの義姉、小姑。当時としては珍しい恋愛結婚により家を出たが、とある理由で北條家に出戻りをしてきた。何事もテキパキとこなし、鈍臭いすずにチクチクと小言をいうなど気が強い。いつもぼーっとしている嫁のすずが気にくわないらしい。

NHK朝ドラ「カーネーション」のヒロイン役などで高い評価を獲得している尾野真千子を起用するだけあり、黒村径子役はストーリー上で重要な存在に。

周作の姪・黒村晴美…稲垣来泉

径子の娘。今は離れて暮らす兄に軍艦の名前を教えてもらっていたため、軍艦にやたら詳しい。すずに懐いてくる可愛らしい少女。

稲垣来泉は、NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」でヒロインの姪っ子役を演じるなど子役として活躍中。

(呉の人々)

遊女・白木リン…二階堂ふみ

呉・朝日遊郭の遊女で広島出身。ひょんなことからすずと出会い、不思議な友情を育んでいく。周作とは何やらただならぬ仲らしい…?実は少女時代に「座敷わらし」としてすずと会っている…?

少々影がありそうなリン役を演じるのは、現在放送中のNHK大河ドラマ「西郷どん」で愛加那役を演じ大きな話題となった実力派女優・二階堂ふみ。

刈谷幸子…伊藤沙莉

北條家の隣に住む女性で、幼い頃から周作に想いを寄せていた。嫁入りして来たすずに対し怪訝そうな顔を見せるが、何だかんだすずと仲良しになっていく。原作にも「刈谷」という近所の主婦が登場するが、幸子はドラマオリジナルのキャラクターとのこと。

伊藤沙莉はNHK朝ドラ「ひよっこ」で米屋の娘・さおり役を演じ、コミカルな演技が大きな話題となっている。

刈谷タキ…木野花

幸子の母で、主婦仲間のリーダー役。嫁にやってきたすずに優しく集落のことを教える。

演じるのはベテラン女優の木野花。NHK朝ドラ「あまちゃん」では「メガネ会計ババア」として人気に。

堂本志野…土村芳

北条家のご近所・堂本家のお嫁さん。夫が出征中。すずとは「お嫁さん同士」であり、すずが集落に来てくれたことが嬉しくてたまらない。原作では近所の老婦人「堂本」というキャラクターが登場している。

土村芳は、黒木華らを輩出した「京都造形芸術大学映画学科俳優コース」出身の若手女優。NHK朝ドラ「べっぴんさん」にヒロインの親友・村田君枝役で出演。

堂本安次郎…塩見三省

志野の祖父。偏屈な読書好きの老人で、いつも井戸端に座っている。子供には優しい?

NHK朝ドラ「あまちゃん」に「琥珀のベンさん」として出演後、2014年に脳出血で倒れ、体調が心配されていた塩見三省。2017年以降、徐々に俳優としての活動を再開している。

現代劇パート

近江佳代…榮倉奈々

戦時中の物語が視聴者にとって遠いものとなってしまわないように、ドラマ版「この世界の片隅に」では「ナビゲーター」的な存在として現代を生きるキャラクター・近江佳代を登場させることに。

2018年夏に東京から呉へとやってきた佳代は、「北條」と書かれた表札を掲げる古民家へと入っていき、時空を超える旅に誘われることに…。東京での暮らしに疲れ、呉で新しい生活を始めようと考えている。

榮倉奈々はNHK朝ドラ「瞳」でヒロイン役を務め、映画「余命1ヶ月の花嫁」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2016年に俳優・賀来賢人と結婚し、翌年第一子を出産している。

江口浩輔…古舘佑太郎

現代劇パートのもう一人の登場人物で、佳代の恋人。佳代とともに呉を訪れる青年。

古舘佑太郎は、あの古舘伊知郎の長男。NHK朝ドラ「ひよっこ」では近所の和菓子屋の息子役を演じるなど俳優として活動するほか、音楽活動も行なっている。

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