NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」で、パイロット志望の舞が入学することになる「航空学校 宮崎本校」。
キャンパスのイメージ映像の一部に本物の「航空大学校 宮崎本校」の空撮映像が使われているほか、校舎イメージ映像(外観)として「大阪公立大学工業高等専門学校」の校舎が撮影に使われています。
この記事では、ロケ地となっている大阪公立大学工業高等専門学校についてまとめるほか、航空学校編に登場する主なロケ地もまとめます。
モデルは「航空大学校」
劇中に登場する航空学校は、実在するパイロットの教育機関「航空大学校」がモデル。エアライン・パイロットの約4割が航空大学校出身とされる名門です。2年間にわたる全寮制での生活の中、パイロットになるための厳しい訓練、教育が行われます。
航空大学校は宮崎本校、帯広分校、仙台分校という3つのキャンパスを持ちます。入学後、まず宮崎で学科課程(5ヶ月間)、続いて帯広でフライト課程(6ヶ月間)、一度宮崎に戻り本格的な技量訓練(6ヶ月間)、そして最後に仙台でより高度な多発機操縦、計器飛行などの実践的訓練課程が行われます。
「舞いあがれ!」でもこの航空大学校の教育フローを踏襲し、宮崎、帯広、仙台での訓練の過程が描かれていきそうです。
宮崎本校 校舎外観のロケ地は「大阪公立大学工業高等専門学校」
11月21日(月)放送の第36回では、舞が航空学校の試験に合格し、晴れて入学の日を迎える様子が描かれています。
意気揚々と航空学校 宮崎本校の校門をくぐった舞でしたが、面接時に嫌味な言葉を投げかけられた候補生・柏木弘明(目黒蓮)にいきなり遭遇し、出鼻をくじかれてしまいます。
青い空と南国らしい大きなソテツ(?)の木、そして歴史を感じる校舎…。航空学校 宮崎本校の校舎は、実在する航空大学校 宮崎本校のイメージと似ていますが、外観の撮影は大阪府寝屋川市にある「大阪公立大学工業高等専門学校」の校舎が用いられています。
▼昭和38年の創立以来、機械、電気、化学、土木など工学の実践的な専門教育が行われてきた大阪公立大学工業高等専門学校。舞と柏木弘明が再会したのはこの校門付近でした。
▼こちらはモデルとなっている航空大学校 宮崎本校(宮崎県宮崎市)の校門からの眺め。ドラマの風景と似ていますね。宮崎空港に隣接した場所にあります。
▼「舞いあがれ!」第36回放送では、航空大学校 宮崎本校の裏手にある同校の飛行機格納庫の空撮映像も挿入されていました。
夕陽を浴びる航空大学校宮崎本校の格納庫 pic.twitter.com/CTq7H6mDCe
— そらふら (@skyflyairjapan) August 18, 2020
フライト訓練 「とかち帯広空港」「帯広分校」「十勝ヒルズ」もロケ地に
【制服姿 初公開!】
— 朝ドラ「舞いあがれ!」 (@asadora_bk_nhk) September 14, 2022
北海道帯広で撮影された「航空学校編」のみなさんです。
左から #目黒蓮 さん(#SnowMan)#濱正悟 さん #山崎紘菜 さん #福原遥 さん #醍醐虎汰朗 さん #佐野弘樹 さんです。
出演者のソロ写真とコメントは、SNSで順次公開します。#朝ドラ #舞いあがれ #10月3日放送開始 pic.twitter.com/5jXXz5lpai
宮崎での教育課程をクリアした舞と仲間たちは、次のステップである帯広分校へと向かい、フライト訓練の課程に入ります。こちらのシーンは実際に「とかち帯広空港」と、同敷地に併設された「航空大学校 帯広分校」で撮影が行われたようです。予告映像では帯広分校の飛行機格納庫のシーンも見られました。
劇中では帯広空港を拠点に北海道の各空港を巡る「野外航法」の実習の様子なども描かれるそうなので、広大な十勝平野の美しい風景や迫力のフライトシーンなども期待できそうです。帯広が舞台の朝ドラは「なつぞら」以来ですね。
※帯広編の終盤では、舞がある人物と一緒に帯広の公園で一日を過ごすことになります(デート?)。この公園のシーンのロケ地は、北海道中川郡幕別町にある「十勝ヒルズ」で行われたようです。帯広郊外にある「十勝ヒルズ」は、季節の花が美しく咲く農園。レストランや農産物の販売などが行われています。ブルーサルビアが美しかったですね。