2023年3月4日（土）に初回放送されるNHKスペシャルのドラマ「南海トラフ 巨大地震」（前編・後編）に出演する俳優陣、主な出演者などをまとめます。
主演は、NHK夜ドラ「あなたのブツが、ここに」で高い評価を獲得した「NHKの秘蔵っ子」仁村紗和です。
東京、大阪、高知に住む「森澤家」が軸に
ドラマ「南海トラフ 巨大地震」は、東京、大阪、高知それぞれにわかれて住む「森澤家」を中心に、巨大地震に直面して右往左往する各地の人々の姿が描かれていきます。
東京で気象庁の大規模災害課に勤務する主人公・森澤あかり（仁村紗和）、東大阪で町工場を経営するあかりの兄の貴彦（松尾諭）と妻子、そして有事の際に大津波が予想される高知「潮波町」に暮らす両親の誠一郎（中原丈雄）と敦子（宮田圭子）ら森澤家の人たち。そして、地震対応の最前線にいる気象庁職員や、逃げ込んだ避難所で絶望的な気持ちに陥る被災者たち…。
NHK朝ドラなどでもおなじみの名優たちが、未曾有の災害に戸惑う人たちの姿をリアルに演じていきます。劇中には松尾諭演じる社長が経営する東大阪の町工場も登場し、どこか朝ドラ「舞いあがれ！」とも共通する世界観が描かれそうです。
以下、各地域ごとの登場人物、出演者をまとめます。
【東京】主な登場人物
主人公・森澤あかり（仁村紗和）
この物語の主人公。東京都心にある気象庁で大規模災害課の職員として働く。最初の巨大地震が発生すると、再度の地震発生への注意を呼び掛ける「臨時情報・巨大地震警戒」の発表を担当。国民に正しい災害情報を伝えるために奔走する。
▷仁村紗和（にむら・さわ）は、大阪府枚方市出身の28歳の俳優、モデル。NHK朝ドラ「おちょやん」や大河ドラマ「青天を衝け」への出演で注目されると、NHK夜ドラ「あなたのブツが、ここに」では主演に大抜擢。尼崎のやさぐれたシングルマザー役を見事に演じ、ドラマの大成功に貢献。今NHKが一押ししている俳優の一人。
あかりの上司・大迫秀雄（高橋克実）
気象庁大規模災害課の課長で、あかりの上司にあたる人物。巨大地震の危険性の事前警告に対しては消極的な立場。気象庁における自分の仕事に誇りを持っており、ついに発生してしまった南海トラフ巨大地震に対し全力で立ち向かう。
地震学者・鷲尾創平（平埜生成）
あかりの学生時代の先輩で、東応大学に所属し第一線で活躍している地震学者。最近多発している内陸地震やスロースリップ現象のデータから、事前に臨時情報を出すことをあかりに提案していた。南海トラフ発生後は、学者として冷静な対応を模索していく。
▷平埜生成（ひらの・きなり）は、東京都出身の30歳の俳優。劇団プレステージで数々の舞台に出演すると、ドラマ「正義のセ」「大豆田とわ子と三人の元夫」「カムカムエヴリバディ」などに出演。夜ドラ「あなたのブツが、ここに」では仁村紗和演じる亜子の元夫（クズ男）役を演じており、役柄を変えての再共演となる。
評価検討会 会長・保科（関秀人）
南海トラフ巨大地震に関するデータから対応を検討する有識者会合・地震評価検討会の会長。地震の発生メカニズムを分析し、南海トラフ地震臨時情報をマスコミの前で発表する。
日本国首相・宇佐美（鈴木保奈美）
日本国の首相。不安がつのる国民たちに被災情報と必要な備えを呼びかける。未曾有の災害を前に、強いリーダーシップが求められることに。
▷「東京ラブストーリー」など90年代に数々のドラマで主演し、日本のトップ女優として君臨した鈴木保奈美（56歳・東京都出身）。近年は「SUITS／スーツ」で織田裕二と再共演したことが話題になったほか、NHKドラマ「わろてんか」「主婦カツ!」「ひきこもり先生」などにも出演。子育てや離婚を経て新たな女優像を確立し始めている。
地震や津波の情報を伝えるアナウンサー（野島卓、鈴木理加、高松良誠）
南海トラフ地震が発生し、緊急の地震ニュース番組で津波情報を読み上げるアナウンサー。震災当日は野島卓、翌日は鈴木理加、3日目の放送は高松良誠が担当。
毎朝新聞の記者・仁藤（木内義一）
気象庁の会見で臨時情報を伝える保科会長に対し、半割れ発生の可能性を問いただす毎朝新聞の記者。
【大阪】主な登場人物
あかりの兄・森澤貴彦（松尾諭）
主人公・あかりの兄で、父から受け継いだ東大阪の町工場「森澤バネ工業」を経営している。確かな技術力を持つと自負しているものの、業績不振により会社の売却を決断。目前に迫る売却の件を誰にも言えずに苦しんでいた。妻と息子との三人暮らし。
▷今や名バイプレイヤーとして欠かせない存在になっている松尾諭（47歳・兵庫県尼崎市出身）。朝ドラ「ひよっこ」「わろてんか」「エール」で名脇役ぶりを見せ、現在放送中の「舞いあがれ！」ではヒロインの親友の父役を好演。自伝風エッセイ「拾われた男」がNHKでドラマ化されるなど、ますます存在感を増している。
貴彦の妻・森澤晴美（高野志穂）
貴彦の妻。地元のスーパーでパートタイマーで働いている。仕事に悩む夫の姿に気がついていながら何も出来ないもどかしさを抱えている。震災発生当日は、パート勤務の後に梅田で旧友と食事会をする約束をしていた。
▷高野志穂（たかの・しほ）は、東京都出身の43歳の俳優。夫は俳優の北村有起哉。2002年、ほとんど実績がない状態で朝ドラ「さくら」のヒロイン役に大抜擢されると、その後もNHKドラマ「赤ちゃんをさがせ」「理想の生活」「定年女子」などに出演。
森澤家の長男・森澤巧海（中須翔真）
貴彦と晴美の長男。小学5年生ながら災害時の備えを徹底するしっかり者で、恐竜が大好き。塾のテストでSクラスに上がることを目標に勉強を頑張っている。地震発生時は塾で授業を受けており…。
▷中須翔真（なかす・とうま）は、大阪府生まれの12歳の子役。朝ドラ「スカーレット」のヒロイン息子・川原武志役、「おちょやん」の天海一平役などで知られる。現在放送中の「舞いあがれ！」では、ヒロインの夫が営む古本屋の常連の子・広田大樹役を好演。NHK大阪製作の朝ドラでおなじみの子役となりつつある。
会社の名前、どないしよ？
— 朝ドラ｢舞いあがれ！｣ (@asadora_bk_nhk) March 3, 2023
アイデアをくれた大ちゃんと陽菜ちゃん。
ふたりの意見はいいヒントになりましたね😉
お昼の放送、もうすぐですー！#福原遥 #赤楚衛二 #中須翔真 #徳綱まゆ #朝ドラ #舞いあがれ pic.twitter.com/PNATdmKgNS
晴美の先輩・三上（久保田悠来）
晴美の学生時代の先輩。震災当日、晴美と久々に会う約束をしていた。5年前に妻を病気で亡くしている。
ベテランバネ職人・大野洋二（宇仁菅真）
森澤バネ工業で長年働くベテランのバネ職人。自分に相談せずに会社の売却を決めた社長に失望し、怒りをあらわにする。震災発生時は工場におり、倒れてきた機械に足を挟まれてしまう。
若手バネ職人・松山（上沢拓也）
森澤バネ工業の若手職人。ベテランの大野に教わりながらバネ製造の技術を地道に学んでいる。
晴美のスーパーの同僚・持田美佐子（楠見薫）
晴美が働くスーパー「つづく」のパート仲間のおばちゃん。晴美の良き話し相手。
塾の先生（湯浅崇）
巧海が通う塾の先生。
テレビリポーター・小田ゆりえ（本人役）
震災発生当日、森澤家のテレビで放送されていた朝の情報番組のリポーター。
気象キャスター・武田訓佳（本人役）
テレビで全国の気象情報を伝えるお天気キャスター。
【高知】主な登場人物
あかりの父・森澤誠一郎（中原丈雄）
あかりと貴彦の父で、「森澤バネ工業」の先代社長。今は仕事を引退をして故郷である高知の海沿いの町・潮波町で盆栽や野菜づくりに精を出す悠々自適の生活を送っている。津波の避難訓練にはあまり乗り気ではない。
▷中原丈雄（なかはら・たけお）は、熊本県出身の71歳の俳優。大河ドラマ「真田丸」の高梨内記役、朝ドラ「花子とアン」のヒロインの義父・村岡平祐役、「なつぞら」の阿川弥市郎役をはじめ名脇役として知られる。昨年の朝ドラ「ちむどんどん」では養豚場の経営者・猪野寛大役を演じコミカルな演技が好評に。
あかりの母・森澤敦子（宮田圭子）
あかりと貴彦の母。人当たりが良く、地域の人たちとのつながりも強い。突然の大地震にパニックに陥るが、被災中も常に周囲の人に気を使うなど優しい心の持ち主。
▷宮田圭子（みやた・けいこ）は、兵庫県神戸市出身の75歳の俳優。関西芸術座出身。朝ドラ「火の国に」（1976年）、「はっさい先生」（1987年）などで古くから名脇役として活躍。近年も朝ドラ「べっぴんさん」の女中役、「おちょやん」の芝居茶屋の大女将役などを好演。2023年のNHKドラマ「探偵ロマンス」では草刈正雄を相手に艷やかな演技を披露している。
潮波町役場職員・藤滝哲朗（三宅弘城）
高知の海辺の街・潮波町の役場に勤務する公務員。誠一郎夫婦とは喫茶店の常連仲間で顔見知り。「津波避難タワー」を使用した防災訓練を仕切るなど、町の人に防災意識を啓蒙している。高校生の娘・真夏がいる。
▷三宅弘城は、神奈川県横須賀市出身の55歳の俳優。人気劇団「ナイロン100℃」所属。朝ドラ「あさが来た」で番頭・亀助役を演じて注目を集めると、大河ドラマ「いだてん」ではピエール瀧の代役で足袋屋の主人・黒坂辛作役を好演。ほかに「ドン★キホーテ」「眩〜北斎の娘〜」「ぬけまいる〜女三人伊勢参り」「監察医 朝顔」など数々の人気作に出演。
哲朗の娘・藤滝真夏（尾碕真花）
町役場の職員・藤滝哲朗の娘。明るく朗らかで、人の世話をするのが大好きな女子高生。森澤老夫婦とも顔なじみで、震災発生時の森澤家のことも心配している。移住者であるサーファー・鬼塚のカフェに足繁く通っている。
▷尾碕真花（おさき・いちか）は、高知県高知市出身の22歳の俳優。アイドルグループ「X21」の元メンバー。「騎士竜戦隊リュウソウジャー」のヒロイン・アスナ / リュウソウピンク役のほか、「女の戦争〜バチェラー殺人事件〜」「卒業タイムリミット」「妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-」などに出演。昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では北条時政の娘・あき役を演じている。今回は故郷である高知の女子高生役を演じる。
移住者・鬼塚広海（青柳翔）
サーフィンをするために高知・潮波町に移住してきたサーファー。海沿いで今風のカフェを開業したものの、閑古鳥が鳴いている。常にクールな現実主義者であり、周囲から孤立してしまった避難所でも「3日で助けなんてくるわけが無い」と厳しい発言をする。
喫茶「朝凪」のマスター（伊能努）
森澤老夫婦が通う昔ながらの喫茶店「朝凪」のマスター。
森澤家のお隣さん・島崎夫婦（後藤基治、川本美由紀）
高知の森澤家のお隣さん・島崎夫婦。夫は車椅子であり、震災時の避難に不安を抱えている。
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※本ページの情報は2024年4月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
