2013年11月6日放送のNHK「歴史秘話ヒストリア」は、今なぜかアメリカの子どもたちに人気の「ジョン万次郎」について。名前はよく聞くけど、本人はどういう人か知らないという方も多いはずです。絶望の危機から開けた彼の壮大な人生は、現代の悩める日本人へのヒントが含まれているように思います。
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アメリカでの万次郎人気は一冊の児童文学から
今、アメリカの子どもたちに人気だという中濱萬次郎ことジョン万次郎。苦難を乗り越えて成し遂げた万次郎の人生が、アメリカの児童作家マーギー・プロイスにより伝記小説となり、子どもたちに愛されているとのこと。。その本の名前は「HEART of a SAMURAI(ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂)」。2011年に、優れた児童書に贈られる児童文学賞「ニューベリー賞」銀賞を獲得しました。
この受賞を機に「HEART of a SAMURAI」は学校での教材となり、現在アメリカの子どもたちの間で、彼の人生への共感が集まっています。
貧しい漁民がアメリカへ 偶然から開いた世界への扉
江戸時代末期の貧しい土佐の一漁民だった万次郎がなぜ世界に飛び出し、幕末の日本で国家を動かすような活躍をしたのか。漁船の遭難から絶海の孤島への漂流という絶望的状況の中で、逞しく前向きに生きた万次郎がつかんだ充実の人生を、「歴史秘話ヒストリア」では丹念に描いていました。
以下、長くなりますが三つの記事に渡って番組の内容をまとめました。彼の人生の中には、閉塞感漂う現代の日本人にとって勇気づけられる、参考になるエッセンスがたくさん詰まっていると思います。
番組内容まとめ記事はこちら →
・NHK歴史秘話ヒストリア「ジョン万次郎」まとめ① 絶海の孤島への漂流から、アメリカへ
・NHK歴史秘話ヒストリア「ジョン万次郎」まとめ② アメリカでの経験が万次郎の武器に 坂本龍馬にも影響
・NHK歴史秘話ヒストリア「ジョン万次郎」まとめ③ 開国を後押し、福沢諭吉らも教育
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・歴史秘話ヒストリア主題歌 オープニング・エンディング曲は「Kalafina」(カラフィナ)