NHK歴史秘話ヒストリア「ジョン万次郎」まとめ② アメリカでの経験が万次郎の武器に 坂本龍馬にも影響

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この記事は前の記事 → ” NHK歴史秘話ヒストリア「ジョン万次郎」まとめ① 絶海の孤島への漂流から、アメリカへ ” の続き、NHK「歴史秘話ヒストリア」の内容のまとめです。

アメリカに渡った万次郎はホイットフィールド船長の養子となり、一緒に暮らすことになります。そこでアメリカ文化を学ぶとともに、ホイットフィールドの支援により、英語から数学、測量、航海術など、当時のアメリカの最新の教育を受けます。

万次郎もそれに応え、学校で首席になるなどの頑張りを見せたようです。その成果として、万次郎は日本初の本格的な英会話テキスト「英米対話捷径」を書き上げています。

人種差別などを受けながらも、アメリカで充実した日々を送っていた万次郎。ホイットフィールドからは実の子供のように大切にされ、彼に恩義も感じていた万次郎でしたが、どこかで望郷の念(特に母に対し)を断ち切れずにいました。そんな折に船員仲間から「お前の国はとんでもない 困っている人間を助けない」と日本への怒りをぶつけられます。

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望郷の念、鎖国を強める母国

当時、アメリカの捕鯨船はしばしば日本に難破、漂着していました。しかし、鎖国政策を強める幕府による「異国船打払令」は外国船に厳しく当たり、こうした異国の漂流者は監獄に押し込められ食事すら与えられませんでした。これに対し、アメリカ国内でも反発の声が上がっていました。

ホイットフィールドに教えられた「隣人愛」の考え方にも後押しされ、万次郎は「船乗りたちが安心して仕事が出来るよう日本を開国させる」という決意を胸に、ついに帰国作戦を決行することになります。土佐で漁に出て漂流してから、実に10年の月日が流れていました。

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