【スカーレット】昭和28年・丸熊陶業の初任給1万円は破格?当時の給与水準、物価まとめ

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NHK連続テレビ小説「スカーレット」で、15歳の喜美子が就職を決めた丸熊陶業の初任給「1万円」の価値についてまとめます。

当時の給料の相場と比べてどうなのか、そして現在の物価感覚でいくらぐらいなのかなどをまとめます。

月給1万円!超高待遇に喜ぶ常治

昭和28年2月。中学卒業を控えた喜美子は、照子の口利きもあり丸熊陶業に就職が決まります。喜美子がもらえる月給(初任給)は1万円。これは、中学を出たばかりの女子、ましてや小さな町・信楽でもらえる給与としては破格であり、父・常治はすっかり浮かれてしまいます。

ところが、丸熊陶業に挨拶に行った喜美子は思わぬ事実を告げられて…。

昭和28年当時の給与水準は?

「戦後値段史年表」(朝日文庫)によれば、昭和28年当時の各職業の初任給(月給)は以下のようになっています。

国家公務員の初任給(大卒)…7,650円 ※昭和27年

小学校教員の初任給…5,850円 ※昭和27年

銀行の初任給(第一銀行水準)…6,000円

大卒エリートたちが就いた当時の公務員職や銀行職ですら1万円に満たない初任給だったことからも、丸熊陶業の初任給がいかに破格であるかがわかります。

令和現在の小学校教諭の初任給が20万円前後ですので、丸熊陶業の初任給は現在でいう34万円前後の感覚でしょうか。ホワイト企業ですね。

高度経済成長期、そして電気やガスが普及する直前の時期であり、丸熊陶業の主力商品である火鉢がいかに売れまくっていたかがわかります。

以下、余談になりますので参考程度にお読みください。

当時の物価、金銭感覚

参考までに、消費者物価指数や当時の物の値段などもまとめておきます。

明治33年を1.00とした消費者物価指数は、昭和28年は613.5。令和現在とほぼ同水準である平成15年の同消費者物価指数は3844.4であり、昭和28年の約6.3倍になっています。

つまり、喜美子が提示された丸熊陶業の初任給1万円は、消費者物価指数から単純計算で考えると現在の6万3000円ほどということになります。随分と安く感じますね。

ただし、当時は物の値段や需要供給バランス、そして生活スタイルなどが現在と違いすぎるので、単純に6万3000円が安いとは言えません。参考までに当時の物の値段を列挙してみます。

昭和28年の物の値段

・蕎麦(もり、かけ)…20円
・京都市電 乗車賃…13円
・銭湯入浴料(東京)…15円
・週刊誌…30円 ※昭和26年
・映画入場料…100円 ※昭和29年
・理髪料(東京・大人)…140円

・大学授業料(早大文科・一年分)…20,000円
・下宿料金(東京本郷・4〜6畳、3食付)…5,000円

物によってバラツキはありますが、おおよそ現在の20分の1〜30分の1程度の値段でしょうか。そう考えると、喜美子の初任給1万円=現在の20〜30万円であり、割としっくり来ます。

参考記事
【スカーレット】荒木荘の初給料1,000円 昭和28年当時の給料の相場、物価は?
【スカーレット】草間が建て替えた千円、常治が受け取らなかった20円 昭和22年の物価感覚、現在の価値は?

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