NHK連続テレビ小説「虎に翼」5月15日(水)放送の第33回では、花岡悟が可憐な婚約者を連れ立って上京するというまさかの展開に。
この記事では、花岡の婚約者・小高奈津子(おだか・なつこ)を演じた俳優・古畑奈和(ふるはた・なわ)について簡単にご紹介します。
花岡の婚約者・小高奈津子 同郷の佐賀出身
久保田先輩(小林涼子)の法廷デビューを見学しに東京地裁へと足を運んだ寅子(伊藤沙莉)、よね(土居志央梨)、轟(戸塚純貴)は、裁判所の階段付近で可憐な女性を連れた花岡(岩田剛典)と遭遇します。
見るからにその女性と仲睦まじそうに歩く花岡。三人の姿に気がついた花岡は、「こちら小高奈津子さん。僕の婚約者だ」。と言って奈津子(古畑奈和)を三人に紹介します。
花岡は佐賀地裁に赴任後、父の知り合いの紹介で奈津子と知り合い、生まれた場所が近いこともあってすぐに奈津子と意気投合。晴れて婚約に至り、東京地裁の先輩たちに婚約者を紹介しに来ていたようです。
【花岡の心変わりの理由は?】
寅子に想いを寄せていたはずの花岡が、なぜ奈津子とスピード婚をしたのか。その理由が第7週で明かされます。
花岡は、自分の結婚相手にはどうしても家庭に入って欲しいと考えていたらしく、晴れて弁護士になった寅子にそれを望むことは出来ないと考えたようです。やはり花岡は保守的な考えが根にあるようですね。
この伏線として第32回放送(5月14日)では、レストランデートの際に弁護士への熱い夢を語る寅子に対し、花岡が少し寂しそうな笑顔を見せるシーンが描かれています。この時に花岡は寅子との結婚を諦めたのではないかと思います。
▼花岡のまさかの婚約、久保田先輩の結婚妊娠と法廷デビュー…。一日のうちに色々とありすぎた寅子は、帰宅すると両親にお見合いのセッティングを懇願し…。
元SKE48メンバー・古畑奈和
花岡の婚約者・小高奈津子を演じているのは、愛知県出身の27歳の(元)アイドル、俳優、サックス奏者、歌手の古畑奈和(ふるはた・なお)です。
2011年に地元愛知を本拠地とするアイドルグループ・SKE48の第5期生オーディションに仮合格し、2012年に同グループに正式加入。2013年からはAKB48も兼任し、人気メンバーとして活動をしています。
中学時代から吹奏楽部でサックスの腕を磨き、得意のサックスをライブやイベントなどで披露することもしばしば。キャッチフレーズは「私と素敵な笑顔の交換をしませんか?ふんわりナチュラル、ちょっぴりドジな古畑奈和です」。
2022年にはSKE48を卒業し、現在は俳優やサックス奏者、歌手として幅広く活動。
俳優としては特に舞台への出演が目立ち、アイドル時代にミュージカル「AKB49〜恋愛禁止条例〜」(2015年・主演)、「花より男子 The Musical」(2016年)、「SKE48版 ハムレット」(2019年)などに出演。卒業後の近年も「朗読劇 私の頭の中の消しゴム 14th Letter」(2023年)、「アビリティイレブン」(2023年・主演)、「歌舞伎町シャーロック」(2024年)などに出演し、その演技力を磨いています。
地上波ドラマへの出演は「マジすか学園」シリーズなど、アイドルグループ時代のものがほとんど。
AKB48やSKE48出身者の中には朝ドラ出演をキッカケに羽ばたいた俳優も多く(「あさが来た」「スカーレット」大島優子、「まんぷく」「エール」松井玲奈、「とと姉ちゃん」「カムカムエヴリバディ」川栄李奈など)、古畑奈和も今回の朝ドラデビューをキッカケに、俳優として注目度が上がっていくかもしれません。