「虎に翼」第7週 寅子が婚約、結婚へ 意外な結婚理由が物議を醸しそう?

※本ページのリンクには広告が含まれています。

NHK連続テレビ小説「虎に翼」第7週では、晴れて弁護士になった寅子がある人物と婚約をすることになります。

この記事では寅子が結婚を決意する経緯と、その意外な理由などをまとめます。第7週のあらすじとネタバレを含みますのでご注意ください。

スポンサーリンク

目次

花岡の結婚を知る寅子

1940年(昭和15年)10月。雲野法律事務所での修習期間を終えた寅子(伊藤沙莉)は晴れて弁護士資格を取得したものの、「女だから」という理由で依頼人から嫌がられ続け、なかなか法廷に立つことが出来ずにいました。

そんな折、一足早く日本初の女性弁護士として法廷デビューをすることになった久保田先輩(小林涼子)の晴れ姿を見学しに行った寅子、よね(土居志央梨)、轟(戸塚純貴)は、久保田が結婚と妊娠をしていたことを知り驚くことになります。※久保田が社会的信用を得やすい「既婚者」だったことが、一足早い法廷デビューにつながったようです。

さらに寅子は、淡い恋心を抱いていた花岡(岩田剛典)が同郷の可憐な女性・小高奈津子(古畑奈和)と婚約したという事実を知ると、自身の現状を顧みて大きな決断をすることになります。

【花岡の本心は?】
寅子に想いを寄せていたはずの花岡がなぜ「可憐な女性」と婚約したのか。その理由が第7週で明かされます。

花岡は、自分の結婚相手にはどうしても家庭に入って欲しいと考えていたようで、晴れて弁護士になった寅子にそれを望むことは出来ないと考え、別の女性との結婚を決断したようです。

この伏線として第32回放送(5月14日)では、レストランデートの際に弁護士への熱い夢を語る寅子に対し、花岡が少し寂しそうな笑顔を見せるシーンが登場しています。

社会的信用を得るために結婚がしたい!

久保田先輩や花岡の結婚に動揺した寅子は、家に帰るとはる(石田ゆり子)と直言(岡部たかし)に以下のように懇願することになります。

寅子「私のお見合い相手を探してきていただけないでしょうか?」

はる・直言「はあ!?」

寅子「立派な弁護士になるために、社会的な信頼度、地位を上げる手段として、私は結婚がしたいんです…。お願いします!」

すでに27歳になっていた寅子は、当時としては晩婚に差し掛かる年齢。

おまけに結婚後も弁護士を続けるという条件ではなかなか良い見合い相手は見つかりそうになく、寅子はもはや誰でもいいから早くお見合いをしたい!という心境になっているようです。

NHK番組・最新回と過去回の見逃しは、お得な U-NEXT 無料トライアル利用がオススメ。U-NEXTのトライアル申し込み特典(=1000円分のポイント)を投入すれば、NHKオンデマンド・見放題コース(月額990円)を最大一ヶ月間お試しで楽しめます。
※本ページの情報は2024年4月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

優三が立候補 寅子にプロポーズ

寅子の見合い相手がなかなか見つからない中、意外な人物が寅子の夫候補として立候補することになります。

猪爪家を出て直言の工場で働き始めていた元書生の佐田優三(仲野太賀)が、直言から見合いの件を聞くと、寅子にプロポーズをすることになるのです。

優三「見合い…というか、社会的地位を得るための結婚相手、僕じゃ駄目でしょうか?」

寅子「つまり、それは優三さんも社会的地位が欲しいと?」

優三「!!…はい、そうです。独り身でいる風当たりの強さは男女ともに同じですから!」

寅子「(この手があったか…!)」

多くの視聴者はすでに気がついていると思いますが、もちろん優三は「社会的地位が欲しいから」寅子にプロポーズしたわけではありません。

優三は直言から寅子の見合いの件を知り「当たって砕けろ」の精神で寅子に長年の思いをぶつけたわけですが、優三の本心をこの時の寅子は知る由もありません。

信頼を置く優三からのまさかのオファーに「願ってもない話」だと感じた寅子は、優三との結婚を決断(優三を信頼する両親は驚きつつも結婚を大歓迎)。間もなく寅子は初めて裁判を任されることになるとともに、優三と新婚生活を開始させ…。

【納得できない山田よね】
優三と婚約したことで社会的信用を得たのか、すぐに法廷デビューを果たすことになる寅子。「紙切れ一枚でこんなに状況がよくなるなんて」と嬉しそうに語る寅子に対し、山田よねは当然ながら納得が出来ません。
「虎に翼」名物の寅子vsよねのバトルが第7週以降も見られそうですね。

▼史実を参考に書かれた伝記風小説「裁判官 三淵嘉子の生涯」では、書生の和田芳夫と三淵嘉子の馴れ初め、結婚の経緯や結婚後の生活が詳細に描かれています。多少の脚色はあるかと思いますが、ドラマとは少し違う二人のラブストーリー、映画デートの様子などは読んでいてホノボノとします。

著:伊多波碧
¥829 (2024/05/10 14:00時点 | Amazon調べ)

物議を醸しそう?朝ドラでは異例の打算的「政略結婚」

ドラマの序盤から寅子と優三は兄妹のような親友のような仲睦まじい関係性を見せていましたので、いずれ二人が結ばれると予想していた視聴者も多かったかと思います。

その予想は一応は的中したものの、二人は純愛ではなく、打算的とも思える「政略結婚」のような形で結ばれることになります。もちろん寅子が優三を深く信頼していたからこその結婚の決断だとは思われますが、「願ってもない話」だと感じて結婚に飛びつくヒロインというのは、朝ドラでは極めて珍しいでしょう。

この結婚の経緯自体は少々物議を醸すものになるかも知れませんが(とはいえ戦前は恋愛感情抜きのお見合い結婚は当たり前)、寅子は結婚後に優三の真心に触れ、愛情とは何かを知っていくことになりそうです。このあたりの描写は、バランス感覚に優れる脚本家・吉田恵里香氏の手腕が存分に発揮されそうです。

寅子のモデルである三淵嘉子は、父の中学校時代からの親友の縁者だった香川県出身の書生・和田芳夫と27歳(28歳?)の時に結婚をしています。

二人の馴れ初めなど結婚の経緯は不明ですが、長年同じ家で暮らした嘉子と芳夫は気心が知れた間柄であり、嘉子の両親は努力家で優しい芳夫のことがお気に入りだったようです。両親が二人の結婚を期待しつつ微笑ましく見守り、いつしか嘉子と芳夫がその気になってゴールイン…。そんな姿が想像できます。

【参考】近作朝ドラヒロインの結婚相手と結婚経緯 恋愛結婚が朝ドラの定番

▶「カムカムエヴリバディ」
初代ヒロイン 橘安子(上白石萌音)…地元の御曹司・雉眞稔(松村北斗)と恋愛結婚をするも稔は戦死。
2代目ヒロイン 雉眞るい(深津絵里)…トランペッター・大月錠一郎(オダギリジョー)と恋愛結婚。
3代目ヒロイン 大月ひなた(川栄李奈)…大部屋俳優の五十嵐文四郎(本郷奏多)と10年近く交際するも婚期を逃して破局。その後に初恋の人・ビリー(城田優)と再会し恋仲になったところで物語終了。

▶「ちむどんどん」比嘉暢子(黒島結菜)…少女時代に沖縄にやって来た幼なじみ・青柳和彦(宮沢氷魚)と大人になってから東京で再会、恋愛結婚。再会時、和彦には恋人がいた。

▶「舞いあがれ!」岩倉舞(福原遥)…隣の家の幼なじみ・梅津貴司(赤楚衛二)と恋愛結婚。

▶「らんまん」西村寿恵子(浜辺美波)…少女期に博覧会場で出会った植物学者の槙野万太郎(神木隆之介)と後に再会し、恋愛結婚。

▶「ブギウギ」福来スズ子(趣里)…青年・村山愛助(水上恒司)と熱愛するも、結婚を反対された末に愛助が早世。未婚の母に。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

シェアお願いします
URLをコピーする
URLをコピーしました!
目次
閉じる