「虎に翼」森次晃嗣(水沼貴族院議員役)と古谷敏(若島大臣役)が出演 「ウルトラマン」シリーズコンビ モロボシ・ダン役とスーツアクター

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NHK連続テレビ小説「虎に翼」第5週(4月29日〜)に「ウルトラマン」シリーズに出演したレジェンド俳優・森次晃嗣(もりつぐ・こうじ)と古谷敏(ふるや・びん)が出演することが判明しています。

この記事では、「ウルトラマン」コンビである二人が「虎に翼」で演じる役柄などについてまとめます。

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目次

「ウルトラマン」シリーズのレジェンド・森次晃嗣と古谷敏が出演

NHKが公表している第5週・第21回(4月29日放送)の出演予定者一覧の中に、特撮ドラマ「ウルトラセブン」(1967年〜)などで主演 モロボシ・ダン役(ウルトラセブンが地球上で人間として過ごすための仮の姿)を演じた俳優・森次晃嗣(81歳)の名前が登場。

また、同日の出演予定者一覧には特撮ドラマ「ウルトラマン」(1967年〜)でウルトラマンのスーツアクターとして出演し、「ウルトラセブン」(1967年〜)でもアマギ隊員役でレギュラー出演している古谷敏(80歳)の名前も登場しており、朝ドラで「ウルトラマン」コンビの共演が実現するかも知れません。

★4月29日(月)第21回放送の内容、出演予定者(NHK番組表より引用)

直言(岡部たかし)ら16人が贈収賄の容疑で逮捕された「共亜事件」は世間の注目を集め、寅子(伊藤沙莉)は大学に行けずにいた。そんな中、花岡(岩田剛典)と穂高(小林薫)が猪爪家にやってくる。穂高が直言の弁護を引き受けてくれることになり安どする寅子たち。逮捕から4か月後、予審が終了し、「罪を自白した」と書かれた新聞記事に戸惑う寅子たちの元に直言がようやく帰ってくる。

【作】吉田恵里香,【出演】伊藤沙莉,石田ゆり子,岡部たかし,仲野太賀,森田望智,上川周作,土居志央梨,桜井ユキ,平岩紙,ハ・ヨンス,戸塚純貴,岩田剛典,堀部圭亮,小須田康人,森次晃嗣,古谷敏,小林薫,【語り】尾野真千子,【音楽】森優太

この他にも、森次晃嗣は5月1日(水)、2日(木)、3日(金)などに出演予定。後述するように森次晃嗣が演じる貴族院議員・水沼淳三郎役は、「共亜事件」の真相に関わる重要な人物です。

▼お二人共80歳を超えましたがまだまだお元気。これまでの経歴を見る限り、朝ドラは共に初出演ではないかと思います。

森次晃嗣は貴族院議員・水沼淳三郎役、古谷敏は若島大臣役

第5週では、帝都銀行に勤める寅子の父・直言(岡部たかし)が政財界を巻き込む汚職事件「共亜事件」に関わったとして贈賄の疑いで拘束され、他に総勢16名の政財界関係者が検挙されるという大事件の顛末が描かれます。

4月26日(金)の第20回では、古谷敏が若島武吉男爵(若島商工大臣)役で登場。「共亜事件」で逮捕された現職の大臣役を演じています。

また、4月29日(月)の第21回では、森次晃嗣が貴族院議員・水沼淳三郎役で登場。水沼貴族院議員は、藤倉内閣総辞職を受けた新聞記事の中で「新内閣には国民が納得する政治を」と自説を語りますが、なぜか事件を担当している検察官の日和田(堀部圭亮)とつながっており怪しげです。

後に帝都新聞の新聞記者・竹中(高橋努)が語る所によれば、検察畑出身の水沼淳三郎は対立する藤倉内閣を総辞職させたいと考えており、「共亜事件」をでっち上げた可能性があるとのこと。

「ウルトラマン」コンビである森次晃嗣と古谷敏がいずれも政界の大物役で出演し、「共亜事件」に大きく関わる役柄を演じることになります。

※森次晃嗣が演じる貴族院議員・水沼淳三郎は、枢密院副議長の平沼騏一郎がモデル。平沼騏一郎は「共亜事件」のモデルである「帝人事件」を生み出した首謀者ともされ、時の斎藤内閣を倒すために嘘の贈収賄事件をでっち上げた張本人とされます。

※また、古谷敏が演じた若島武吉商工大臣は、「帝人事件」で逮捕された16人の一人である中島久万吉商工大臣がモデルと考えられます。中島久万吉商工大臣は「帝人事件」に関与したことや、当時主流だった皇国史観に反する「足利尊氏論」を唱えた(後醍醐天皇に背いた足利尊氏の功績を再評価する論文を発表した)ことを追求され商工大臣を辞任しています。

▼「もうすぐ!虎に翼」から画面をキャプチャ。「共亜事件」で検挙された16名には、帝都銀行の猪爪直言(最下段右から2番目)、高井理事(最下段右から3番目)のほか、現職の若島大臣(最上段右から2番目?)などが含まれます。

虎に翼「共亜事件」検挙者16名
虎に翼「共亜事件」検挙者16名

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