「虎に翼」弁護士・雲野六郎 後に寅子がお世話になる人情派の弁護士 塚地武雅は朝ドラ3作目の出演

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NHK連続テレビ小説「虎に翼」第5週では、塚地武雅演じる弁護士・雲野六郎が初登場しています。

この雲野六郎は後に寅子がお世話になる人物となりますので、その人物像などをまとめます。

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目次

共亜事件の弁護を担当 弁護士の雲野六郎

直言(岡部たかし)の証言から「共亜事件」における被疑者たちの無実を確信した弁護人の穂高教授(小林薫)は、寅子(伊藤沙莉)を法曹会館のラウンジへと連れ出します。

そこには「共亜事件」の被疑者の弁護を引き受けていた弁護士たちが集結しており、穂高教授は寅子を「我々の後に続く若者」として弁護士たちに紹介します。

大物政治家や官僚らを弁護するだけあって堅物が揃っているように見える弁護団ですが、その中に一人、一際気さくな弁護士がいました。

大蔵事務官の酒田氏の弁護を行っているというその男の名前は、雲野六郎(うんの・ろくろう)。雲野法律事務所の代表を務めている人物です。

寅子は強い結束を持つ弁護士団も味方につけ、直言の無罪の証明のために戦っていくことになります。

▼雲野六郎のモデルと思われる在野のリベラル派弁護士・海野晋吉は、戦前の思想弾圧事件「河合栄治郎事件」の裁判に関わっています。

後に寅子が修習生としてお世話に 人情派弁護士の雲野六郎

わざわざ人気芸人(俳優)の塚地武雅を起用したことからも、雲野六郎の出番はこれだけでは終わりません。

第7週では寅子は高等試験 司法科試験(現在の司法試験)に合格し、司法修習生として見習い社会人生活をスタートさせることになります。この時に修習生の寅子を受け入れてくれるのが、「共亜事件」を通じて知り合った弁護士の雲野六郎のようです。

寅子は雲野法律事務所のもとで実務を経験し、弁護士としての基礎を学んでいきます。この雲野法律事務所には女子部時代からの盟友である山田よね(土居志央梨)もお世話になるようなので、寅子とよねのツンデレ会話も再び楽しめそうですね。

寅子を預かることになる雲野六郎は、一般的な弁護士のようにシュッとしてはおらず、人当たりの良い庶民派のようです。特に弱き人や貧しい人を見ると助けずにはいられない性格のようで、タダ同然で依頼を引き受けては事務所に赤字をもたらしてしまう困った代表なんだとか。

目先のお金よりも人を守りたいという強い気持ちを持つ雲野。まさに寅子が目指す弁護士像に近い人物であり、寅子に大きな影響を与えていきそうです。

今や名俳優 「ドランクドラゴン」塚地武雅

雲野六郎を演じているのは、今や俳優としてすっかりおなじみの顔となった芸人・塚地武雅(つかじ・むが)。

大阪府阪南市出身の52歳で、鈴木拓と組むお笑いコンビ「ドランクドラゴン」はキャラクターコントなどで広く人気となっています。

コントで見せていた憑依型の演技が注目を集めるようになると、2006年の映画「間宮兄弟」では佐々木蔵之介とともに主演を務めて日本アカデミー賞新人俳優賞など各賞を受賞。

その後も映画「ハンサム★スーツ」「くろねこルーシー」で主演を務めたほか、芦屋雁之助の後を継いだドラマ「裸の大将(21世紀版)」では主演・山下清役に大抜擢されるなど、俳優としての地位を確立しています。

近年も「緊急取調室」「ハケンの品格」「アトムの童」など多数人気ドラマ、映画に出演し、芸人と俳優の二足のわらじを履き続けている塚地武雅。

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)は2015年の「まれ」(主演・土屋太鳳)でヒロインの親友の父親・寺岡真人役で初出演を果たすと、2021年の「おちょやん」(主演・杉咲花)では漫才師・花車当郎役で出演。浪花千栄子と名コンビを組んだことで知られる花菱アチャコをモチーフとしたキャラクターを好演しています。

「虎に翼」が通算3作目の朝ドラ出演となりますが、いずれもレギュラー出演であり、物語上重要な役柄ばかり。今作でも日本初の女性弁護士を目指すヒロイン・寅子を支え、導いていく重要な役柄を演じてくれそうです。

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