日曜劇場「VIVANT」第6話で「過激な制裁シーン」の注意喚起テロップ どんなシーンだった?

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2023年8月20日(日)に放送されたTBS系日曜劇場「VIVANT」第6話の冒頭では、「一部過激な制裁シーンがありますのでご注意ください」という注意をうながすテロップが流れています。

第6話で具体的にどのような「過激な制裁シーン」があったのか、そしてなぜこのテロップが出されたのかという経緯などを推測してみます。

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目次

第6話冒頭の注意喚起テロップの全文

「VIVANT」第6話の冒頭で流れた注意喚起のテロップ全文は以下の通り。テロップは真っ黒な画面に白地で書かれ、ドラマ冒頭に約5秒間表示されています。

本日の日曜劇場「VIVANT」には
一部過激な制裁シーンがありますので
視聴にはご注意ください

この表示を受けて、いったいどんな恐ろしいシーンが登場するのか身構えた視聴者も多かったと思いますが、少なくとも第6話に関してはそこまで過激な描写もなかったように思います。

第6話で「過激な制裁シーン」に相当すると思われるのは、以下の場面でしょう。

第6話の「過激な制裁シーン」とは?

第6話で「過激な制裁シーン」と思われる描写があったのは、ドラマ開始1分ほどで始まった謎のテロ組織・テント」の会議シーンでしょう。

主人公・乃木憂助(堺雅人)の生き別れの父と目されるノゴーン・ベキ(役所広司)が率いるテロ組織・テント。

乃木家の家紋が掲げられたテントの幹部会議では、テントの集金に貢献した事案(丸菱商事の誤送金案件など)が報告されるとともに、ブラジル・マテウス社からの誤送金による収益を着服したテント幹部・ギリアムが断罪される場面が描かれています。その中で、以下のような「過激なシーン」が登場しています。

・ベキからギリアムに送られた「贈呈品」の木箱の中身。着服がバレていないと思ったギリアムは褒美の品だと思って箱を開封するが、中に入っていたのは着服を共謀したクーダン中央銀行 エンゾ・パウロの切断された耳と手首だった。

・私利私欲に走るギリアムの行動を嘆いたノゴーン・ベキは、おもむろに立ち上がると日本刀を抜刀。そのままギリアムを斬りつけ、会議室に血しぶきが舞った(※背後にはプロジェクターの映像が映し出されており、処刑シーンはシルエット映像だった)。

第6話でその他に「過激」(というか生々しい)と思われたシーンといえば、

①ダルバン共和国のテロに遭遇した少女が遺体や瓦礫が散乱する中で「ママー」と泣き叫ぶシーン
②天才ハッカーの太田梨歩(飯沼愛)が乃木と黒須(松坂桃李)を疑ってナイフを自らの喉元に突きつけたシーン

くらいでしょうか。正直、テロップに身構えたものの肩透かしを食らった視聴者も多かったと思います。

前週までの過激なシーンを考慮か

以下は推測になりますが、第6話での注意喚起テロップの登場は前週までの放送内容を受けてのものだと思われます。

過去の回では、第6話以上に過激と思われるシーンがたびたび登場しています。

第1話では、アマン建設のザイールが爆弾もろとも自爆したシーン、ジャミーンの父・アディエルが爆発に巻き込まれて血まみれとなり死亡したシーンなどが登場。※乃木、野崎、柚木がチンギスから逃走するために悪臭ただよう便槽に潜入するという食事中厳禁のシーンもありましたね(笑)。

また、第4話では乃木の同僚・山本(迫田孝也)が乃木と黒須により橋に吊るされるという衝撃のシーンが描かれています。※主人公が人を殺めるというのはかなりの衝撃でしたね。

そして第5話では、テント幹部のアリ(山中崇)の妻と二人の娘たちが監禁された上にアリ自供のための脅しの道具とされ、一人ずつ順番に蹴落とされて吊るされるというセンセーショナルなシーンなどが登場。

第5話のこのシーンは縄が首が締まらないように細工がしてあり、結局アリの家族は助かりましたが、何も知らずに見ていた視聴者にとってはトラウマのシーンになっています。

こうした際どいシーンが続いていたことから(おそらく抗議の電話もあったのではないでしょうか)、予防線を張る意味でも第6話の冒頭に注意喚起のテロップを流したものだと推測します。

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