朝ドラ「わろてんか」丸眼鏡の旅芸人・キース 演じる大野拓朗は「とと姉ちゃん」に出演

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NHK連続テレビ小説「わろてんか」に登場する芸人・キースについてまとめます。キースは後に「しゃべくり漫才」を開拓し、大阪の笑いに革命を起こしていく重要人物です。

あわせて、キースを演じている俳優・大野拓朗についてもまとめます。

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目次

丸メガネの芸人・キース

大野拓朗が演じる丸メガネ(伊達眼鏡)の男・キースは、「わろてんか」に登場する個性的な芸人の一人。(※本名は山村喜助)

旅芸人一座「福楽座」で育ったキースは、福楽座にもぐり込んでいる北村藤吉(松坂桃李)や同じく一座に所属する女芸人・秦野リリコ(広瀬アリス)とともに、芸と旅とを繰り返す日々を過ごしています。

※キースの幼少期は「まえだまえだ」の前田旺志郎が演じます。

キースは頭の回転も早く機知に富み、海外の文化に精通するなどインテリな部分を持ちます。また、何かとトラブルを巻き起こし周囲を困らせてしまう(本人に悪意はまったくない)天然?な部分も持ち合わせ、何かと人騒がせで、ある意味で魅力的な男といえそうです。

後に「しゃべくり漫才」を開拓し、伝説の芸人に

そんなキースが芸人としての才能を一気に開花させていくのは、藤吉とてんが寄席経営を始めた後のことになりそう。

キースは俄(にわか=仁輪加)芸人のアサリ(前野朋哉)とコンビを組むと、旧態依然の状態にあった「万歳(まんざい)」を革新し、こんにちの漫才につながる「しゃべくり漫才」の芸風を開拓。大阪の「笑いの歴史」を塗り替える重要な人物になっていきます。

▼関連記事。キースのモデル芸人・横山エンタツは、それまでの「万歳」をまったく新しい「漫才」に生まれ変わらせた。
【わろてんか】キースのモデルは横山エンタツ(エンタツ・アチャコ) 「万歳」から「漫才」への革命

▼花菱アチャコ(左)と横山エンタツ(右)。画像はWikipediaより転載(パブリックドメイン)。

「とと姉ちゃん」の大野拓朗

▼今回のキース役は、コミカルだった「とと姉ちゃん」の青柳清役よりもさらにコメディーセンスが求められる、難しいキャラクター。

「大阪の笑いを変えた伝説の芸人」という、極めて重要な役どころであるキース。それを演じる俳優・大野拓朗(28歳・東京都出身)にも大きな期待が集まります。

大野拓朗といえば、2016年の朝ドラ「とと姉ちゃん」でヒロイン・常子(高畑充希)の義理の叔父にあたる青柳清役を演じたことが記憶に新しいでしょう。

青柳清はナルシストで自慢話ばかりをしたがる、ちょっと鬱陶しい男。常子に構って欲しそうに近寄ってくる姿が印象的で、とと姉ちゃんの物語を盛り上げた一人といえます。

「ミスター立教」から俳優に

大野拓朗は、市立浦和高校時代に「ミスター・コンテスト」で三年連続で優勝すると、進学した立教大学(コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科卒)でも「ミスター立教」に選ばれるなど、若き日からそのルックスは注目を浴びていました。

2010年にホリプロが開催した「キャンパスター★H50withメンズノンノ」でグランプリを受賞すると、同年に映画『インシテミル7日間のデス・ゲーム』で俳優デビュー。以降、本格的に芸能活動をスタートさせています。

『黒執事』『LOVE理論』

その後も映画『LIAR GAME -再生-』(2012年・和田タツジ役)、『黒執事』(2014年・松宮高明役)、『セーラ服と機関銃 -卒業-』(2016年・祐次役)、『高台家の人々』(2016年・高台茂正役)などに出演。

ドラマも日本テレビ系『美咲ナンバーワン!!』(2011年・星田勇斗役)、テレビ東京系『三匹のおっさん~正義の味方見参~』(2014年・清田祐希役)、『LOVE理論』(2015年・今田聡役=主演)、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』(2015年・野村靖役)など、多数作品に出演しています。

2017年1月にはミュージカル『ロミオとジュリエット』の主役・ロミオ役を演じ、同年5月公開の映画『猫忍』では久世陽炎太役で映画初主演を果たしています。

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