【わろてんか】北村家家訓「始末・才覚・算用」その意味とは?

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NHK連続テレビ小説「わろてんか」11月21日(火)放送回で、ヒロイン・てんが北村家の家訓を復唱するシーンが登場しました。

この記事では、北村家の三つの家訓(始末・才覚・算用)が意味するところをまとめます。

セコい商売に激怒する啄子

寺ギンに多額の仲介料を取られ、なかなか利益をあげられない風鳥亭。

この様子を見た下足番の亀井(内場勝則)は、火鉢を置いて寄席を暑くし、客の回転をあげるなどのセコい手を提案します。本質を見誤ったこうした営業方針は客離れを引き起こし、集まりかけていた風鳥亭の信用はあっという間に消え失せてしまいます。

この顛末を聞いた御寮人さん・啄子(鈴木京香)は激怒。翌日から啄子は寄席に顔を出し、船場商人の商いのイロハを藤吉(松坂桃李)とてん(葵わかな)に叩き込んでいくことになります。

こうした流れの中で、かつて米問屋・北村屋に飾られていた「北村家家訓」(三つの言葉)が再び脚光を浴びることになるのです。

北村家家訓「始末・才覚・算用」

商家・北村家の家訓とは「始末・才覚・算用」を商いの極意とし、これを大切にすべしというもの。啄子は、てんにそれぞれの言葉が意味するところを問いただします。

啄子「始末!」
てん「無駄な出費をせず、使うべき時に生き銭を使うこと!」

啄子「才覚!」
てん「どこに商いの勝機があるかを見極め、誰もやっていないことをやること!」

啄子「算用!」
てん「金勘定やのうて、損して得取れいうことです!」

始末、才覚、算用の意味

「始末、才覚、算用」は大阪商人の合い言葉ともいえるもので、井原西鶴が「日本永代蔵」の中で商人の心得として説いたものとして知られます。

大辞林(三省堂)によれば「始末、才覚、算用」の意味はそれぞれ以下のようなもの。

【始末】 
①(物事の)しめくくりを付けること。片付けること。処理。
②無駄遣いしないこと。倹約すること。
③結果。主として悪い状態についていう。
④物事の始めから終わりまでの事情。事の次第。
【始末屋】倹約家。けちんぼう。

【才覚】(才学の転か)
①物事をなす際のすばやい頭の動き。機転。
②あれこれ苦心・工夫して金銭や物品を整えること。工面。算段。
③才知と学識。才学。

【算用】
①計算すること。勘定。また、算術。
②勘定を払うこと。精算すること。
③見積もりを立てること。予想。目算。

商売を行なうにあたり、

・無駄遣いをせずに倹約を心がけることは大切だが(始末)、ここぞというところではしっかりとお金を使い、しかるべき投資を行なうこと。

・常に学び、情報を収集し、商いのチャンスをしっかりと見つけ出すこと。なおかつ誰も気付かないような事柄にいち早く気が付く斬新な発想力を持ち、それを素早く行動に移す機転と度胸も必要(才覚)。

・目先の金勘定や計算ではなく、例え一時的に損をしても最終的に(長い目で見て)利益を出せるような算段、帳尻合わせを意識すること(算用)。

といったようなことが、北村家家訓の意味するところでしょうか。この教えを胸に、てんは「冷し飴」を大量に仕入れて独創的な販売方法を考え出すなど、少しずつ商人としての才覚を見せ始めるのです。

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