2021年7月2日に再び放送されるNHK「ドキュメント72時間 選〜眠らぬ都会の動物病院」の撮影場所、ロケ地となった東京・初台の「日本動物医療センター」についてまとめます。
24時間急患受付 老舗の動物病院
2021年7月2日の「ドキュメント72時間」のタイトルは「眠らぬ都会の動物病院」。
大都会のど真ん中で、24時間急患を受け付ける動物病院。多様な生き方をする人々が集まる東京ですから、各世帯のペットのあり方も多種多様です。せわしない東京の街で人々はペットに何を求め、逆に何を与えられているのか…。人間と動物の奥深い関係性が描かれていきます。
「眠らぬ都会の動物病院」の回の番組予告は以下の通り。※7年前の2014年に初回放送された名作回が再び放送されます。7年後の病院の姿も追加取材し、傑作選という形での放送となります。
7年前、生まれたあの子犬は今どうしているのか?舞台は、東京・初台にある、24時間急患を受ける老舗の動物病院。野良猫に襲われた犬、骨折したハムスター、交通事故にあった猫など、毎日100匹前後が運び込まれる。動物に寄り添う飼い主もさまざまで、認知症の犬を世話する主婦、23年間1匹の猫と暮らしてきた老人…。家族以上に強い絆で結ばれる、人と動物の物語。2014年の放送に「その後」を追加取材しました。
語り:冨永愛
東京・初台(幡ヶ谷)「日本動物医療センター」
▼2014年当時の「日本動物医療センター」外観。
「眠らぬ都会の動物病院」の回の撮影が行われたのは、東京都渋谷区本町6丁目にある老舗の動物病院「日本動物医療センター(JAMC)」。NHKの番組紹介文では「東京・初台」と言及されていますが、京王線の初台駅と幡ヶ谷駅との間(幡ヶ谷駅の方が近いと思います)、甲州街道からひとつ北側の水道道路(東京都道431号角筈和泉町線)沿いにあります。
日本動物医療センター(旧:動物総合病院)は、1969年(昭和44年)開業の歴史ある動物病院。開業時から宿直医を配置し、深夜の緊急診療を受け入れる24時間診療を開始すると、2004年頃からは24時間診療の先をいく「24時間看護」を導入。
同センターのGoogleレビューにも多数の声があがっていますが、愛するペットの緊急時の駆け込み場所として、多くの実績を誇っています。
「ドキュメント72時間」の取材が行われた翌年の2015年には、施設の充実化のための改装工事を実施。犬と猫の待合室・診察室・入院室を完全に分け、うさぎ専用の待合室・診察室・入院室も新設。 本館の前にはトリミング施設の「cocoe」が入る新館も新たに構えるなど、受診するペットのストレスを軽減し、よりユーザーのニーズに即した施設へと生まれ変わっています。
2021年現在、日本動物医療センターグループの本院には通常の診察や継続治療、手術に対応する「メディカルケアセンター」、予防医療や健康維持、健康診断に対応する「ウェルネスサロンcocoe」、24時間の救急診療・夜間救急の3部門があるほか、グループ病院がある沖縄県宮古島市を中心に保護犬・保護猫活動のサポートを行う「シェルタークリニック」もあります。
▼新しくなった「日本動物医療センター」の待合室。「ねこ・うさぎ」優先席が設けられるなど、ペットに配慮した空間に。
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