「ラストマン」第6話は散弾銃による「立てこもり事件」 長野県中野市の事件と偶然の一致

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2023年5月28日(日)に放送されたTBS系日曜劇場「ラストマン」第6話は、東京郊外の保養所で発生した立てこもり事件がテーマ。

この内容に対し、ちょうど3日前に発生した長野県中野市の「長野猟銃立てこもり事件」を重ねる人も多かったようです。ドラマの冒頭では立てこもり事件を扱うことを注意喚起(お断り)するテロップも流れましたので、その内容もまとめます。

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目次

会社社長が散弾銃で立てこもり事件

「ラストマン」第6話は、「KT警備保障」の社長・菊知岳大(高嶋政宏)が東京の青梅郊外に所有する自社保養所に立てこもる事件が発生。

菊知は散弾銃を武器に、一緒に保養所に宿泊していた妻の彩乃を人質に取ると、警察に現金10億円を要求。SNS上には妻の彩乃が室内で血を流して倒れているらしき写真をアップし、さらに娘も撃つと脅して警察に要求を突きつけています。

この事件を受けたFBI捜査官の皆実(福山雅治)は、昨日まで普通に仕事をしていた人物が突然家族を人質にとって立てこもる、という謎の行動に疑問を覚えることになります。

皆実はたった一人で丸腰のまま犯人が立てこもる保養所へと向かい…。

※「KT警備保障保養所」のシーンの撮影は、山梨県北杜市にある撮影スタジオ「VILLAGE 3 清里あいのはら」(旧清里高原ホテル)で撮影されています。

「長野猟銃立てこもり事件」とも類似点?

このドラマの内容を受けて、ちょうど放送の3日前の5月25日に長野県中野市で発生した「長野猟銃立てこもり事件」とドラマを重ね合わせる人も多かったようです。ネット上では「立てこもり事件とSIT、散弾銃とかタイムリーすぎる」「このタイミングで立てこもり事件とは…」などといった声が多く見られました。

「長野猟銃立てこもり事件」では、警察官と近所の女性の合計4人が死亡。猟銃で警察官を射殺した犯人が自宅に立てこもったことを受け、現地には警視庁捜査一課特殊犯捜査係(SIT)や神奈川県警察特殊部隊(SAT)が派遣されています。

以下のように、「ラストマン」で描かれる事件と「長野猟銃立てこもり事件」は共通点が多いですね。もちろん、撮影は事件が発生する以前に行われていますから、偶然の一致ということになります。

★ドラマと実際の事件の共通点

・散弾銃(猟銃)を持った犯人が家族を人質にして立てこもり
・裕福に暮らしていた経営者一族による事件
・特殊部隊が現場に駆けつける
・警察が電話で立てこもり中の犯人と交渉
・人質の人数がイマイチ把握できない
・途中で人質が解放(逃亡)
・犯行動機が不明瞭→後に判明。心に闇を抱えた「長男」の犯行

【ラストマンの内容・追記】当初は菊知が単独で起こした立てこもり事件だと思われましたが、その後にある人物が企てた菊知の娘・恵茉の誘拐事件が原因だったことが発覚。事件は「長野猟銃立てこもり事件」とはまったく異なる、思わぬ方向へと進んでいます。

ドラマ冒頭ではテロップ(注意喚起文)が流れる

凄惨な事件に日本中がショックを受ける中での放送とあり、ドラマ冒頭では事件を踏まえた上で以下のような「お断り文」が流されています。

本日の日曜劇場「ラストマン」は立てこもりのシーンが含まれております。ご懸念のある方は、視聴をお控えください。

また、第6話の最後には事件の犠牲者に対する言葉(お悔やみ文)も放送されています。

長野県の立てこもり事件でお亡くなりになたれた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます

「ラストマン」では第1話でも、岸田総理の手製爆弾襲撃未遂事件があった直後に「爆弾テロ」を扱う内容が放送されるという偶然の一致があったばかり。

それだけリアリティがある題材を扱っているとも言えますが、特に今回は被害者がいる事件だけに、慎重を期した上での第6話の放送となったようです。

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