NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の初代ヒロイン・橘安子が生まれ育つ岡山の朝丘町商店街(戦前)の撮影場所、ロケ地などをまとめます。
「東映太秦映画村」内の屋外セットに昭和の商店街が再現され、大正・昭和の岡山の風景が再現されていきます。
水田屋とうふ、荒物屋あかにし、映画館・銀馬館など、劇中に登場する店舗の建物もご紹介。
岡山中心部 昔ながらの「朝丘町商店街」
初代ヒロイン・橘安子(上白石萌音)の生家「御菓子司 たちばな」は、岡山駅と岡山城の中間付近に位置する賑やかな「朝丘町商店街」にあります。
「朝丘町商店街」は昭和初期の架空の商店街ですが、岡山駅と岡山城の間という県下屈指の繁華街に位置することなどから、400年余りの歴史を持つ「表町商店街」がモチーフのひとつになっているかも知れません。
「朝丘町商店街」には「たちばな」をはじめ、水田屋とうふ、荒物屋あかにし、本田米店、野菜青果八尾全、光陰寫眞館、スズキ電化、呉服太物の降田屋、まむし松藤、浮島時計店、うどんそば源八、パン屋シムラヤ、お茶屋短山園、大野雑貨店、鴨居商店など各種専門店が並び、日常生活に必要な物は大概手に入れることができます。
※浮島時計店は「べっぴんさん」、鴨居商店は「マッサン」へのオマージュか。
撮影場所は東映太秦映画村の屋外セット
昭和初期の賑やかな雰囲気が再現されている「朝丘町商店街」の町並みは、京都の東映太秦映画村内のオープンセット(江戸時代の町並みを再現したオープンセット)を利用して撮影されているようです。
事前告知番組「もうすぐ!カムカムエヴリバディ」のオフショット映像背後に「トリックアートの館」ののぼり旗が映り込んでいたことや、町並みや建物の形状などから東映太秦映画村での撮影に間違いないでしょう。
・「カムカムエヴリバディ」御菓子司「たちばな」モデルはある?和菓子作り指導は「吉乃屋 松原」
▼セットが組まれたのは、まさにこのストリート。突き当りの両替商・分銅屋の建物が、「ケチ兵衛」こと赤螺吉兵衛の店「荒物屋あかにし」に変身。
▼御菓子司「たちばな」は、右手前の小さな焦げ茶色の建物が建っているあたり。「たちばな」の左隣りは「浮島時計店」、右隣りは「お茶屋 短山園」、向かいの建物は「うどんそば源八」に変身。
▼親友・きぬの家「水田屋とうふ」はこの建物。「たちばな」の斜向い、武具刀剣・刀光堂の建物を昭和風にお化粧。
▼荒物屋「あかにし」の反対側突き当りの建物には、「鴨居商店」の看板が掲げられているのが映像から確認できています。その建物の右側には大きな太鼓橋「日本橋」が見えます。
▼尾上菊之助が演じるモモケンこと桃山剣之介が立っているのが、映画村内「日本橋」付近。
「桃山剣之介(ももやま けんのすけ)」役。#モモケン と呼んでください!
▼尾上菊之助さんからのコメントはこちらhttps://t.co/3IJCHfq4ck#朝ドラ #カムカムエヴリバディ #11月1日放送開始 pic.twitter.com/oqsWn2is9H
— 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」11/1~ (@asadora_bk_nhk) October 19, 2021
▼劇中に登場する映画館「銀馬館」の豪華な建物は、歌舞伎小屋「中村屋」の建物(正面入口ではなく側面側)が用いられています。※岡山・表町の少し南の天瀬可真町(千日前)には大正から昭和初期にかけて映画館が立ち並び、「金馬館」という名の映画館も存在していました。
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