NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第51回で放送された、るい、ジョー、トミー、ベリーによるダブルデート。到着した美しい海岸のロケ地、撮影場所についてまとめます。
屋内でのスタジオロケは多かった「るい編(大阪編)」ですが、この海岸のダブルデートのシーンは開放感満載。忘れられない名シーンとなっています。朝ドラ「まんぷく」のロケ地となった海岸と同じ場所で撮影されたようですね。
トミーの運転で海(旭海岸)へ 「吹上浜」で撮影
第51回の放送ではトミーの提案により、るい、ジョー、トミー、ベリーによるダブルデートが実現しています。
トミーが運転する派手なオープンカーが向かった先は、大阪からも近いと思われる美しい海岸。到着地には市営バスのバス停「旭海岸」(架空のバス停名)の文字が見えました。
オープニングクレジットの撮影協力「淡路島フィルムオフィス」「南あわじ市」のヒントを頼りに一致する風景を探したところ、兵庫県南あわじ市の「吹上浜」での撮影で間違いなさそうですね。
「吹上浜」は淡路島の南端近くにある砂浜の海岸で、対岸には四国・徳島方面が見える風光明媚な場所。近くには「国立淡路青少年交流の家」があります。朝ドラ「まんぷく」のオープニング映像や製塩所が設置された「泉大津の海の風景」のロケ地にもなっています。
▼車酔いしたジョーがうずくまっていたのはこの場所。吹上浜沿いの道路脇です。
▼るいとトミーが、昔懐かしい「プラッシー」らしき瓶ジュースを飲みながら語っていた階段。トミーはこの階段で、ジョーが戦災孤児であることをるいに語っています。
▼階段の裏側のこのスペースに、バス停(市営バス・旭海岸バス停)とレトロな自販機のセットが設置されていました。撮影用にわざわざ運び込んだのでしょうか。
▼トミーの粋な計らいにより、海岸に取り残されたジョーとるい。二人はこの場所で「On the Sunny Side of the Street」を歌い、心が通じ合っています。二人にとって忘れられない場所となりそうですね。
▼オープニングシーンで赤いオープンカーが疾走した海沿いの道。むき出しの岩の地形や消波ブロックの風景などから、県道76号線(南淡路水仙ライン)のこの場所で間違いなさそう。吹上浜からだいぶ東に行った、西福寺に近い海岸線です。
※この吹上浜での「ダブルデート」のシーンは、錠一郎とるいが近づく大きなキッカケとなる場所です。二人の甘酸っぱい恋物語とともに、そんな二人を温かく見守るトミーとベリーの姿も印象的。屋外ロケの開放感と相まって、ドラマの中でも忘れられない名シーンとなっています。