NHKドラマ10「群青領域」ボーカル・河西陽樹 俳優・柿澤勇人は「エール」にも出演した歌唱力の持ち主

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NHKドラマ10「群青領域」に登場する、バンド「Indigo AREA」のボーカリスト・河西陽樹(かさい・はるき)についてまとめます。

河西陽樹を演じているのは、朝ドラ「エール」にも出演した俳優・柿澤勇人(かきざわ・はやと)です。劇中で陽樹が歌う楽曲たちは、ドラマの世界観にとって非常に重要なもの。ミュージカル出身俳優・柿澤勇人の歌唱力が注目を集めそうです。

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ジュニの恋人 突然の脱退表明

河西陽樹は、絶大な人気を誇る5ピースバンド「Indigo AREA」のボーカルです。

「Indigo AREA」はもともとインストゥルメンタルバンドでしたが、メジャーデビューする際に陽樹が加入。陽樹の圧倒的な歌声に牽引されるように、バンドもスターダムにのし上がっています。

陽樹は同じく「Indigo AREA」の顔であるキーボーディスト・ジュニ(シム・ウンギョン)と交際していましたが、ハリウッドデビューを果たした女優・緋山恵(SUMIRE)と親密になると、突然バンドの脱退を表明。ジュニの心を大きく傷つけることになります。

恋人に裏切られ、さらにSNS上で壮大なバッシングを受けてしまったジュニは、音楽も何もかも捨てて海辺の町へと逃げ出してしまいます。

一方の陽樹は、芸能事務所社長の誘いのままに新たなチャンスを伺いますが、どこかで「Indigo AREA」を裏切った気持ちを抱えている様子も見られて…。

ミュージカル出身俳優・柿澤勇人

「群青領域」のドラマ内でも繰り返し披露されることになるであろう、ボーカル・河西陽樹の圧倒的な歌声。この難しい役柄に挑むのは、神奈川県出身の俳優・柿澤勇人(かきざわ・はやと)です。

少年時代からサッカーに熱中し、高校時代まではプロを目指していたという柿澤勇人。高校一年生時に劇団四季のミュージカルに出会って感銘を受けると、ショービジネスの世界へと進んでいます。もともと祖父の清元榮三郎が三味線奏者、曾祖父の清元志寿太夫が浄瑠璃の語り手(ともに人間国宝)という家系に育っており、厳しい芸の道へと進んだのも自然な流れだったのかも知れません。

2007年に難関を突破して劇団四季の研究所に入所すると、「人間になりたがった猫」「ライオンキング」「春のめざめ」などで主演を経験。2009年に劇団四季を退団した後もミュージカル「スリル・ミー」「スウィーニー・トッド」「ロミオ&ジュリエット(※主演)」「デスノート The Musical(※主演)」などの舞台に次々出演し、人気俳優として活躍していきます。

朝ドラ「エール」に出演 美声を披露

端正なルックスを武器に、2011年頃からはテレビドラマや映画などの映像作品にも次々出演しています。大河ドラマ「平清盛」(2012年)の以仁王(もちひとおう)役、「軍師官兵衛」の森蘭丸役、ドラマ「新・刑事吉永誠一」(2014年)の九条一馬役、「デザイナーベイビー」(2015年)の峠則孝役、映画「カイジ2」(2011年)の村上保役、「ひみつのアッコちゃん」のサトウ先生役など、印象的な役柄を多数演じています。

2020年には、作曲家・古関裕而をモデルにしたNHK連続テレビ小説「エール」に歌手・山藤太郎役で出演をしています。

この山藤太郎というキャラクターは、国民栄誉賞を受賞した歌手・藤山一郎がモデル。柿澤勇人演じる山藤太郎は、劇中で古関裕而の歴史的名曲「丘を越えて」「長崎の鐘」を美しく歌い上げており、持ち前の歌唱力が存分に発揮されています。

【追記】2022年には、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に3代目鎌倉殿・源実朝役で出演。詩歌を愛し、自身のセクシャリティに思い悩む繊細な将軍「実朝くん」を見事に演じ、柿澤勇人は俳優として大きな注目を集めています。

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