【まんぷく】大急百貨店のモデルは?「べっぴんさん」にも登場したデパート

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NHK連続テレビ小説「まんぷく」より。ついに完成した「まんぷくラーメン」が、大阪一のデパート「大急百貨店(だいきゅうひゃっかてん)」の店頭に並ぶことになります。

この記事では、「大急百貨店」のモデルとなっていると思われるデパートについてまとめます。「大急百貨店」は朝ドラ「べっぴんさん」にも登場しています。

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「大急百貨店」で発売

萬平が「まんぷくラーメン」を完成させると、金の匂いを嗅ぎつけた?世良(桐谷健太)がさっそく販売担当を買って出ることになります。

世良は得意のセールストークで大阪一のデパート「大急百貨店(だいきゅうひゃっかてん)」と交渉を行い、大急で「まんぷくラーメン」を取り扱ってもらえることになります。

いよいよ「まんぷくラーメン」発売日。客を呼び込むために大急百貨店の店頭に立った萬平、福子、鈴でしたが、なかなか試食してもらうこともできず、売上は伸びません。そこで福子はある秘策を思いつき…。

梅田の阪急百貨店がモデル

この「大急百貨店」は、関西の大手デパート「阪急百貨店」がモデルになっています。

1958年(昭和33年)6月、「チキンラーメン」を完成させた安藤百福氏は、大阪・梅田の阪急百貨店(現在のうめだ阪急=阪急百貨店うめだ本店)で500食分の試食販売を行っています。

この日の百福氏はいつもと違うスーツ姿。泉大津の製塩所で働いていた若者たち数人も応援に駆けつけて、「チキンラーメン」の実演販売が行われました。

見たこともない新しい商品、そして強気の価格設定に対し客は半信半疑でしたが、実演販売が食欲と好奇心を掻き立てたのか、用意した500食分はあっという間に完売したそうです。

大急百貨店は「べっぴんさん」にも登場

阪急百貨店は1929年(昭和4年)、阪急東宝グループの創始者・小林一三の主導により、日本初(諸説あり)の鉄道会社直営のターミナルデパートとして大阪・梅田で産声を上げています。

2016年放送のNHK朝ドラ「べっぴんさん」劇中でも、阪急百貨店をモデルにした大阪の架空のデパート「大急百貨店」が登場しています。ヒロインらが立ち上げたアパレル企業「キアリス」は、大急内に直営店「大急・キアリス支店」をオープンさせています。

※「キアリス」のモデル企業「ファミリア」は、1951年(昭和26年)に大阪・梅田の阪急百貨店に第一号の直営店を開業。これが「大急・キアリス支店」のモデルとなっています。

「まんぷくラーメン」が売り出された1958年当時、(時系列的には)大急百貨店内に「大急・キアリス支店」が存在していることになります。もしかしたら「まんぷく」劇中において、「キアリス」の店舗の存在が示唆されるかも知れませんね。

▼「べっぴんさん」ヒロインモデル・坂野惇子氏も、安藤百福氏と同じく戦後の関西で大きな成功を収めた同時代の起業家。梅田の阪急百貨店では「ファミリア」の商品も「チキンラーメン」も取り扱ったわけで、やはり阪急は時代の先端をゆくデパートだったのでしょう。

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